昨日の続き。DA変換時のゼロクロス歪みを
どうやって抑えるかっていうお話です。
プロが設計するホンモノのオーディオ機器では
どんなことやってるのかな?と思って
ちょこっと検索かけてみると、オイラ御用達の
DENONのサイトがヒット。
http://denon.jp/kaisetsu/008.html
しばらく眺めてみる…
うーん、DENONの高級オーディオでは
アクティブ動作のデジタル回路でバイアスを
掛ける事によってゼロクロス歪みを減らそう
という魂胆っぽい…
イメージとしては、波形を±上下に分けて
それぞれにバイアスを与えるってことみたい。
で、MSBの切り替えで生じる歪をキャンセル
してると… ふぅーん…
バイアスの掛ける量を制御するのが大変そうだね…
半導体の温度が変化するたびにバイアス量も
変化するだろうし…
この方法は一例だろうけど、色々難しいのね…
やっぱ。それにしても、ホントにバイアス量を
微妙に調整させてるのかなぁ?
MSBじゃなくても、上位ビットの変化する境目で
やっぱり歪が出ちゃうんじゃぁ無いのかな?
まぁ、そこらへんはプロの設計で上手いこと
やっているって事なんだろうな。
で、オイラが昨日考えたのはもっと手抜きな方法。
普通のPWMやR-2Rとかでは実現できない
精度と低ゼロクロス歪みを実現するアイデア。
しかも秋月や千石、マルツあたりで手に入らない
部品で組んでも再現性の評価も出来ないので、
そこらへんで手に入る部品使ってね…。
理論上は16ビットDA変換程度ならゼロクロス
歪みもLSB以下となる代物です。
でホントに機能するのかどうなのか確かめたいんだ
けど、回路組んでもきちんと計測掛ける機器なんて
持ってないので、そういう時は手計算。
例によって表計算ソフト使って、各デジタル値に
おける出力電圧をシミュレートさせてみる…
おぉ!目論見どおりの結果が出てきた!
うれしいねぇ…(^O^) こうやっていい結果が
出てくると。
とりあえず、複雑な仕組みも使わず、高い部品も
使わず、かなり高い精度のDA変換を行える
可能性が見えてきたな。
ただ、問題はこのままではパワーアンプに応用
出来そうにないってことかな。まぁそれは
また追々。
とりあえず表計算上では上手く行ったんだけど、
もし勘違いをしていたら、アレだな。
「ヒス君、君は馬鹿かね」
上手く動くといいんだけど、耳で聞いて判るのやら…
計測器なんて買えないしなぁ。
そもそも電源回路が強くないと、そっちのノイズの
方がデカいからな…
一度いずれにしても音を出して聴いてみたいな。
(セリフが合ってるか調べてみたら、合ってる
みたい。↓このサイトに色々書いてあった)
http://www2p.biglobe.ne.jp/~totiro/SDATA1.HTM
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