雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

食細い ワンコの悩み わかります

2009-03-28 08:58:13 | 季節の花と愛犬「風」「鈴」「風愛」
風ちゃんのドアップ劇場ですよー。

桜の開花があまりにもスローリー。

変化がないので

いつもと違う撮り方をしようかと思って

カメラのファインダーを覗かずに

地面すれすれから撮影したら

ローアングルの風ちゃんドアップ写真が撮れちゃいました。


もちろん、ファインダーやビュアーを見ていないので

風ちゃんの端っこしか見えないボツ写真もたっぷり。

だけどデジカメって、失敗してもどんどん撮れるから

まぁ、ええかぁと思って。

撮影した中でマシだったのがこんな感じです。





いつも、風ちゃんのお顔にピントの四角がくるように
シャッターを半押しすると
絶対それが移動してピントが
風ちゃんのからズレるんです。

風みたいにふわふわした毛の子って
ピントに向かないみたい。

目とか鼻に合わそうとしてもいつもダメ。


なのに、全くピントを気にせず

自動でシャッターを押しただけの

このローアングルフォトは

おヒゲとかの細かいところまで

クリアに写っていてビックリしました。

これはこれで面白いのが撮れたと思って載せちゃいました。


ここからかなり長いです。
お時間がない方は、スクロールして、パスしていただいてもOKです。

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さてさて、話は変わって。

先日、ペットの手作り食の講座を受けてきました。
これから、機会があればトライしようかな。

まだまだ私の中で消化できていない部分があるので

愛犬の食事に関する自分の頭の中を整理しなくちゃと思っています。


風の場合、食事には随分悩まされました。


犬の知識の全くなかった私が

風を育てるために頼ったのは、市販の犬の飼育本やしつけ本。


それが基本正しいと信じてやってきた部分があります。


「家に来たら、今まで食べていた同じフード(メーカー)を教えてもらい、与えるのがいいでしょう」
「その犬種によって、必要量の目安が違います。表を参考に月齢に合わせて与えて下さい」

いきなり、我が家では難題。

まだ生後1カ月ちょっと。

浜辺でうろうろしていた自由の子犬だったから、

ドッグフードを食べたこともないはず。

もちろん、母犬からのミルクはもらっていただろうけれど・・・。


やっぱり書物は、

大半を占めるだろう

ペットショップやブリーダーさんから

購入するパターンで

書かれている子犬を対象にしていて

雑種の保護した犬は、

どうしたらいいか

全くわからない。



どのフードを選べばいいのか

そして量はどれぐらい与えたら良いのか。

将来、何kgの成犬になるのかも全くわからないので
与える量もチンプンカンプン。

複数の本を読んでいたら

その中の一冊に

「子犬の頭の目から上ぐらいの分量を1日分の目処にする」
「軟便や下痢をする場合は、与えている量が多いので、減らすなど調整する」
「子犬は、しっかり食べてOK。便の調子が良く、まだ食べたそう(空の皿をいつまでもなめる)なら、増やすなど調整をする」

といったような内容があり

それに従うことにしました。

後日、いろいろな獣医さんを取材した時に
この3つの項目の事を話したところ
「そのとおりです」という獣医師さんもいれば
「そんなことはじめて聞いたわ。そんなことはないと思う。犬種の適性量を見て・・・」と
いう獣医師さんもいて
ちょっと戸惑う私。


そして、今思うのは
獣医師さんであってもペットの食事管理については
よく知っている人もいれば、疎い人もいるのでは・・ということ。

また、その人が関わったワンコにどんな子が多いかによって
蓄積されている経験知識が違ってくるのかもしれない。


さて、ペットフードは
ライフステージ別に「総合栄養食」とかかれた
フードが必要な栄養バランスがとれるので安心。

と、日本ではされている

アメリカではアアフコの承認されたものが、
その基準を満たしているとされています

風が子犬だった頃
そう7年前に私が購入した書物には、
ほとんどそう書かれいました。

もちろん、間違いじゃないし、

それは正しいことだと思います。



私も疑問に感じなかったし、

それを与えようと努力していました。


しかし生後5カ月頃から

風は与えた食事を残すようになりました。


そして、全く食べない日も。

さらに、黄色い胃液を毎日のように吐くんです。


最初は、なんとか食べてくれるように

鰹節の粉をかけたり

いろいろやってみましたが

食べる時もあれば

プイと横を向く時も。

いろいろトッピンクするのは
甘やかしに繋がるのでは・・・という不安もありました。

だって、本に「犬の好みを優先させるとワガママになる」と書いてあったから。


あまりにも食べないので
一度近所の動物病院に相談しましたが

「病気ではなく、自分がこのフードはイヤヤと拒否しているだけ」と
いわれ

贅沢病・・・みたいにいわれました。


ガーンショック!!

そのことを夫に話すと

「これからドライフード以外出さない。
食べなかったら、与えない」と宣言されました。

もちろん、それしかないのですから

3日目には、そのフードを渋々たべました。

でも、とても渋々・・・。

食事をしているのがとってもイヤそうな表情をしているんです。

もちろん、毎日、黄色い胃液も吐くし・・・。

見ていて辛い毎日になりました。


「フードが合わないこともあるのかも・・・。
 フードメーカーを変えれば、
 もしかしたら食べてくれる」

そう考えた私は、
それからフードジプシーがはじまりました。

いろんなメーカーのフードを購入して

いろいろ試しました。

半生だったら、よく食べてくれたんですが

「おい。本に、ドライの方がよく噛むので歯に良いって書いてあるで」と

夫にいわれ再びドライに。


メーカーを変えれば、食べてはくれるけれど

3回同じフードを出すと、

4回目から食べなくなります。

「まぁ、私が風やったら、ラーメがン好きでも、
 3回続けてラーメンやったら、
 次は違うもん食べたくなるよねー」

そう同感しましたが

本には
「犬は、味覚が敏感でないので、
毎日同じフードを与えられても不満に思うことはない」と書かれていたり


「犬は、フードを与えたら、与えただけ食べるので
分量の調整は飼い主がしないとどんどん食べてしまいます」

と書いているものもあって


うちの風はヘンなのではないか
もしかしたら猫っぽいのでは??と感じたり。



それでも、
毎回なんとか食べてくれないか

メーカーをローテーションさせるなど

工夫しながら、過ごしました。


今思い出してみると、

あの頃の風の食事のことを考えると地獄。



まず風が嬉しそうじゃない。

私も食べてくれるか不安。

出しても、プイっと横を向かれたり

一口だけ食べて、ため息をつかれて

去られた日にゃ

私もドヨーンと、ため息が出ました。



風がペロリと食事を全部たべてくれるのは

河川敷などで数時間遊んだ日ぐらい。

もちろん、完食した日は

私も大喜びして

おもいっきりほめました。


すでに成犬になっていましたが
2歳までの風の体重は、14.5kgぐらい。

毛がふさふさしているのでわからりにくいけれど

実はガリガリでした。

今より2kgも痩せていたんですもん。

そんな食の地獄から、救ってくれたのが

風が3歳の頃、たまたま私が取材した、おじいちゃんの獣医師さん。

犬の夏バテについて取材しました。

取材の後の雑談で
3年間苦しみ続けた風の食事のことを相談しました。

すると

「まず、食事を残すというのは、
 全体的に量が多いのかもしれない。
 
 フードのパッケージに書いてある基準量を無視して、
 自分の犬の適性量を
 見直した方がいいよ。

 気温が高い時は、カロリーを消費しないので、
 食事量も減らしてOK。
 もちろん、あまり運動していない時も
 いつもの量は必要ないし・・・。

 そして、全体量を減らしても
 食べない時は、
 ササミの茹で汁とか
 温かいダシをかけてあげたら?
 
 それで風味が増すと食欲が増すこともあるし。
 トッピングとかも、
 我慢せずにどんどんしてあげたらいいと思うよ。

 食べない・・・食べない・・・と
 しつけにこだわって、
 ドライフードだけに固執して
 毎日悩むよりも、
 犬が喜ぶ、おいしいものを与えて
 うれしそうに愛犬がペロリと食べてくれた方が
 飼い主のあんたが楽やろ」

 そういわれて、目からウロコが落ちました。


多くの本に書かれている

一般論に固執していて

地獄の日々を送ってきた

3年間はなんだったの?と。

その時
「紙面上では、総合栄養食をすすめるけれど、
 一番いいのは手作り食やねんで。
 ただ必要な栄養素がちゃんと採れているか
 そこが見えにくいし
 偏った食事を与える人もいるからね。
 まぁ、手間もかかるから
 忙しい人には大変やしなぁ」と、

オフレコトークしてくださいました。


その頃の私は、超忙しかったので

手作り食は断念。

それから、風の食事は
ドッグフードの全体量を2/3に減らして

朝と夜のメーカーを変え
いろいろなトッピングや
茹で汁をかけるなど試しました。

すると、みるみる食欲が・・・。

今は
朝はホットミルクがけ。

夜は、温めたウエットフードをまぶして与えるようにしていますが

毎回完食!!

さらに体重も16kgになって、

アバラもゴツゴツしなくなり

触ると程よい肉がついている

感じのアバラになりました。



なによりも、

風ちゃんが

「ごはんやで」というと

うれしそうに飛んできて、

ニコニコ顔になること。

さらに
いろんな芸を披露するまで
頑張るように・・・・。

3歳から7歳の現在までは
その状態で落ち着いています。

この4年間、一度もフードを残したことがありません。

それまでの3年間の常に残す地獄から
脱出できたんです。

でも、ときどきは手作りにも挑戦しようかしら?

すでに教室で使うジャックポットは、
手作りしているんですけどね。


ところで
フードのパッケージに書かれている適性量って
どれぐらいの運動量の
ワンちゃんを想定しているのかしら?


うちの近所で、
適性量あげているのに、
どんどん太ってきたというワンちゃんもいます。

考えてみれば、
その犬種の理想の運動量があります。
その運動量を想定してのフード量だったら

都会で暮らすお留守番中心のワンちゃんには、
多すぎるはず。

絶対、その運動量を
毎日こなしていると思えないし・・・。
それだったら、絶対太るよね。

書いてあることだけ守ればいいのではなく
そのあたりも、飼い主が自分のワンちゃんの適正を考えて
調整する必要がある・・・と思うようになりました。

ながながと書いたのに
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます。

いつもボクの
   ミルクやウエットフードをレンジでチンしてくれるでしょ。
   するとおいしい匂いがしてボクも食欲が出てくるんだよ。

温めた方が、おいしく感じられるって聞いたからね。
  風ちゃんが喜んで食べてくれるから、ママも幸せよ。

うん、ボクも昔よりもさらに幸せになったよ。


また手作りにも挑戦しようと思っているから
  期待しててねー。

ママ・・へんなもん、いれんといてね。

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