いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

今年は社長の交代期。 alternative time of the directors in this year

2025-02-14 20:27:12 | 日記
 (1)今年に入って企業経営者、社長の交代が目につく。コロナ社会で経済、企業経営、業績が大変な時代を終えて業績回復の機運がでてきて、賃上げ志向の中で次につなぐというそういう時代になってきたということだろう。
 目につくのは私大出身の社長が多いということだ。政治家はすでに私大出身議員、2世議員が主流となっており、近年でも安倍元首相から4代の首相は私大出身の首相が続いている。

 (2)官僚は圧倒的に特定学閥出身が多く、首相となれば官僚をどう使いこなすのか政権安定、政策実行には重要となっており、政治家と官僚の出身大学のつながりはない方が遠慮もしがらみもなく思いのままに官僚を支配、使いこなすことができるといえる。
 
 (3)企業の経営者、社長が私大出身が増えているのは国立大出身の進路として給料のいい銀行、金融、商社、主力産業業種に偏向している傾向のあらわれだ。企業経営というのは自主、独立、自発的な精神で国家権力にしばられない自由な発想、創造力、行動力、活力、能力が基本であり、特定学閥に属さない民間主導の経済、企業経営が本来のあり方だ。

 (4)安倍元首相になってから長引くデフレ脱却の方針のなかで、政治が企業経営に直接関与して官邸主導で政府内に政経労会議を設置して賃上げを要請して圧力をかけた。本来は自主、独立、自発的な活力ある企業活動に政治が関与して圧力をかけるなどはあってはならない経済原理であるが、アベノミクスによる大企業、富裕層優遇政策でデフレ脱却を目指すものとして安倍元首相が聖域に踏み込んだ。

 (5)日銀にリフレ派の黒田総裁を送り込んでマイナス金利の大胆な金融緩和策を続け円安株高効果で企業業績回復にはつなげたが、国民にはエネルギーなど大型物価高が重く苦しめられた。安倍元首相には私大出身としての前例にとらわれない自由な発想、理念による政策があったと思うが、企業経営者、社長も私大出身が増えれば経済、経営のあり方、方針、方法論に変化がでてくることはありうる。

 (6)国家権力、官僚とのつながりのない自由で自主、独立、発想の経営理念、企業経営だ。

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