調子に乗って昨日の続き。コンポジットビデオの64色表示。
オシロで色々眺めてみると、まず一番大きなノイズが
乗りまくっているのがどうやら負電源。今回はLTC1144を
使ってるんだけど、さすがにオペアンプ3つ+ロジックIC
1個の計4個をドライブするのは厳しいらしい…ノイズ
乗りまくり。0.4Vppくらいで乗ってる感じ。
だみだこりゃ。
実際のビデオ出力信号をオシロで波形を眺めると
シンクロ周りがこんな感じ。どこがシンクロでどこが
バーストなのか全然わからないほど。むしろよく映像
出たね、ってほど。
とりあえず、負電源のラインとGNDラインの間に大きな
電解コンと0.1uFのフィルムコンを入れてみる。
…少し改善。
これならまぁ、なんとか水平同期信号とバースト信号に
見えなくは無い感じ。
実際映像を表示してみると…
うん。背景が少し青み掛かっていたのが消えた!
でも白はちょっとだけピンク掛かっているのは
あいかわらずかな…
CoCoNetで以前買った5インチ液晶にも表示してみる。
なんか汚い。信号のせいというより、液晶モジュールの
限界みたいな気がする。
さて、最大の懸案だったアレ。オペアンプをTL072D
に戻してみる。
…パイオ○アのDVD-HDDデッキを通してみると
白黒になっちゃう。うーん、やっぱ出力信号の品質が
低いって事だな。このデッキは相変わらず低品質の
ビデオ信号にキビシイ。
デッキを通さずに直接テレビモニターに繋いで見る…。
一応色はでた…けど…
うーん、色が淡い。ぴゅー太の発色だ。
ただ、白は白で表示されてる感。
でもねぇ。黄色はレモン色っぽいし、緑は量産ザクだ。
彗星も赤くない。
波形を眺めてみると…
なんだかC信号が死に気味だ…。振幅も小さいし、そもそも
バースト信号がよく見えない…(TへT)
とりあえずCr、Cbあたりまでは(ノイズは乗ってるけど)
そこそこ生成されているみたい。問題はそこからC信号に
変調を掛ける所で波形が死にかかっているってことみたい。
そこだけはもうちょっとマシなオペアンプを使わないと
ダメみたいだなぁ。
コンポーネントなら少しくらいノイズが乗ってても
映像にシマシマが少し載るくらいで済むんだろうけど、
コンポジットだと変調/復調がうまく行かなくて
白黒になっちゃったりするわけだな。
うーん、もうちょっとマシなノイズ対策ができると
良いんだよな。
でもまぁ、考え方自体はあってそうだってことは
よく判った。よかった、よかった。
課題は、特に負電源周りのノイズ対策が一つ、
そしてC信号への変調回路の動作速度が一つ。
そんな感じでしょうか。
その辺が改善できれば64色カラービデオもなんとか
なるだろう、と。
といった点を改善課題としたまま、とりあえず
あとでサイトに纏めておきたいと思います。
|