いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

こう着、飽和状態の政治。 deadlocked and saturated politics

2024-04-18 20:37:18 | 日記
 (1)ウクライナ戦争は昨年ウクライナ軍の反攻が始まったが思うほど戦果があがらずに、今年に入っては砲弾、銃弾が不足しているといわれてウクライナ政権内でもゼレンスキー大統領と軍幹部との意見の相違が表面化して、軍総司令官が解任されるということが起きて不協和音が続いている。同政権内には汚職、腐敗がはびこっているともいわれる。

 (2)米国はウクライナ支援予算が議会で承認されずに滞(とどこお)っており、EUでも仏はマクロン大統領が突然ウクライナ支援部隊の派遣を提案する発言があり批判を受けて、当初はウクライナ支援に消極的だった独も兵器、戦車などの支援協力を打ち出しているがウクライナ軍の砲弾、銃弾不足が深刻といわれて、露軍の攻撃が勢いを増している。
 NATOの軍事支援が空転しており、ウクライナ政権内でも不協和音が表面化して、米、EUのウクライナ支援もウクライナ戦争が3年目に入り長引いて、ウクライナの後方支援も結束力を見失っている様子がみえる。

 (3)イスラエルとハマスのガザ地区戦闘はイスラエルが避難民が集中するガザ地区南部への攻撃が続いて、イスラエルがシリアのイラン大使館を攻撃してこれにイランが反発してイスラエルへの大規模攻撃を行ったが、イスラエルは米軍などの支援を受けて「99%」(報道)迎撃したと発表して、報道によるとイランも戦闘拡大を望まない無人航空機(ドローン)を多用した攻撃で迎撃を想定したものといわれて中東紛争への戦闘拡大を望まない姿勢とみられている。
 イラン、中東諸国にとってはイスラエルとハマスのガザ地区戦闘が中東紛争に拡大するリスクは大きく認識しており、手心を加えたともみられている。

 (4)国内では自民党裏金問題で派閥解消が進む中で、裏金問題に関わらなかった茂木派は政治団体を解消して「政策集団」として活動する方針を示した。茂木幹事長は9月の党総裁選挙立候補に意欲を示しているともいわれて、今は岸田首相(総裁)との直接対決は避けて力を温存して党の方針に沿った対応をみせたといえる。

 (5)世界、日本の政治状況はウクライナ戦争、ガザ地区戦闘は続いているが、長引くことが想定されて「こう着状態」(deadlocked)とみられ、関係国は戦闘拡大をこれ以上望まない、深入りしない姿勢が出てきており、「飽和状態」(saturated)が出てきているようにみえる。

 (6)日本の政治は衆院3補選が公示されて、自民党は2補選で候補者を立てずに不戦敗となり、岸田首相、野党もあやふやな解散総選挙をにらんでの「こう着、飽和状態」が続いているといえる。

 

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