ウルトラマンZ 第18話「2020年の再挑戦」
ご昭和ください彼の名を!というわけで今回は54年の時を経て誘拐怪人ケムール人の再挑戦!
そもそも最初の挑戦であった54年前の話というのは、ウルトラQ第19話「2020年の挑戦」になります。直前の第18話には今回その性質故に誘拐されてしまった地底怪獣パゴスも出てきます。
神田博士の著書「2020年の挑戦」に記されたとおりに次々と起こる誘拐事件。その元凶は500歳という長寿を得ながらも肉体の老化だけは止められなかったケムール人によるものだった。果たして2020年の時間を持つケムール人を倒し、誘拐された人々を救うことは出来るのか…という物語。「再挑戦」の劇中で語られたとおり、民間人と警官隊の活躍が光る名作です。そんな彼らをジャグラーも賞賛してくれたのが凄く嬉しかったです。
「挑戦」に出てきた著書「2020年の挑戦」は、今回の再挑戦においてもカオリが読んでいた本として登場。
観覧車は当時ケムール人が破壊したものと同様のデザインだったと思います。ケムール人といえばあの独特な走る様が有名かと思いますが、観覧車もまたケムール人に欠かせないものですね。「ウルトラ怪獣名鑑」でも一緒にフィギュア化されていたかと。
また、ヨウコ先輩がカオリの後を追って入った倉庫にあった木馬は「挑戦」のラストシーンに登場したものでしょうか?
今回の「再挑戦」においても、あの観覧車が登場していましたが、他の遊具が取り壊されていたにも関わらず、何故あの観覧車だけが残っていたのか。もしかすると、ケムール人に破壊されたため新造することになり、その結果、他の遊具よりも比較的新しかったから、今も壊されずに原型を留めているのかもしれませんね。単に壊すの大変だからとか言わない(汗。
さて話を「2020年の再挑戦」に移しますと、全体的にどこか静かな雰囲気が漂っており、色合いもやや薄めというか暗めだったのは、ウルトラQを意識してのことでしょうか。
ハルキが出会った謎の女性カオリ。ハルキが「怪獣退治の専門家」だと知ると、自分を殺して欲しいと願う彼女の真相とは…な、お話で、ハルキの優しさとカオリの強さが描かれていました。
カオリの事情はケムール人本来の目的を考えると納得のいくものだったのでした。
54年前の「挑戦」においても、ケムール人がある人物に化ける描写がありました。しかし今回の状況を鑑みるに、あれは化けていたのではなく、あの時既に融合が進んでいたのではないか?とも考えられると思います。その後の対応が功を奏しただけであり、ケムール人の弱点であるアレが無ければ危機的状況だったのではないかと。
加えて「挑戦」のラストはあんな感じですから、ケムール人を倒して「終」とはならないのは54年前に描写済み。今回の再挑戦で改めて「挑戦」が恐ろしいものだったと認識しました。
ゼットさんは補修(ボイスドラマ参照)の甲斐あってか、ケムール人の消去エネルギー源を警戒。ベリアロクも消去エネルギー源が詰まった爆弾が異次元空間で爆発させるべく力を貸してくれたわけですが、肝心のハルキは事情が事情なだけに手が出せない。最強のデルタライズクローであれば消去エネルギー源にさえ気をつければ楽勝かと思いましたが、こうくるか…
今回もベリアロクのおかげで何とかなりましたが、出来ればゼットさんももうちょっとハルキに声をかけて欲しかったかなと。急かしてはいましたが、こう、相棒としてもっとこう…
「挑戦」のラストはアレでしたが、「再挑戦」は穏やかな雰囲気に包まれたまま幕を閉じることに。カオリの事情を考えると万事解決ハッピーエンド!とはいいがたいものの、そこはハルキのフォローが光っていました。
と、いった感じの再挑戦、堪能させてもらいました。改めて「2020年の挑戦」がどれほど恐ろしいものだったかを知り、そして人間の体が衰えた時再びケムール人がやってくるという「2020年の再挑戦」が今回で終わりではないということを思い知らされた話でした。
そして次回!あのヒーローが!銀河連邦遥かに超えて!光と共にやってくる!「最後の勇者」ってのは「Z」だからですかね?名前の由来はあまり考えてきませんでしたが、「自分が倒れても他の誰かが戦ってくれる」と油断せず、いつだって自分が最後だという覚悟と責任を背負って戦うべきだとか、そういった意味も込められているのでしょうか。
ご昭和ください彼の名を!というわけで今回は54年の時を経て誘拐怪人ケムール人の再挑戦!
そもそも最初の挑戦であった54年前の話というのは、ウルトラQ第19話「2020年の挑戦」になります。直前の第18話には今回その性質故に誘拐されてしまった地底怪獣パゴスも出てきます。
神田博士の著書「2020年の挑戦」に記されたとおりに次々と起こる誘拐事件。その元凶は500歳という長寿を得ながらも肉体の老化だけは止められなかったケムール人によるものだった。果たして2020年の時間を持つケムール人を倒し、誘拐された人々を救うことは出来るのか…という物語。「再挑戦」の劇中で語られたとおり、民間人と警官隊の活躍が光る名作です。そんな彼らをジャグラーも賞賛してくれたのが凄く嬉しかったです。
「挑戦」に出てきた著書「2020年の挑戦」は、今回の再挑戦においてもカオリが読んでいた本として登場。
観覧車は当時ケムール人が破壊したものと同様のデザインだったと思います。ケムール人といえばあの独特な走る様が有名かと思いますが、観覧車もまたケムール人に欠かせないものですね。「ウルトラ怪獣名鑑」でも一緒にフィギュア化されていたかと。
また、ヨウコ先輩がカオリの後を追って入った倉庫にあった木馬は「挑戦」のラストシーンに登場したものでしょうか?
今回の「再挑戦」においても、あの観覧車が登場していましたが、他の遊具が取り壊されていたにも関わらず、何故あの観覧車だけが残っていたのか。もしかすると、ケムール人に破壊されたため新造することになり、その結果、他の遊具よりも比較的新しかったから、今も壊されずに原型を留めているのかもしれませんね。単に壊すの大変だからとか言わない(汗。
さて話を「2020年の再挑戦」に移しますと、全体的にどこか静かな雰囲気が漂っており、色合いもやや薄めというか暗めだったのは、ウルトラQを意識してのことでしょうか。
ハルキが出会った謎の女性カオリ。ハルキが「怪獣退治の専門家」だと知ると、自分を殺して欲しいと願う彼女の真相とは…な、お話で、ハルキの優しさとカオリの強さが描かれていました。
カオリの事情はケムール人本来の目的を考えると納得のいくものだったのでした。
54年前の「挑戦」においても、ケムール人がある人物に化ける描写がありました。しかし今回の状況を鑑みるに、あれは化けていたのではなく、あの時既に融合が進んでいたのではないか?とも考えられると思います。その後の対応が功を奏しただけであり、ケムール人の弱点であるアレが無ければ危機的状況だったのではないかと。
加えて「挑戦」のラストはあんな感じですから、ケムール人を倒して「終」とはならないのは54年前に描写済み。今回の再挑戦で改めて「挑戦」が恐ろしいものだったと認識しました。
ゼットさんは補修(ボイスドラマ参照)の甲斐あってか、ケムール人の消去エネルギー源を警戒。ベリアロクも消去エネルギー源が詰まった爆弾が異次元空間で爆発させるべく力を貸してくれたわけですが、肝心のハルキは事情が事情なだけに手が出せない。最強のデルタライズクローであれば消去エネルギー源にさえ気をつければ楽勝かと思いましたが、こうくるか…
今回もベリアロクのおかげで何とかなりましたが、出来ればゼットさんももうちょっとハルキに声をかけて欲しかったかなと。急かしてはいましたが、こう、相棒としてもっとこう…
「挑戦」のラストはアレでしたが、「再挑戦」は穏やかな雰囲気に包まれたまま幕を閉じることに。カオリの事情を考えると万事解決ハッピーエンド!とはいいがたいものの、そこはハルキのフォローが光っていました。
と、いった感じの再挑戦、堪能させてもらいました。改めて「2020年の挑戦」がどれほど恐ろしいものだったかを知り、そして人間の体が衰えた時再びケムール人がやってくるという「2020年の再挑戦」が今回で終わりではないということを思い知らされた話でした。
そして次回!あのヒーローが!銀河連邦遥かに超えて!光と共にやってくる!「最後の勇者」ってのは「Z」だからですかね?名前の由来はあまり考えてきませんでしたが、「自分が倒れても他の誰かが戦ってくれる」と油断せず、いつだって自分が最後だという覚悟と責任を背負って戦うべきだとか、そういった意味も込められているのでしょうか。