ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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王様戦隊キングオージャー 第50話(最終回)「俺様たちが世界を支配する」

2024-02-25 10:11:04 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第50話(最終回)「俺様たちが世界を支配する」

 飴だけで誰が助けに来てくれたかわからせるの、好き……

 さて遂にキングオージャーも最終回!ダグデドとの決戦の前に、カメジムとの決着がつきました。ぶち切れラクレス様&デズナラク8世渾身の一撃、マジでかっこよかったっすね……しかもタランチュラアビスへの別れの一言がまたクール……!
 続くダグデドとの決戦においては、シュゴッドたちも己が身を燃やし尽くす覚悟で戦ってくれました。少しずつ初期のキングオージャーに戻っていく演出も、単なる武装パージとは異なる想いが込められているように感じました。
 そして訪れる一つの区切り。ラクレス様がめっちゃ喜んでいるの、良いよね……そして「シュゴッドは機械」だからこそヤンマに出来ることがあるってのも良いなぁ……

 大きな戦いを終えて一つにまとまるかと思いきや、ギラたちは結局いつも通り。ですが、そんないつも通りこそが何よりも面白く、そして大切なのだと気づかされます。
 誰かの顔色をうかがって心にもない言葉を口にする必要はなく、素直な言葉で過ごすことが出来る。自分の意思で笑うことができる。そんな当たり前の、それでいてとても大事な生き方が出来る世界が、宇宙がここから始まっていくことでしょう。だからこそライニオールは先の戦いを「始まり」とし、ジェラミーは「続き」を視聴者に託したのかもしれません。
 何やら新たな脅威も出てきたっぽいですが、6人の王様と、共に戦う民たちで結成された王様戦隊ならきっと大丈夫だという、安心感のある締めくくりでした。


 さて最終回を迎えましたキングオージャー。従来のスーパー戦隊シリーズ以上に大きな一つの物語といった印象を強く受ける作品でしたね。
 後半はダグデド&五道化に振り回される、国民が裏切る、何だかんだで丸く収まる的な展開が多かった印象があります。国を治めることの大変さ、ダグデド&五道化の無法っぷりを描いていたのだとは思いますが、似たような展開が続いていたような気も少なからずありました。
 とはいえ、ラクレス様の逆襲などは分かっていたとはいえ面白かったですし、最終決戦のオールスター感も良かったですね。王に、神に背き続けた邪悪の王たちの一年間、楽しませていただきました。一年間ありがとうございました!
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王様戦隊キングオージャー 第49話「王はここにいる」

2024-02-18 10:19:38 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第49話「王はここにいる」

 今回はOP無し!アバンもかなり短め!更に合間のCM一切無し!と異例尽くめ、されどもこれまでの全てが繋がる回となりました。

 目の前でコーカサスカブト城の墜落を目撃し、「悲鳴をあげろ」と口にしたギラ自身が悲鳴をあげ、一方のダグデドは歓喜の笑い声をあげるというのが何とも皮肉な状況……

 しかしダグデドの前に予想外の光景が繰り広げられることに。「逃げろ」という王の意思に背く「邪悪なる反逆者たち」が集結。特にリタとモルフォーニャさんの「何で来た!?」「何て言いましたっけ!」からのやり取り、大好きです……いつどんな時の言葉かも指していないのに、あの言葉だと理解するの、本当に良い……
 そこから壮絶な戦いが繰り広げられました。国家間の協力はもちろんのこと、かつては戦い合っていた人間とバグナラクが互いに背中を預けあう様が良いっすねぇ……

 ですがダグデドの無茶苦茶っぷりは桁外れ。この状況ですら勝てる確証はなく、ギラも危機に……という、この状況下で駆けつけてくれたのは!あの人たち!……待ってた。絶対に本編に再登場する機会あるよなぁとは思っていたけども、確証は無かったからマジで嬉しかった。案内人としての凛とした振る舞いも良いけど、ギラの幼馴染としての側面もマジで良いキャラなんすよ、彼女……
 そして前回駆けつけてくれた彼ばかりでなく、あの人も、あんな人まで再登場!とある人物を前にしたジェラミーの「僕、死んじゃったの?」と子供っぽい口調、良いっすねぇ!あー!その共闘見せてくれるんすか!?ありがとうございます!当時はどんなやり取りしてたんすかねぇ、あの二人……

 とまぁ、涙ぐみながら見ていた中、駆けつけてくれたあの人の言葉が何やら「永遠の命」のヒントになりそうです。単体で無尽蔵のエネルギーを供給できる動力源を開発するのではなく、全国民の命をもってキングオージャーの動力源とするのかな?
 
 次回は最終回。最後の戦いにして、始まりの戦い。ダグデドの支配から解放され、人々が真に自由に生を始められるが故の「始まりの戦い」なのでしょう。果たしてどのような結末を迎えるのか。キョウリュウジャーは出てくるのか。色々気になりますが、また次回!


 ……ところで、今回のラストで、ドゥーガさんは彼からどんな言葉を聞いたんでしょうね……再び共に戦えたことへの感謝か、後を託す言葉か、色々背負わせてしまったことへの詫びか……色々考えられますが、何にせよ名シーンであることに変わりは無いと思います。


 そして次回のスーパー戦隊ブンブンジャーも3月3日から放送開始。まだ脳内が1月の感覚なのか、「また4週連続バトルでもやるんかね」などと思ってしまいました(苦笑。今年ももう2か月終わるの?早くない?
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王様戦隊キングオージャー 第48話「さらば、親愛なる民よ」

2024-02-11 10:10:27 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第48話「さらば、親愛なる民よ」

 語り部の不在、あるいは最早語ることはないと言わんばかりのOP。いつものが無いだけであれほど寂しく感じるとは。

 宇宙サイズのダグデドとやり合うための超絶怒涛究極完全体キングオージャーの準備を進めようとしていた矢先、ダグデドが直々にお片付けを宣言。凌牙一閃すらも通じず、なすすべなく一方的にやられる王様戦隊。改めて以前やられたのはお遊びに過ぎなかったのだと思い知らされます。
 そんな中で発動されたのは避難計画ゼロ。避難先に待っていたのはコーカサスカブト城、そして臣下たちに託されたのは……これまで脈々と繰り返してきた歴史を今一度やり直すこと。先祖が出来たのであれば、彼らにもきっと出来るはず。

 しかしこれまでの出来事は様々な奇跡の積み重ねあってこそ。ラクレスが耐え忍び、ギラが反逆し、王様たちとぶつかり合いながら成長し、バグナラクとの戦いを終わらせ、五道化を壊滅に追い込む……そんな奇跡を目の当たりにしてきた彼らだからこそ、王の想いを裏切り、そして王を信じるに至ったのでしょう。

 いざ反旗を翻さんとしたのを阻んだのはいつもの人物でしたが……もしやこれまでもたびたび化けていたのでは……?声の大小で判別できたのでしょうか。どこまでも厄介この上ない相手ですが、そんな族を相手取るのはまさかまさかのあの人物!ここで来るかぁ……共闘してくれるんかな……


 といったところでまた次回。
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王様戦隊キングオージャー 第47話「神を黙らせろ」

2024-02-04 10:12:11 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第47話「神を黙らせろ」

 さて再び「神の怒り」が発生する中で、バグナラクも元々はチキューとは異なる自分たちの星に住んでいたことが判明。
 ダグデド曰く「バグナラクが頼むからグローディを作ってやったんだ」とのこと。バグナラクの母星ではバグナラク同士、あるいは別の種族との争いが繰り広げられていたか、はたまたダグデドを倒すために「不死身かつ死体を操る能力を持つ戦士が欲しい」みたいなお願いをしたのか。いずれにせよ、最悪の存在が生まれてしまったと……

 しかし今度は全員救うとの信念のもとで王様たちは結託!シュゴッドは避難用シュゴッドを派遣し、ンコソパが神の怒りの動向を把握。イシャバーナが怪我人を治療し、トウフは食事を提供。ゴッカンでは避難民の誘導を脱獄犯が担い、行きつく先はだれでも受け入れる狭間の国……一人、一国では無理でも、王が、一人一人が手を繋いだからこそたどり着いた結果でしたね。
 そんな中で、ラクレスはかつての神の怒りで家族を亡くした人の手を取るシーンも描かれていました。多くの温かい手を失った身として、今度こそこの温もりを守って見せるという決意が感じられたシーンでした。

 相変わらず頼りになり過ぎる巨大戦力のゴッドキングオージャーによって、グローディとの戦いも決着を迎えることに。しかし、死者の世界で安らかな眠りを迎えられては、グローディにとっては幸福な時間となってしまう。そんなことは許さないと言わんばかりの描写は良かったかと。

 そんなこんなでまた次回。
 そういえば爆上戦隊ブンブンジャーの番宣も始まりました。ブンブンジャーロボのおもちゃを見た時はうーん?と思ってしまいましたが、動いているのを見るとなかなかカッコよさそうですね!そして何かすっげぇ久々に普通の街中で戦っているのを見た気がする……
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王様戦隊キングオージャー 第46話「命の美しさを知れ」

2024-01-28 10:10:06 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第46話「命の美しさを知れ」

 さてヒメノはイシャバーナの王の力、命だけを刈り取る力を使いグローディを倒そうとしたものの何故かグローディは腹から大量のシュゴッドソウルが零れ落ちてきただけで健在。
 ヒメノがその謎に迫る一方で、ジェラミーにだけコンタクトを取ったラクレスは、彼に受け継がれた王の力は「不死身」ではないかと推察。加えて「長生きは本当に良いものか?」「あとは行間を読んでくれ」とか、味方になってからもマジでカッコいいっすね、ラクレス様……

 人を死の恐怖から救わんとするヒメノと、不老不死のジェラミー。互いに目の前で両親を亡くし、命にまつわる力を持つ者同士。前回のリタとカグラギといい、相反するようで根本的な力は同じ、という描写ですね。
 不死身の力を解析すれば、死者を蘇らせることが出来るかもしれないし、大切な人にまた会える。しかし共に年月を重ね、同じ墓に入るという想いは叶えられない。

 「生を全うするために医療はある」とはヒメノの談。であれば、医療は人生という名の物語を、人それぞれが望む形で完結させられるように手助けする行為なのかもしれません。いつまでもダラダラと長く続けるのではなく、限られた時間、限られた命の中で必死に思い思いの未来を描こうとするからこそ、物語は儚く、そして美しいのでしょう。
 グローディを倒すために、それぞれの王の力を使ったヒメノとジェラミー。夕焼けを見つめながらそれぞれが目に涙を浮かべたのは、大切な人と再会できなくなった哀しみ故か、いつか訪れる死に怯えたからか。それこそ「行間」を読むということなんでしょうね……


 さぁこれでグローディも撃破!あとはカメジムだけだな!……と思ったら、予想外の出来事が発生。いやどっちかっていえば予想できそうなことだった気がしますけど、そこら辺の対策をしていたんですよね……?
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王様戦隊キングオージャー 第45話「王を継ぐ者たち」

2024-01-21 10:08:38 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第45話「王を継ぐ者たち」

 久々のモルフォーニャさん、マジで嬉しい。

 さて王の力の使用実験が行われたものの、カグラギの、トウフの王の力は実りを燃やす炎であることが発覚。リタは法を無視し裁く氷、そしてヤンマは機械を壊す稲妻。ジェラミーの言うとおり、国を物理的のみならず国の秩序すらも滅ぼしかねない力。となると、ヒメノに継がれた王の力は命を滅ぼす「毒」や「病」ですかね?次回予告からするにその毒や病の力を使って、グローディを死ねない体にしている原因を取り除くのかな? 

 それはそれとして、ヒルビルの敵討ちに燃えるミノンガンが出現。時間を操ることで縮小と巨大化を繰り返して攻撃を仕掛けてくるうえに、下手に傷つければまた別の時間軸のダグデドが出現しかねない。更に今回はギラ、ヤンマ、ヒメノの心だけが子供に、スズメはラクレスの命を狙っていた頃、モルフォーニャは手癖の悪かった頃の心に戻されてしまうことに。
 彼女たちを元に戻す過程で語られたのは、スズメとモルフォーニャの夢、そしてカグラギとリタの本当の想い。結果的にとはいえ、トウフの王の妹になった以上、口にできない夢がある。罪人の子として生まれたために願ってはいけないと思っていることもある。割と自分に素直に生きているように見えた二人でしたが、その心中は複雑だったようで……

 そしてそれは、王様も同じ。中立を重んじるあまり自らの気持ちを嘘をつく。国を守るために本心に嘘をつく。どんな時も法を裏切らない絶対中立の裁判長と、自らすら裏切るカグラギ。氷と炎。相反する関係かと思いきや、どちらも己を殺す力という点では似た者同士。王たちが手と手を取り合わなければ得られなかった結末が見られました。
 となると、ンコソパの稲妻を制御する力はシュゴッドにあって、イシャバーナの力を制御するのはバグナラクにあるのかな?稲妻や毒?に対抗する力とは一体……
 
 カグラギがスズメを送り出す言葉がじんみり染みたところで、次回はグローディとの決着か!
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王様戦隊キングオージャー 第44話「王の証!真の六王国同盟」

2024-01-14 10:13:24 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第44話「王の証!真の六王国同盟」

 ラクレス様、何をやらせても面白いしカッコいいのズルい……ズルくない?
 さてラクレス曰く、王の証には打倒ダグデドの切り札となる力が封じられているとのこと。しかし下手をすれば国を滅ぼしかねないため、リーダーを決める戦いが繰り広げられるものの、傍から見れば遊んだり仲間割れしているようにしか見えない。割といつも通りといえばいつも通りのキングオージャーですが、こんなふざけたこと、第44話でやることか?と思いきや……あー、なるほど、そんな理由が……単に滅ぼすのではなく「コレクション」だからマシかと思えば、そんなことはなく。次回はミノンガンによりまたも子供になってしまうようですし、クライマックスなのに緊張感が若干薄れてしまうのも本気のおふざけ故かもしれません。

 更に、王の力を解析してしまったヤンマもあわやという事態に陥っていましたが、それを止めるのがギラ。一番最初に共に戦った二人の組み合わせはやっぱいつ見ても良いっすね……
 戦いの後、ヤンマからチキューの王になった感想を問われたラクレス。恐らく「シュゴッダムのみならず、チキュー全ての民が犠牲になっていく辛さが耐えがたかった」などの返しを期待していたのでしょうが、返答はその真逆。この返答は後に「最悪の王」と語り継がれるためだけではなく、少なからず本心が混じっているように感じました。偽りのない言葉だからこそ、ヤンマの心にも響いたのでしょう。
 特に「正義感は罪悪感を塗りつぶし、簡単に人を化け物に変える」。この言葉の重みたるや。特に最近はリアルでも……うん。「正義」と言えば聞こえはいいですが、それが果たして誰にとっての正義なのか。独りよがりでは無いのか。行動する前に見つめ直す必要があるのでしょう。

 先代の王として当代の王たちが同じ轍を踏まないように導いたラクレス様。唯一絶対の頂点たる宇蟲王に対し、力を分け合い、いざとなれば互いに互いを止めるのがチキューの王たち。利害関係を超えて、真に民を、チキューを想うが故の同盟が結ばれる。何だかんだでもうすぐ最終回なんだよなぁ……早いなぁ……てことは、ドンブラザーズが終わってからも1年経つんか……早すぎない?(汗。

 そんなこんなでまた次回。
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王様戦隊キングオージャー 第43話「覇王の大罪」

2024-01-14 08:28:55 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第43話「覇王の大罪」

 YouTubeで配信された「ラクレス王の秘密」の冒頭では、ラクレスが後に「シュゴッダム最悪の王」と呼ばれたことが語られていましたが、それがこういう経緯だったとは……

 ゴッカンの法廷にて、全てを語り始めるラクレス。先々代国王のコーサスが「滅びの力を賜りたい」とダグデドに頼んだのがきっかけ。母は突然ギラを身ごもり、父はギラを道具として扱い宇蟲王を倒そうとした。不可解な出自、人類反逆の鍵となる存在でありながらも「私にとってはたった一人の弟だ」「ギラはギラだ。道具じゃない」と言い切るうえに、宇蟲王を倒すためという大義や情けで自身の行為を正当化するつもりなど一切無いラクレスがあまりにもカッコよすぎました。これほどまでにギラを、民を想う王が、よくぞここまで邪悪・非道でいられたなと……あまりにも心が強すぎる……

 そして遂に明かされるレインボージュルリラの謎。ゴッドクワガタのシュゴッドソウルが入っているのは予想していましたが、ギラを道具として従順に扱うためだったとは……元々ギラがラクレスを覚えていないことに違和感があったのですが、それもレインボージュルリラによるものだったということで納得がいきました。
 また、カメジムがいつからボシマールに化けていたかも発覚。近寄ってきた兵士を一目見て違和感を覚えて遠ざけるあの優秀さ、今もいてくれたらどれだけ頼りになったことか。

 サラッと不死身を切れる力をコピーしたヤンマにより、心身の年齢を変化させるミノンガンなど敵ではない!かと思いきや、それすらも織り込み済み。「ただいま」という言葉からするに、多分以前の記憶をそっくり引き継いでいるんでしょうね。しかもミノンガン自身も健在となれば、まだまだあの中にバックアップが仕込まれている可能性が……じゃあミノンガンを倒せば解決するかと言われると、ミノンガンと同様の生命体を作られたら終わり。こんなんどうするんだよ……

 というところで、次回はリーダー決め。ゴセイジャーあたりでも見たような気がする……
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王様戦隊キングオージャー 第42話「ラクレス王の秘密」

2024-01-07 07:59:12 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第42話「ラクレス王の秘密」

 え、ギラってマジでダグデド由来なの?ギラを動揺させるための方便ではなく?

 さてYouTubeで公開された全3話の物語や、本編の動向からして味方だろうとは思い続けていましたが、なかなかその本心を見せなかったラクレス。そんな彼の想いが第42話にして遂に明かされることになりました。
 始まりは17年前。本編開始時点からだと15年前に当たりますが、この描写からするに「神の怒り」は「ラクレスの父がつまらん王様だったからダグデドが怒った」ことにより発生したんですかね?初めての王様仕事が「何もするな」とは屈辱以外の何ものでもないでしょう。
 
 戦いの最中、ラクレスのみならずカグラギ視点からも真相が語られる中で驚きだったのはキングオージャーZEROについてです。名前からしてキングオージャーの前身的な存在なのだろうと思ったいたのですが、まさかダグデドが創造したシュゴッドたちとは違うから「影響がゼロ」的な意味合いでZEROと名付けられたのでしょうか。あるいはダグデドの支配をゼロに帰すという意思を込めてのZEROか……
 全てはダグデドを倒すため、ギラに力をつけさせ、玉座を明け渡すため。そのためならば醜態を晒すことも厭わない。苦難の日々が続く中で、本心を伝えられるスズメとの出会いがどれだけ幸運だったことか……ギラに敗れた後、麻酔薬を飲む直前のラクレスとスズメの会話の微笑ましさといったらもうね……ダグデドに見張られてさえいなければ、もっと幸せに暮らせたろうに……

 そして全てが今に繋がる。ギラには何も伝えていないにも関わらず、全てを察したギラが「ラクレスの弟」として「ギラ・ハスティー」を名乗り、ダグデドに致命の一撃を浴びせる様の感慨深さといったら……やっとここまで来れたんだなって……
 だというのに、ここまで来てなお以前と変わらぬ態度でギラの覚悟を問うラクレス。民を救うと誓えなければ玉座は自分のもの。最後の最後まで先代・邪悪の王としてギラに立ちはだかる壁であり続けようとしていたにも関わらず、最後の一言がアレとかずるいんだわ。あんな優しい口調で言われたら涙腺緩むんだわ。最後の最後でやっと兄弟に戻れたのに、これで終わりか……


 しかし!ここからが「救命」部隊である王様戦隊の出番!まるでブラックジャック先生みたいなことを言い出したヒメノやヤンマたちの頼もしさといったら!

 次回はさらに様々な謎が明かされる様子。レインボージュルリラやゴッドクワガタのシュゴッドソウルについても触れられるのかな?
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王様戦隊キングオージャー 第41話「宇宙を救う時」

2023-12-17 10:13:50 | 王様戦隊キングオージャー
王様戦隊キングオージャー 第41話「宇宙を救う時」

 反逆を試みたギラたちでしたが、ダグデドには傷ひとつつけられない。ギラ以外は隠しコマンドを解放すればただでは済まない状況下。それを加味してもあまりにも圧倒的過ぎるダグデド。更にダイゴーグを蘇らせての退場とか最高に厄介なことをしてくれやがりましたね……前回何でゴッドキングオージャーじゃなかったのかと思ってましたが、そういえば城ロボだからラクレスがいる状況では使えなかったのかと、今更ながらに気づかされました(汗。

 怪我は無いとはいえダグデドはご立腹。そんな彼に対してラクレスはくだらない作戦でヤンマたちを玉座に張り付けた爆弾で釘付けにしつつ、選ばれ市民はコーカサスカブト城でダグデドが次に滅ぼす星に送ると提案……さらに爆弾解除の要であるヤンマにはヒルビルによる妨害を入れるという抜け目の無さ。
 そんな彼が五道化として欲した力は「不死身のギラを殺す力」……もうこの時点で彼の成そうとしていることは察せました。サブタイトルの入りも最高でしたね!スピンオフが公開されて以来、ずっとこの時を待っていました。これまで真意こそ語られなかったものの、殺せたはずの相手を殺さず、民を道具だと言い張りながらも利用されていたと知ると怒りに燃える。そんな彼が極悪人とは思えませんでした。ある意味では似たもの兄弟だったんだなって……
 「ヒルビルの能力の使い道」も「ギラを信じている民を避難させるため」だったすれば納得です。これまで人々を扇動/先導してきた実績が変われたのか、はたまた元々ヒルビルの能力下にあったのか……何にせよ、一人一人洗脳して回るよりも手っ取り早そうなのが何とも(笑。

 
 次回はようやく彼の真意が明らかに。これまであまり「兄弟」を感じさせなかったラクレスとギラが、兄弟に戻る時が来たんだなって……でも、ギラがオージャカリバーZEROを振るっているのが少々不安。無事だと良いのですが。
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