雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬の鈴(りん)13歳と風愛(ふあ)7歳の楽しい毎日を575で綴ります。

鈴が消え ダメな私を 大反省

2012-08-03 14:11:30 | 風と鈴の大好きな河原
風と私に、励ましのコメントをたくさんいただきまして

ありがとうございます。


そして、コメントは入れていないけれど、風が病気に勝てるようポチっと押してくださった方。

ありがとうございます。

その数にちょっと驚きながら、勇気をもらっています。



はい。今はなんとか大丈夫です。

風と鈴と普段の生活を送っております。


と言いたいところですが、今朝大変な事件がありました。

ブログも午前中に書こうと思っていたのに

帰宅したのが午前11時頃で・・・。



そう、私と風と鈴は、いつものように朝、河川公園にお散歩に行きました。


鈴の肉球のこともあって、今週は、朝夕ともに河川公園に行っています。


いつもは、河川公園だけを歩くのですが

さすがに毎朝毎夕おなじだと飽きるだろうと思って、今朝は

河川公園から、土手をひとつ降りたところにある、淀川の森の秘密の広場にやってきました。


ここは、以前

風と鈴がよくバトルをしていたところ。


風の病気のことが発覚してから、バトルはあかんやろとここ数ヶ月は、全く足を運んでいませんでした。


でも、風ちゃんもとっても快活だし、以前よりも元気なので

朝の散歩で足を伸ばして、この緑に囲まれた広場に降りて来たのです。



最近、鈴の「オイデ」にちょっと不安があったので、

オフリードにすることはせずに

ロングリードにして秘密の広場を歩いていたら、急にスイッチが入ったのか

バトルをしかけるふたり…。


あっあかん、リードが風の足にからまって大変なことに。


風鈴にマテをかけて、2本の絡み合ったリードをほどくことに。


これがそうとうややこしい状況だったので


一旦、風と鈴のリードを外して、絡んだ紐をもどしていました。


すると、たったかたったた・・・と

鈴ちゃんが、ヨシがいっぱい生えているところへ。

「鈴、まっときなさい!!」と言った私を、しっかりと確認した鈴は、すっーとヨシの茂みに消えたのです。


その時は、消えた場所もわかっているし、すぐそこだし、呼べばすぐに出て来るだろうと思っていました。


しかし、いくら呼んでも出てきません。


「鈴ちゃん、もうほって帰るで!!」と風ちゃんと帰るふりをしましたが、やっぱり出てきません。


10㎡ぐらいのヨシの茂みなんですけどね。


このへんにいるやろう・・と思って、私もヨシをかき分けて入ってみたんですが

どこにいるのか全然見えません。


でも、鈴が動いたり、移動していたりするとガサガサという音が聞こえるはずなのに

全く聞こえないので、やっぱり隠れているのは、間違いないんですが・・・・。



鈴は、天性の忍びのワザが備わっていて、隠れるのが大好きです。

家の中ではありませんが、外では、ちょっとした茂みの暗い部分などに、すすっと隠れるクセがあります。


でも、それは何か恐いと感じるものがあった時。


今朝は、その心あたりがありません。


あっ・・遠くて、救急車の音が聞こえていたけど・・・・。




困ったな。


こういう時に、風ちゃんが捜してくれたら、いいんだけど

風ちゃんは、全然捜してくれません。



この茂みにいることは、わかっているけれど

なんで呼んでも出てこない。


もしかして、鈴ちゃん寝てる?!


そういえば、昨夜鈴ちゃん、私たちが寝静まってから、ひとり運動会をしていたような。


今朝も眠そうだったのに、暑くなる前に散歩に行きたくて、叩き起こして出て来たんだった。


そんなことを考えながら「りんちゃーん」「りんちゃーん」と何度も呼びかけました。


しかし、場の悪いことに、この広場の草刈りをしていると思われるゴルフおやじが

現れたのです。


鈴は、知らないヒト、犬を連れていないヒトには、まだまだ警戒が強くて

そういうヒトがいると絶対に出てきません。



とりあえず、犬が一匹いなくなってしまったことを、そのゴルフおやじに伝えました。

「いやー、みなかったけれど・・・」といいながら、数日前に刈ったと思われる草を集める作業をはじめられました。


困ったな。

これじゃ、鈴ちゃん出て来れないや・・・・。


それが朝8時過ぎのこと・・・・。


このおやじがいる限り、鈴は、絶対に出てこない。

そう思った私は、もしかして鈴が別のところにいっているかもしれない可能性を考え

別の場所を捜しにいくことにしました。


イバラがひどくて、私の腕も足もキズだらけ。

もしかして、鈴ちゃんがどこかにいるんじゃないかと思って、必死で捜しました。



しかし、みつかりません。



うーん。

やっぱり、あのゴルフおやじのいる場所の横のヨシの茂みよね・・・。



私と風は、再び鈴が消えた場所に戻ってきました。


「やっぱり、おらんかったんか?」とゴルフおやじさん。

「はい」

「呼んでも出てこないから、このへんにはおらへんのとちゃうか?」

「……」

「今日は、暑いなぁ。もう作業やめて帰ろうかと思うねん」

(頼む、早よ帰って!!と心の中で願う私)


「でも、もうちょっとやろ!!」と作業を再開されました。


長期戦を覚悟した私は、風にリュックにあった、ドックフードと水を与えました。

その時は、もう9時半頃。


風も鈴も朝食は、いつも散歩の後なので、お腹すいているもんね。



ゴルフおやじが、少し離れた場所で作業をしている時に、ヨシの茂みの方から

「ピィ」という鈴のような声が


「鈴ちゃん!!そこにいるの、早く出ておいで!!」

私は、何度も声をかけました。

そして、そのあたりを目をこらして見たのですが・・・。

やっぱり見当たりません。






「おっ、いたのかい?」とゴルフおやじ。


「いいえ」

(あなたがこっちに来たら、出て来るもんも出てこないねんけど・・・・)


「今日は、ほんまに暑いな。イス貸してあげるわ」


と、私にイスを貸してくださいました。

やさしいオヤジです。


「ワシは、もうちょっとしたら帰るから・・・」といいながら、再び作業をはじめられました。


こうなると持久戦です。


鈴は、ヨシの茂みの中で、絶対にこっちを見ているはず。



10時半頃「ほな、ワシは、これが帰るわ。帰る道で黒い犬を見かけたら、知らせるしな」と

とても優しい言葉をかけて、お帰りになりました。



ゴルフオヤジの姿が遠く消えるまで、しばらく待って


「鈴ちゃん!!もう大丈夫よ。出ておいで」と声をかけました。


しかし、あたりは静かなまんま。鈴の気配がありません。



困ったなどうしよう。


また、あのゴルフオヤジが戻ってくるかも・・と警戒してるのか?


それとも、この暑さで熱中症になって倒れているのか・・・。


もう泣きそう。


その時、風ちゃんが急に吠え始めました。


周囲には誰もいません。


「ワンワンワンワン!!ワンワンワンワン!!」


風ちゃんが吠えまくり、ヨシの茂みの方に行くので、私もついて行きました。


すると、そこから何喰わぬ顔で鈴ちゃんがのそのそ出て来たのです。


思わず抱きしめて、「もう2度と離さない」とつぶやきました。


すぐさまリードをつなぐと、鈴ちゃんはしっぽフリフリ。

「鈴ちゃん!!ママがどんだけ心配したと思っているの!!」と叱りたかったけれど

今は、出て来たことをほめなくちゃいけない。




出て来た鈴ちゃんは、こんな感じで

しっぽアゲアゲでフリフリのゴキゲン。

でも、風からのおしおきのマウントが待っていましたよ。


今回のことは、反省点がいっぱいです。


風のことで、頭がいっぱいで、鈴ちゃんのオイデが甘くなっているのにも関わらず

しっかり強化をしていなかったこと。

鈴としっかり向き合って、遊んであげる時間がほとんどとれていなかったこと。

もつれたリードをはずす場合でも、首輪を掴むとか、洋服を持つとかすべきだった。



結局、8時には帰ってくる予定の散歩が、11時になっちゃって、午前中がふっとびました。


未来のことを案ずるよりも、今をしっかりしなくっちゃ。

今実際に生きていて、毎日をいっしょに暮らしている風と鈴。

その風と鈴の両方に責任がある私だから

もっとしっかりしなくっちゃです。





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