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PC作成日記2020_エンコード環境確認

2020-01-18 11:13:28 | パソコン
Win10にしたこととTMPEGEncというエンコードソフトのバージョンを「TMPGEnc Video Mastering Works 7」にしたこと更にCPUなどのハードが変わった関係でこちらもいろいろと検証が必要です。

●環境
 ・OS:Windows10
 ・CPU:i9-9900k (GPU:Intel Media SDL Hardware)
 ・マザーボード:ASUS「ROG STRIX Z390-F GAMING」 
 ・メモリ:64GB搭載(DDR4-3600(16GB)×4枚)
 ・エンコードソフト:TMPGEnc Video Mastering Works 7
 ・編集ソフト:AobePremierePro(CS6)

●気が付いたこと
1.TMPGEnc のDVD用MPEG2エンコードの2パスVBRの「最低ビットレート」指定がなくなりました。(品質固定の1パスVBRにはある)


2.CPU内のGPUを演算処理で使える
 今まではNVIDIAのグラフィックボードのGPUを使ってました(最初だけ)が、処理が早くてきれいなエンコード結果が出るのであれば使いたいですね。

●検証
1.エンコード処理時間
 先日のブログにも若干書きましたがあらためて。
 今回1:04(64分)のコンサートを撮影した動画を編集しました。
 このデータで検証。

(1)AdobePremiereProCS6のレンダリング
  内容はカット編集、カラーバランス調整、明るさコントラスト調整が加えてあるProjectです。
  これをH.264コーディックでCBR指定でHDファイルに書き出しました。

  処理時間「56分」 でした。実時間「64分」を切りました。

  レンダリング中、CPUは100%継続。
  でも、CPU温度は50度前後止まりでした。
    
  CPU FANはMAXにはなりませんでした。
  そこそこ空冷でも大丈夫の様です。
   

(2)Premiereで出力したHDファイルをTMPEGEncでMPEG2にエンコード
 ●処理スピード
  ソフトエンコード:41分(2パスVBR指定)
  GPUエンコード:21分
 しかし、よく確認するとソフトエンコは2パスVBR指定で走らせましたが、そのままハードエンコードに変更したら、2パスVBRは使えず勝手に1パスになっていました。
  GPU指定でも2パスの半分ですから速度にほとんど差は無いようです。
  ちなみに、I7-2600Kの旧PCでのソフトエンコ(2パスVBR)は 「110分」 かかりました。
  その差、歴然です。

  更に出力された動画の画質を確認すると、1パスか2パスの違いだけでビットレートなどはおなじ設定なのに、なぜかハードエンコードはファイルサイズが半部程度で画質もとても汚いです。
  ちょっと使えそうに無いです。

  ソフトエンコードの「品質固定」という設定でも試しました。
  こちらもGPUによるハードエンコード同様、1パスVBRとなり、処理時間もハードとほぼ同じく21分
  画質はソフトエンコードの2パスVBRとほとんど同じ品質でした。
  ただ、2時間とかの長編物になった場合に2パスと1パスの違いが出てくるのではないかと思います。(当然2パスの方が良いとおもいます)
  試しエンコードの際には時間短縮できていいですね。
  用途によって使い分けできそうです。

 結論:今までどおり出荷ファイルはソフトエンコードでの2パスVBR指定が良い

(3)その他
  Premiereでのメモリーの使用状況は36GB使用されていました。
  今回の新PCは64GB積んだので何の問題もありませんが、旧PCでは32GBしか積めなかったのですが、Premiereには使用メモリ量の上限を設定できるためソフト側で制御できます。
  先日、以前の2時間越えの編集のもので確認した際には48GBくらいメモリを消費していました。
  やっぱり、64GB積んでおいて良かったです。

また、懸案事項だった、AobePremierePro(CS6)のWindows10での使用に関して今のところ特段異常は起きていません。

このあとのブルーレイとDVD用のオーサリング処理も確認します。
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