雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

ドキドキや! 術後ひと月 検診だ

2012-08-21 09:50:23 | 愛犬の病気と手作り食
昨日8月20日は、風ちゃんが手術をしてちょうど一か月。

7月20日の手術から、もう1カ月が経ったなんて、なんとも速かったような気がします。


あの日は、ただただ手術の成功だけを祈っていた。



まさか、水腎症の原因が腎細胞癌であるとも知らずに・・・。


だけど今から思うと、水を抜くだけの処置ではなく

片腎の全摘出をお願いして本当によかった。


癌細胞の部分ごと、取ってもらえたのだから・・・・。








さて、昨日は高槻の獣医科へ風鈴を連れて行ってきました。

実際は、風ちゃんだけでよかったけれど

鈴の肉球の状態も診てもらいたかったし

どこまで切って大丈夫かかわらない爪切りもお願いしたいと思い

健康診断を兼ねてつれていきました。



そして、風ちゃんへの治療方法について、こちらの希望も伝えなければいけません。


風パパと話し合った、風の治療方法は…。


いろいろ考えたあげく

「定期検診で、何か異常がみつかるまでは、投薬をしない」という選択をしました。




人間の乳癌の場合などは、摘出手術をした後

再発や転移防止のために、抗癌剤を投与するというのが一般的だそう。



それで風の場合は、腎臓を摘出し、癌があったので

人間の乳癌などと同じように、抗癌剤を投与することを手術したセンターで勧められましたが

実際のところ、犬の腎細胞癌に効果的な抗癌剤が見つからないということで保留になっていました。

人間用には、分子標的薬があるけれど・・・・。


その他の方法としては、インターフェロンを毎週注射するか

膀胱がんに効果的な、ピロシキカムの錠剤を毎日飲む・・・などがありました。


ただしどちらも、腎細胞癌に対しては、効果は??????ってことで

ヒロキシカムには、腎毒症の副作用が疑われるのでちょっと、心配でした。




どちらにしても、小さな癌がみつかった段階なら

投与して、それが効果的かどうかかわるのですが


癌の転移や再発がない段階でやっても、その効果は??????のままなのです。



ということで、今日の検査の結果で、何かみつかれば

そこで治療方法をもう一度考えて決定しようと思っていました。





まずは、鈴ちゃんの身体検査。

ビビって熱の上がる鈴ちゃんの体温は

39.4度

体重は

8.55kgでした。


そして、足も、目も、耳も、歯も問題なし。

ただし、心拍数はかなり速かったみたい。

ドキドキするもんね。


そして、首の横のリンパが少し張っていると・・・・。

ドキっとしたけれど、「きっと緊張して、首に力が入っているからでしょう」とのことでした。




オプションでお願いした爪切りは500円。

一般的なワンコだと、爪は5・5・4・4の18本。

だけど、鈴は黒づめで切りにくく、5・5・6・6の22本あるので、これで500円とは

かなりお得な気がしました。



さて、鈴ちゃんが終わり、お次は風ちゃんの番です。


風ちゃんの体温は、風の平熱である
38.1度

体重は
15.88kgでした。


そして「風ちゃんの心拍は、かなりゆっくりですねー」と言われてしまいました。


今まで、風や鈴の心拍数まで、気にしたことがなかった私。

鈴は、きっと家と病院では違うだろうから

これからは、ときどき家にいるリラックス時に計ってあげなくっちゃと思いました。



さらにふたりとも、腰骨までゴツゴツしているので、もうちょっと太ってもいいと言われました。







そして、風ちゃんは奥に連れて行かれ、血液検査とレントゲン、エコーを撮ってもらいました。


ママと鈴ちゃんは、待合室で待機です。


血液検査は、細かい項目までお願いしたので、結果は後日郵送されてきます。




検査の後、しばらく待合室で待っていると、獣医師さんに呼ばれました。


ドキドキなのは、手術後初めて見る風ちゃんのお腹の中のレントゲンです。



待っている間も、もしも転移がみつかったらどうしよう。


怪しい影があったら・・・と不安な私。



でもこの1カ月、風ちゃんは随分変わったので、大丈夫なのでは?という気持ちも。




そう思いながら、どきどきしながら、説明をききました。



この病院で手術前に撮ったレントゲンと、今のレントゲンを見比べながら

説明してくださいました。



以前のぽわんと風船が膨らんだようなレントゲンと

今のとってもスリムなレントゲン。


以前は、胃や腸が押しやられて、どこにあるかもわかりにく状態でした。


それが「ここが胃ですね。朝食べてこられましたね。しっかり食べ物が入ってますね」。

「そして、ここがぜーんぶ腸ですね。便もなかなか立派なのが入ってますねー」と、言われちゃいました。

そのレントゲンは、以前このブログに掲載した

一般的な犬の内臓という図とほぼいっしょでした。



ええっとその図は・・・あったあったこれです。


これをスリムにした感じ。

「最近、食欲モリモリなんです。以前は一度にたくさんは食べられなかったのに

今は多めに与えても残さないんです」と伝えると


「以前は、圧迫されていて入らなかったんでしょう」と言われました。



で、レントゲンとエコーで診る限り、今のところ転移もなく大丈夫だということでした。


その言葉を聞けてほっとしました。


ただ、カラダに脂肪がほとんどなくお腹の内臓がぎゅっと重なってあるので

レントゲンだけでは見づらい状態であるらしいのです。

でも、多分大丈夫でしょうということでした。




今回、異常なしということて、異常がみつかるまで薬は使わない

それまで、食療法など、自然にできることで頑張りたいと伝えました。



獣医師さんも、それを了承してくださりました。


「風ちゃんの場合は、発症からすでに1年以上が経過していて、転移がなかったんだから

 このままないかもしれません。でも、絶対はありませんから。

 ただし、見つかった時は、侵攻が早いかもしれません。それは覚悟してくださいね」と。




この1カ月の風ちゃんの変化は、

お腹がペタンコになったのは当然ですが

身体全体がスリムになった。

手足や顔のむくみが取れた。

動きが軽やかになった。

よく食べるようになった。

いい感じの便がしっかり出るようになった。

オシッコに行きたいとき、自分からアピールするようになった。
(玄関前に立って、トイレに出してというリアクションをする)

目の下のイボが小さくなった。

目ヤニがあまりでなくなった。



といった感じです。

これって、健康になってきているような気がするのは、私だけでしょうか?


ただ、この逆が起こり始めたら、注意信号かも。

特に目ヤニなどの些細な変化が、内臓疾患のヒントになることもあるのでは?

と思いました。




次の検査は、9月下旬です。




それまでも、しっかりと風ちゃんの変化をキャッチできるよう
頑張りたいと思います。







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