作りだめしてたお味噌。
このペースやと今年中に使い切ってまうかも。
ゆうんで、仕込んどくことにした。
古うからの麹屋さんがあるゆうんで、電車乗ってはるばる買いに行った。
で、手に入れた特別栽培米で作った生米麹1kg。
ほんまは無農薬米のがよかったんやけど、値段でちょっと躊躇した。
それと、去年のうちに買うといた秘伝豆。
塩は市販のあら塩。
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材料はたったこの三つ。
凄ない、お味噌って ?
お味噌づくりは二日がかり。
とゆうても、前日はお豆さんきれいにきれいに洗うて、3倍量の水につけとくだけ。
24時間以上浸水せよ言う人もいてはるけど、
今回私は都合により15時間ほどしかできませんでした。
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それでも新豆やし、結構ふくれたんでこれでごめんしてもらお。
まず、ひたひたの水でお豆さんゆでる。
あくがぼわーっと泡立ってくるから、
それを丁寧に丁寧にとる。
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で、ことこと、ことこと、弱火で3~4時間。
その間に麹と塩を混ぜ合わせ、「塩切り麹」を作っとく。
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大豆は、親指と小指でつぶせるくらい柔らかなったら茹で完了。
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お湯切って、粒々なくなるまでお豆つぶす。
お味噌づくり工程の中で、私にはこの作業が一番の難関。
手関節がやわにできてるから「押す」ゆう作業がしにくい。
フードプロセッサーは、ここに引っ越して来る時に処分した。
で、使うのがすり鉢。
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すりこぎでつぶしながら、つぶし残しがないか指で確認する。
お豆全部つぶし終えたら、さっき作っといた塩切り麴と混ぜ合わせる。
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この作業はしょうない、手ぇでうんせうんせこねる。
「おいしくなあれ、
おいしくなあれ」
呪文がまんべんなく行きわたったら、ボール状に丸める。
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今回、固めに作ってみよ思て、お豆のゆで汁は入れへんかった。
固いから、保存容器の底に味噌ボール投げつけてもつぶれへん。
それで、投げつけるのは諦めて、
上からぎゅうぎゅう押さえつけて空気抜く。
「押す」ゆう作業からは、やっぱ逃れられへんか。
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表面平らにして、空気に触れんようにラップ密着させる。
落とし蓋して、お味噌の重さの3割程度の重石載せる。
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最後に容器の蓋して、
材料と仕込んだ日付け貼り付けて完了。
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このお味噌食べるの、来年の年明けくらいかなあ。
今までの雪深い山間部と比べたら、ここは温い地域やけど、
カビとか大丈夫かなあ。
元気でおいしいお味噌に育ってくれますように。
味噌づくり。
こねたり押したりも厄介やけど、
なんちゅうても一番かなんのは、
ひょっとして、これかなあ。
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ちっさい台所でお鍋積み上げるの、
サーカス並みやわ。