「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



色々、気になってた細かいことを片付けてみる。

一つ目は、123D Designで、曲面の上にエンボス加工
で文字とか彫る方法。

以前、本を書いたときに、その挿絵として使ったあの
クルマの立体では、サイドウィンドウ部分は、ボデー
の曲面に沿って一定の厚みで、窓の部分だけへっこんだ
状態の立体を作ったんだけど、↓こんなの。



が、こんな風に曲面で、一定の厚みで彫ってある感じ。



この加工は、実は結構面倒なことやってて、特に、
「曲面上」に「曲線で囲った形」を「一定の厚み」
でエンボス加工って点で、いわゆる「extrude」では
押し込み加工ができなくて、困っちゃうやつ。
(Extrudeは平面のみ)


じゃぁ、「split Solid」や「split face」で切り
刻んでから、「press pull」で押し込めば良いじゃん、
って話になりがちなんだけど、やってみればうまく
行かない。厚みが狂ったりとか、意図しない形に
なっちゃう。(結果はぜひ一度お試しを)

で、こういう加工を「定型作業」的にできる方法を
もやもやと考えていたところ。




曲面に、一定の深さで文字をエンボス加工するとかなら、
なんとなく簡単にさくっとできちゃう方法を考えたので、
まとめ。

例として、球面上に、TTFフォントで書いた文字を
エンボス加工する方法。

まず、その球の近くに立方体とか置いておいて、そこに
文字をこの図のような向きに押し出しして、「merge」
で確定。
(反対面から押し出すと、文字が逆になっちゃうので)



続いて、局面側の立体を1個複製して(今回の場合は
球をコピペ)、この文字とかみ合う位置に配置。



「combine」「subtruct」で、出っ張った文字部分から
球を引き算。



で、こうなる。



ので、今度はこいつを曲面のほうに移動してって、
少し食い込ませると、こんな。



これを引き算すると、



こんな感じに仕上がり。



うむ。

これだと、どんな曲面でも適用できるし、まぁ、
そこそこ手間もかからないかなと。



じゃぁ、クルマの窓はどうやって加工したのかって
言うと、実は色々試行錯誤した挙句、最後にどんな
方法取ったのか、正確に覚えていないんだよな…

たしか、「shell」と「split solid」使って、窓の
「くりぬく部分」ととして使う薄い立体を作ってから、
元のクルマのボデーからそれをくりぬいた、って
流れだったかと。


123D Designって、なんだかんだで、複雑な曲面を
使うってこと少ないんだけど、いざやろうとすると
面倒な感じだな。他の3D Cadもまぁ似たようなもん
だろうけども。




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