(1)小池都知事が都民ファーストを掲げるのは当たり前のことだが、東京一極集中との関係はどういうことになるのだろうか。
まさか都知事がもう東京は生活機能不全の許容量(capacity)を超えているのでぜひ東京に来ないでほしいと言えずに(それぐらいのことを言ってもいい状況だが)、首都として国政の中核機能が集中して、経済、金融の中枢でもあり、文化、社会の中心として財源も潤沢で、今さら都民ファーストでもない気がする。
(2)国際的に見ても、米国は政治はワシントン、経済、文化、社会はニューヨークと分離(separation)されて機能が拡散されており、新しい国家像、国づくりでは政治と経済、文化、社会の中心軸は切り離すのが基本的な方法論(methodology)だ。
日本でも東京一極集中、地方過疎化が顕著になってきてへい害影響が問題化した頃に、首都機能を地方に移転する話、構想、候補地も語られたことがあったが、立ち消えになっている。
(3)最近では国の機関の一省庁を地方に移す実験も試みられているが、実験の結果からは東京の国政中核機能との時間的、距離的、決済的、判断的ロスから地方移転に消極的な意見が大勢を占めている。
東京一極集中、地方過疎拡大、格差社会の日本で小池都知事が掲げる都民ファーストの理念がよく伝わらないが、トランプ大統領が米国ファーストを掲げて保護主義を前面に掲げて話題、注目を集めたその話題性、関心中心のもののようにも映る。
(4)小池都知事の都民ファーストは、築地市場の豊洲移転問題で就任前に方針が決まっていて移転直前になって豊洲市場の安全性が問題となって、都民の食の安全を守る立場からこれにストップをかけて安全性を再点検するということにあらわれた。
しかし現行の築地市場でも基準を大きく上回る有害物質が検出されて安全性に問題があきらかになって、それでも豊洲市場移転問題の判断を遅らせて、つまりは自らの地域政党の都民ファーストの会で政治進出を狙う夏の都議選の争点として判断を先送りしているとしか捉えられない。重要政治問題を政局化している。
(5)小池都知事は豊洲市場問題を就任前の決定にかかわった戦犯探しに終始して、肝心の都民の食の安全を守る都民ファーストの理念、判断がなおざりにされているという矛盾も露呈している。
小池都知事がこれほど注目を集めているのは、自民党の推薦を断わってひとり都知事選に出馬して自民、公明党推薦の有力候補者を破って当選して、その後も自民党と対決姿勢を示している心意気だ。
(6)夏の都議選では自らの都民ファーストの会の支持勢力には「自民党は入っていない」(報道インタビュー)と明言して対決姿勢を鮮明にした。
今の自民党1強のやりたい放題のタガが緩んだ政局で、小池都知事の都民ファーストの会が都議選で自民党と対決して圧勝、圧倒することが唯一のそして必要な待望する政治的意味、役割である。政治を変えたい。(we want to change the politics)
まさか都知事がもう東京は生活機能不全の許容量(capacity)を超えているのでぜひ東京に来ないでほしいと言えずに(それぐらいのことを言ってもいい状況だが)、首都として国政の中核機能が集中して、経済、金融の中枢でもあり、文化、社会の中心として財源も潤沢で、今さら都民ファーストでもない気がする。
(2)国際的に見ても、米国は政治はワシントン、経済、文化、社会はニューヨークと分離(separation)されて機能が拡散されており、新しい国家像、国づくりでは政治と経済、文化、社会の中心軸は切り離すのが基本的な方法論(methodology)だ。
日本でも東京一極集中、地方過疎化が顕著になってきてへい害影響が問題化した頃に、首都機能を地方に移転する話、構想、候補地も語られたことがあったが、立ち消えになっている。
(3)最近では国の機関の一省庁を地方に移す実験も試みられているが、実験の結果からは東京の国政中核機能との時間的、距離的、決済的、判断的ロスから地方移転に消極的な意見が大勢を占めている。
東京一極集中、地方過疎拡大、格差社会の日本で小池都知事が掲げる都民ファーストの理念がよく伝わらないが、トランプ大統領が米国ファーストを掲げて保護主義を前面に掲げて話題、注目を集めたその話題性、関心中心のもののようにも映る。
(4)小池都知事の都民ファーストは、築地市場の豊洲移転問題で就任前に方針が決まっていて移転直前になって豊洲市場の安全性が問題となって、都民の食の安全を守る立場からこれにストップをかけて安全性を再点検するということにあらわれた。
しかし現行の築地市場でも基準を大きく上回る有害物質が検出されて安全性に問題があきらかになって、それでも豊洲市場移転問題の判断を遅らせて、つまりは自らの地域政党の都民ファーストの会で政治進出を狙う夏の都議選の争点として判断を先送りしているとしか捉えられない。重要政治問題を政局化している。
(5)小池都知事は豊洲市場問題を就任前の決定にかかわった戦犯探しに終始して、肝心の都民の食の安全を守る都民ファーストの理念、判断がなおざりにされているという矛盾も露呈している。
小池都知事がこれほど注目を集めているのは、自民党の推薦を断わってひとり都知事選に出馬して自民、公明党推薦の有力候補者を破って当選して、その後も自民党と対決姿勢を示している心意気だ。
(6)夏の都議選では自らの都民ファーストの会の支持勢力には「自民党は入っていない」(報道インタビュー)と明言して対決姿勢を鮮明にした。
今の自民党1強のやりたい放題のタガが緩んだ政局で、小池都知事の都民ファーストの会が都議選で自民党と対決して圧勝、圧倒することが唯一のそして必要な待望する政治的意味、役割である。政治を変えたい。(we want to change the politics)