「いち」の通院用に使こうてるキャリー。
満身創痍で、前扉の鍵がぶっ壊れ、ガムテープ貼り付けて閉めてる。
体重1.8キロの「いち」には、これで十分効果ある。
実を言うと、後ろ扉はもっと悲惨な状態。
鍵なんか、もう10年以上前に吹っ飛んでしもて、
ぎっちり布テープで固定したある。
哀れなケージやけど、今は「いち」しか使こてないから、まあなんとかこれでもたしてる。
昔々、スピカも一緒に通院してた時は、もう一個大きめのケージも使こてた。
それなんか、鍵壊れるどころか、扉割れてもて、ちぎれてもて、
ただのプラスチックかまくら。
なんでこんなことになったんか?
なんでて、
なんでて、
それはですねえ‥‥。
この、
この、
誰かさんの若かりし日のおつむが、
キョーレツ頭突きをくらわし続けた結果、
でございますのですよ。
ねえ、スピカ。
「き、記憶にございません‥‥」