いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

神の国と原発依存。 a state of god & dependence for nuclear power plant

2025-03-07 20:46:39 | 日記
 (1)戦後何代目かの森首相は日本を「神の国」(a state of god)と言った。それはそれで歴史をさかのぼれば「神の国」に行き着く神の国なんだろうと思うが、森首相が言っているのは天皇国家論でありそれは森首相の時代でもすでに日本は国民主権国家であり、「神の国」ではない。

 (2)日本政府は「原発安全神話」のもとに狭い日本列島を取り巻くように53基もの原発建設を進めた。原発安全神話というからには「神の国」という、「神」は間違いを起こさないという神話性の認識が政府方針にあったと思うが11年東日本大震災で東電福島第一原発事故が起きて、政府は原発事業者東電にすべての責任を押し付けて東電は当時の会長、社長、副社長すべてが起こり得る事態を知る立場になかったと責任をとらずに裁判でも無罪となって、今でも帰宅困難地域が残り全国に避難者がいる中で政府も東電も誰も福島第一原発事故の責任を取らないままだ。

 (3)政府は昨年将来のエネルギー基本計画でこれまでの原発依存を減らす政策から転換して、原発依存に切り替えリプレース(建て替え)も認める方針を表明した。福島第一原発事故はどうして起きて、あれほどの被害甚大な事故になったのか政府も東電も誰も責任を取らず検証、論証もなく政府が原発依存に転換するとはあってはならないおかしな判断だ。

 (4)政府、東電あるいは専門家会議の誰かが当時の方針は間違いだったと「あやまり」、「ゼロ」ベースから原発をなくするのか、依存を減少するのか、原発に依存するのか検証、論議して国家、国民、社会が納得、理解してエネルギー基本計画を進めることが進むべき道だ。

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