(1)梅雨明け間近となって、とにかく暑い。雨が降れば気温が下がって幾分か過ごしやすくなるが、今やこれが線状降水帯発生で局地的大雨の大洪水を引き起こす。猛暑か大雨かでその中間の過ごしやすさがポッカリ抜けて、気候も二極化現象到来だ。
(2)中間をポッカリ抜かしたのは人間社会だ。地球温暖化現象で気候変動を引き起こして、岸田首相は少子化対策は今やらねば手遅れになると力を入れるが地球温暖化、気候変動は対策がすでに手遅れで日本も50年脱炭素(carbon neutral)目標を打ち出しているが、そんな生ぬるいことでは目の前の巨大化した自然災害は抑えられることはできずに、年々自然災害、洪水被害の拡大に見舞われている。
(3)もちろん日本だけのことではなく世界的な現象で、韓国でも大雨被害で多数が亡くなり、イスラエルのネタニヤフ首相(73)が脱水症状の疑いで病院に搬送(報道)された。人類社会の近代化、経済優先社会が招いたもので現在もIT、AIがどうのこうのと話題になっているが、IT、AIが地球温暖化、気候変動を予測、予知できたとして、これを抑える、なくすることはまだできずに猛暑か大雨かの気候二極化の間のスッポリ抜けた中間層を埋めることはできない近代化、経済優先社会だ。
(4)大雨洪水被害を生む河川形状、形態は指摘されて、すぐには解消できる問題ではなく河川が交通、運送の中心だった時代から河川に沿って集落、都市が発達してきた日本社会の自ら招いた気候変動による巨大な自然災害の拡大、被害に見舞われている。
(5)日本はカーボン・ニュートラル50年ゼロなどとのん気なことを言っているが、気候現象のスッポリ抜けた中間を埋めることができないのか、かっては夏には夕立が降って気温を下げて縁台でも過ごしやすい夜を迎えられたものだが、特に海に囲まれた日本としては気候現象でも海との付き合い、海とどうつながって生きていくのか考える必要がある。
(6)まずは海温の低下を目指さなければならないが、これはAIにもできそうな課題だ。