ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ハクメイとミコチ 第12話(最終回)「紅髪の記憶」

2018-03-31 08:11:43 | 2018年アニメ
ハクメイとミコチ 第12話(最終回)「紅髪の記憶」

 とうとうアニメ「ハクメイとミコチ」も放送12回目にして最終回。作中表記の話数では25話でした。

 その最後を飾るのは「紅髪の記憶」。ハクメイがマキナタに来る前、共に旅をしていた緑尾狼のキャラバン隊が近くを通ると知り、ハクメイとミコチは一目見に行くことに。
 その道中、ミコチはハクメイから緑尾狼たちのことや、ハクメイと緑尾狼たちとの別れの話を聞いていました。実はマキナタには体長制限があり、憧れのマキナタにそんな制度があるとは知らず、一時は再度緑尾狼たちについていこうとしたハクメイ。しかし緑尾狼から「決め事も含めてマキナタの一部。まだ門しか見てないわ。どこにでも行けるあなただからこそ、住んでみなさい、ハクメイ」「出て行きたくなった時には、また私たちと一緒に旅をしましょう」と諭されることに。
 好きなところばかりではなく、決め事のように嫌いなところもある。しかしそれも含めてのマキナタ。まだ入ってもいないうちから判断するのは早計なのでしょう。ハクメイならば、いつでもどこへでも行ける。だから住んでみてから判断しても遅くは無いと。ハクメイに語りかける緑尾狼の優しい感じが素敵でした・・・

 で、そんな緑尾狼たちを一目見に行くべく、タヌキに乗った2人。このタヌキもまた良いタヌキで、ハクメイたちの話を聴くうちに少し急ごうとしてくれたり、橋が渡れないと知っても「橋の向こうまでと約束したから」と2人を送ってくれたり、更にはゴンドラまで運んでくれて・・・とまぁ、結構情に厚いというか義理堅いというか。そんな感じのこのタヌキ、結構好きなキャラクターです。アニメには登場してませんが、あの2匹のネズミたちも好き。

 そしてようやく一目見られるかと思いきや、方角を間違えていたために、キャラバンは既に反対方向を通り過ぎた後。そこでゴンドラの管理人である猿に協力を申し出るわけですが、この猿が爆薬をあらぬ方向に投げてしまうシーンは、原作・アニメ共々笑ってしまいました。声がつくとより一層面白いですね。

 ともあれ無事に緑尾狼たちにも元気で暮らしていることを知らせ、返事ももらえたハクメイ。そんな彼女がミコチと「帰ってくるところ」がマキナタ。
 ここから始まる祭りの描写がとにかく最高でした。声は無いもののこれまでに登場したキャラクターが、お祭りということで続々登場!コンジュの歌を聴くセンは3人で作った服を着ていましたし、イワシもあのお店で買った上着を着用。色んなキャラクターが祭りを楽しみ、そして最後のEDは2番!いやー、良いですね!普段聴けない部分が聴けると特別感がありますし、最後の最後はカフウもチラッと登場!もう最高です・・・


 と、そんな感じでハクメイとミコチ、テレビ放送分25話、放送12回分全てを視聴しました。原作が好きだったこともあってアニメ化と聴いた時はとても嬉しかったですし、加えてとても丁寧なアニメに仕上がっていたことは凄く嬉しいです。原作の違う話同士を、会話等で上手く繋ぎ合わせていたのも好印象でした。
 自然の描写も綺麗で、キャラクターたちも生き生きとしていて・・・本当に良かったです。感謝しかありません。原作を読んでいて展開を知っていても、毎回本当に楽しかった。ありがとうございました!
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「ドラえもん のび太の日本誕生」を見て

2018-03-30 07:57:33 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太の日本誕生」を見ました。

 「日本誕生」は記念すべき映画10作目。今回は「史上最大の家出」ということで、はるか昔7万年前の日本が舞台。ドラえもんの道具を借りてのび太が生み出した頼れる仲間ペガ、グリ、ドラコも登場します。そして敵は映画の中でも屈指の存在感を誇る(気がする)ギガゾンビ!確か「ギガゾンビの逆襲」というゲームもあったと思いますが、そちらは名前だけしか知らず・・・

 時間犯罪者たるギガゾンビは、7万年前の世界を足がかりとし、地球の歴史をまるごと手に入れるのが目的。タイムパトロールに見つからないように地下に基地を作るばかりか、亜空間破壊装置によっておそらくタイムマシンで自分のいる時代に行き来できないようにするつもりだったのでしょう。
 加えて「ウルトラタイムウォッチ」で時間を止めたにも関わらず「君の停止した時間は私が解除した」とあっさり言ってのけ、「とおりぬけフープ」の空間を捻じ曲げてドラえもんを自分の基地まで誘導するという技術まで披露。その見た目も相まって、なかなかの強者っぷりでした。まぁ素顔は普通のおじさんでしたが(汗。
 今作ではタイムパトロールに追い詰められていますが、リメイク版ではドラえもんたちに追い詰められているなど、改めてみるとリメイク版は終盤の展開がかなり異なりますね。あと、個人的には確か漫画だったと思うのですが、ドラえもんとギガゾンビの石槍勝負における「1世紀負けた」発言が好きでした(笑。22世紀と23世紀の最新式の石槍って、何かがおかしい気しかしない。

 
 そしてこの映画といえば、忘れられないのがペガ、グリ、ドラコの存在。ドラえもんの道具を上手く使いこなしてのび太が生み出した、可愛いくて頼もしい3匹のペットたち。途中はぐれてしまいますが、最後はのび太の元に帰ってきてピンチを救ってくれました。この映画のキャラクターですが、とても印象に残っているキャラクターたちでした。
 リメイク版での別れのシーンではめっちゃ泣きましたが、今作はそれほど・・・なんてことはなく、普通にウルッときてました(涙。いやだって、ドアが閉まるまで、最後の最後までのび太の顔を見ようとしているんですよ!?あんなん涙腺に来ないわけないじゃないですか・・・あー、昔テレビで見た時も確かここで泣いて、親に見られるのが恥ずかしくて誤魔化した記憶がぼんやりと・・・
 

 「トレアドール」や「ノビール水道管」など数多くのひみつ道具が登場しますが、その中でも「畑のレストラン」についてはこれまで知らなかったことがありました。
 「畑のレストラン」は色々な料理の種をまくと、大根のような形に育ち、中にはその料理が入っているというもの。なので「開けて中の料理を食べる」のが基本だと思ってたら、そうとは知らないのび太がまるごとかぶりつくシーンがありまして。てっきり「硬くて食べられない・・・」みたいな展開になるかと思ったら、そのままバリボリと食べていました。ドラえもんいわく「そういう食べ方もあるにはある」とのこと。つまり中の料理も食べられるし、入れ物だと思っていた外側の大根も食べられると・・・改めてみると、凄い道具ですね。
 あと「ノビールガス管」「ノビール下水管」なんてのもあったんですね・・・

 また、もしかしたらのび太たちの先祖かもしれないククルたちとの交流も描かれていました。ククルに関しては「のび太くん」じゃなくて「のび太さん」だったのがちょっと意外。あと、漫画のラストで立派に成長していたククルを見て、「おぉう・・・」と驚いた記憶があります(苦笑。


 ようやく第10作まで来ましたが、まだ折り返し地点にも来ていません。改めてドラえもん映画の歴史の長さを感じさせられますね。
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デジモンカード デジモン20thメモリアルセット(ズバモン・アルファモン)

2018-03-29 20:02:49 | デジモンシリーズ
 デジモンカードの「デジモン20thメモリアルセット」が届きました。


 今回はズバモンセット、アルファモンセット、オメガモンセットの3種類が用意されていましたが、もちろん3種全てを購入し、その特典カードも付いてきました。
 サラッとズバモンのAが1番最初のオメガモン越えの数値たたき出してますね・・・


 それぞれのセットには特製ジャンボカードダスが1枚ずつついており、比較するとご覧のとおり。かなり大きいサイズです。


 昔あった、ポケモンのジャンボカードダスと比べると同サイズでした。ただ、カード感はポケモンカードの方が強いですね・・・この表現、伝わりにくいなぁ(汗。


 3種全てを購入しましたが、今回はそのうちズバモンセットとアルファモンセットのうち、特に好きな4枚だけを紹介していきます。一覧はプレミアムバンダイの商品ページにありますし、クレニアムモンX抗体やスレイプモンX抗体の説明なども併せて載っているので、そちらをぜひご覧になってください。


 ズバモンセットからはこちらの2枚。
 デュランダモンは「Legend-Arms中最高の切れ味!」とのことですが、なかなか揃わなかったオリンポス十二神やバンチョーを思うと、「Legend-Arms揃うの・・・?」と疑ってしまいますね(汗。
 アルファモンは言わずもがなのカッコよさ。

 その他、ズバモンセットには通常のメイクラックモンやラジエルモンも収録されています。あと1枚だけオメガモンも入っているんですけど、正直そのオメガモンのイラストがあまり好きになれず・・・



 アルファモンセットからはアルファモン2枚。A'sまりあ先生の描くアルファモンは素敵すぎる・・・!
 フレーバーテキストの「時の流れを外れて繰り広げる瞬撃の交差!」も相まって、右側のアルファモンが尋常じゃなくかっこよくて大好きです。

 このセットには他にBx-136のデュークモンX抗体、Bx-137のオメガモンX抗体が入っていますが、何故かその2枚と繋がる(オメガモンの右に位置する)Bx-138のマグナモンX抗体ではなく、新規のマグナモンX抗体が入っています。
 確かにBx-136~138は以前も収録されていましたから、それよりかは新規カードの方が嬉しいといえば嬉しいものの、何故マグナモンX抗体だけ新規なのかはちょっと疑問でした。

 あと、アルファモンがほぼほぼドルグレモンからの進化なのはうーんと思ってしまいましたね。一応グレイドモンと、グレイドモンから進化できるアルファモンも入ってるけどさ?ドルグレモンからアルファモンになっても良いんだけどさ?ねぇ・・・


 以上。簡単ながらズバモンセット、アルファモンセットの中で特に好きなカードでした。
 オメガモンセットに入っている、A'sまりあ先生が描いたオメガモンも凄くカッコよかったので満足です。噂に聞くマーシフルモードはtriセットの第2弾ですかね。
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「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」を見て

2018-03-29 07:56:24 | テレビ・映画・ドラマ
「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」を見ました。

 映画第9作目はドラえもんの道具「ヒーローマシン」から「西遊記」の妖怪たちが飛び出し、歴史を変えてしまうという事件が発生。妖怪たちを「ヒーローマシン」の中に戻し、歴史を正しく修正するためにのび太たちは「西遊記」の登場人物に扮して立ち向かう、という物語。

 そこそこドラえもん映画は見てきたのですが、その中でもやや異色のように感じた作品でした。特に変わってしまった現代におけるパパとママとの異様な食事風景や、学校で出木杉くんに角が生えるシーン、何よりも先生が妖怪としての本性を現すシーンは結構怖かったです。見ていて「あぁ、やっぱり私は『学校の怪談』とか見られないな」と改めて思いました(苦笑。
 
 この映画に関してはほぼ前情報が無く、リンレイという少年の存在は知っていても彼がどういった立ち位置なのかまでは知りませんでした。なので彼の正体には結構驚かされましたね。それを知っていて尚迎え入れた三蔵法師の懐の広さもうかがい知れます。でも、三蔵法師が結構渋めのおじさんだったのを見て「こういう解釈もあるんだなぁ」と我ながらよくわからない感想を抱いていました(笑。いやだって、三蔵法師って渋いというよりは美形っていう印象でしたし、ドラマでも女性が演じられてましたし、FGOだと女性だし(汗。

 変わってしまった現代におけるシーンの数々や、「コウモリホイホイ」で打ち出された傘の骨組みにコウモリたちが集まってコウモリガサになるシーンなど、印象に残る場面もありましたが、どことなく物足りなさも感じてしまいました。
 妖怪たちを戻す旅といっても、金角・銀角を相手にした後はすぐにラストダンジョンでしたし、牛魔王もそんなに出番が多いわけでもなく。ドラえもんのピンチにはまたしてもドラミちゃんが駆けつけてくれて、あれよあれよという間に牛魔王も倒して・・・と、ややあっさりめに感じました。もうちょっとリンレイの心境変化についての描写があれば良かったかなーと。

 それにしても、これまでもドラえもんの道具がきっかけで色々なことが起きてきましたが、今回はドラえもんの不注意も目立ちましたね。「ヒーローマシン」をオープンワールドにしたまま解放しっぱなしにしたために妖怪たちが出てくる羽目になったわけですし、寝る前に「念のために『気配アラーム』を仕掛けておこう」と言いつつ、いざアラームが鳴ったら「まだ朝じゃない」と止める始末。加えてアラームが鳴ったことを一切覚えておらず、そのままスルー・・・いや、まぁ、いつものドラえもんっちゃドラえもんな気がしますが(汗。
 一方でのび太は「金角の持ってる瓢箪への注意を促す」「筋斗雲に乗ってひとっとび」「羅刹女の芭蕉扇で炎を吹き飛ばさなければならないと知っている」など、比較的頼もしさが増していたように思えました。まぁ芭蕉扇に関しては、ドラえもんもまんま「バショー扇」という道具を持ってましたから、それを使えば良いんじゃね?とも思いましたが。

 そんなこんなで次回はいよいよ第10作目である「日本誕生」!


 そういえば「西遊記」呼んだのいつ頃だったかなぁ・・・妊娠する水云々の件はやけに印象に残っていたため、のび太が水を飲んだシーンで「まさかね・・・」と思ってました(汗。
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「ドラえもん のび太と竜の騎士」を見て

2018-03-28 07:14:42 | テレビ・映画・ドラマ
「ドラえもん のび太と竜の騎士」を見ました。

 映画第8作の舞台は、生き残った恐竜たちが独自の進化を遂げた地底世界。のび太たちはそこに迷い込んだスネ夫を助けるべく地底世界へと向かい、そこでバンホーら恐竜人たちと遭遇し、彼らが地上で暮らすためにある壮大な計画を企んでいることを知る・・・という物語。

 「企んでいる」とはいえ、これまでの映画における恐竜ハンターやポセイドン、ドラコルルといった明確な悪役とは違い、バンホーたち恐竜人からは「敵」という感じがしません。
 のび太たちが不法入国ということで警戒され、詳しく調べられるのは納得がいきますし、計画そのものも「今の地上人たちを滅ぼす」というわけではなく、「過去に遡って、恐竜が地上から絶滅するきっかけとなった存在と戦う」というものでしたから、明確な悪意らしい悪意を感じないと言いますか・・・間接的にのび太たちの存在が危うくなるものの、「倒さなければならない相手」というイメージは無いですね。

 そういった理由からか、予想以上のハラハラを味わえた「小宇宙戦争」と比べて、「竜の騎士」はやや大人しめな印象を受けました。初めて見たラジコンを改造する技術、タイムマシンや地磁気を利用した船を作るなど恐竜人の技術力の高さはうかがえますし、「風雲ドラえもん城」「天地逆転オイル」「ポップ地下室」など印象に残るものはあります。ドラえもんにより語られる彗星衝突により起こる事態の深刻さも十分に伝わってくるのですが、何かもう1つ欲しかったという気持ちがなきにしもあらずです。

 とはいえ、この映画においてのび太たちを助けてくれた竜の騎士・バンホーさんのインパクトは抜群です。槍と盾を携え、鎧と兜を身に纏い、颯爽と恐竜に乗る姿は一度見たら忘れられないくらいのかっこよさがあります。
 が、この人、兜を外した素顔が意外とあっさり目なので、初めて素顔を見た時はあまりの違いっぷりに心底驚かされた記憶があります。いや、妹のローや他の恐竜人たちも似たような感じなんですけども、彼らは兜を被ってない姿が最初に提示されたので「あぁ、こういう顔の人なんだ」って思えるんですよ。ただ、バンホーさんは兜装備の印象があまりにも強すぎて、外した時の別人っぷりが凄くて・・・いや、カッコいいんですけどね?

 そういえばこの映画に登場する「水中酸素あめ(タントサンソあめ)」。昔ドラえもんの切手が発売された時だったと思うのですが、ドラえもんやのび太といったキャラクターの他に切手の絵柄として選ばれていたように思えます。確かコロコロにその情報が掲載されていて、「この道具はどの映画に登場したでしょうか?」みたいなクイズもあったような・・・

 そんなこんなで続く第9作は「パラレル西遊記」。
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「ドラえもん のび太と鉄人兵団」を見て

2018-03-27 08:07:37 | テレビ・映画・ドラマ
 「ドラえもん のび太と鉄人兵団」を見ました。映画第7作となる今作から、のび太が「ドラえも~~ん!!」と叫んでOPと共にタイトルロゴがドーン!するようになりました。やっぱり個人的にはこの始まり方が一番好きです。

 さて今作は突如南極に謎の巨大ロボットのパーツが送られてきたことを皮切りに、のび太たちはそれを組み立てるべく無人の鏡面世界を作り出すことに。しかし「ザンダクロス」と名づけられたそのロボットは強大な破壊兵器を搭載しており、更にそれを追って少女・リルルも登場。彼女たちは地球人を奴隷としようと企んでいる鉄人兵団の尖兵であることが明らかになり・・・という物語。


 それはそれとして「鉄人兵団」といえば、やはりリルルとザンダクロス!確か「宇宙漂流記」の大きめのサイズの漫画に、カラーページでリルルの絵があったような気が・・・多分アレか、王ドラとドラ・ザ・キッドと寺尾台少年の漫画で知ったかのいずれかだと思います。
 当初は鉄人兵団の尖兵としてやってきたリルルですが、のび太やしずかちゃんと触れ合ううちに地球人の複雑な心を知り、奴隷計画は悪いことなのでは、自分たちを創った神の道に背いているのではと命がけで鉄人兵団のボスに進言してくれる・・・そういった優しい心を持った、とても魅力的な天使のようなロボットです。
 奴隷計画は悪いことだと思い直したものの、それでも祖国メカトピアを裏切ることは出来ないと揺れるリルルの心。スネ夫やジャイアンが簡単にリルルを信用できない気持ちも理解し、自らどこかに閉じ込めておいて欲しいというシーンもまた印象に残るシーンでした。

 自らの存在を消滅させることになると知りつつも、地球を救うために、本当の天国を作るために手を貸してくれたリルル。しずかちゃんとの別れのシーンは本当にグッとくるものがありますね・・・そんな彼女が、ラストシーンで本当に天使のように宙を舞い、地球に遊びに来ていたのもまた良かったです。

 ザンダクロス(ジュド)は、漫画に登場したタイタニックロボを思い出しつつも、とにかくその名前のカッコよさに魅かれていました。「サンタクロース」をもじったとはいえ、「ザンダ」で「クロス」なんですよ!?カッコいいに決まってるじゃないですか!(笑。
 この作品は後にリメイク版が作られたのは知っていますが、視聴はしておらず。ただ、ザンダクロスの頭脳がやたらと可愛いヒヨコのようなキャラクターに生まれ変わったのは知っています。まぁ無理やり改造するよりかはマイルドですし、良いのかなーと。あと、食べなくても頭脳に乗せるだけで言葉を訳してくれる「ほんやくコンニャク」って便利だなといつもながら思います(笑。
 しかし元々のジュドって結構口が悪いですよね・・・人間相手だからというのもあるかもしれませんが、乱暴な言葉を口にしているザンダクロスというのはなかなか想像がつきません。


 鉄人兵団に対し、持てる全ての戦力を投入するドラえもん。「改良型やまびこ山」の出番はこの時ぐらいかなーと思っているのですが、それでもやけに印象に残る道具でした。
 のび太たちを後一歩まで追い詰めた鉄人兵団なんですが、気になることが1つ。彼らは本来の地球にある湖に飛び込み、鏡面世界に入ってきました。鏡面世界故に入る時に上下が逆さまになったりするでしょうし、湖に飛び込んだら湖から出てきたというおかしなことが起きているわけですから、その時疑問を抱いてもおかしくないと思うのですが・・・そこら辺はあまり気にしちゃいけないのでしょうか(汗。
 あとは鉄人兵団を倒すとまではいかないものの、いっそのこと湖の水を抜いて鏡面世界の出入り口を封じて、自分たちは「入りこみ鏡」や、しずかちゃんの家のお風呂から帰る、という手もありっちゃありだったかなーと。まぁそんな映画が面白いかと言われると、首を横に振りますが(苦笑。


 途中、のび太とドラえもんは鉄人兵団が迫ってくることを知ってあちこちに電話を掛けまくるも、誰からも相手にされないシーンがありまして。そこでのび太が「誰も信じてくれない・・・」と途方に暮れると、一方でドラえもんは「そうだね。この映画を見てくれている人以外は無理だよ」とメタ発言をしていました。
 パパも「くろうみそ」の回だったかで、説教を「いいや二ページほどやる!」と言ってましたから、そんなに驚くようなことではないかもしれませんが、映画でもこういったネタがあったのは知らなかったので驚きました。


 のび太がロボットに襲われそうになったしずかちゃんを助けたシーンが凄くかっこよかったところで、次は「竜の騎士」。バンホーさんほど仮面の着脱で印象が変わるキャラもそうそういないと思います。
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「ドラえもん のび太の小宇宙戦争(リトル・スター・ウォーズ)」を見て

2018-03-26 07:31:44 | テレビ・映画・ドラマ
「ドラえもん のび太の小宇宙戦争(リトル・スター・ウォーズ)」を見ました。

 映画6作目は宇宙の遠くにある小人たちが住む星・ピリカ星が舞台。独裁者ギルモアとその配下であるドラコルルの手によって乗っ取られたピリカ星を、ピリカ星の大統領であるパピやその仲間たちとのび太たちが協力して救い出す、という物語です。

 冒頭からライオンの代わりにジャイアンが吼え、OPではスーパーマンやフランケンシュタイン、キングコング、スターウォーズなどを彷彿とさせるシーンが次々に映し出されます。ここまで明確なパロディも珍しいかなーと一瞬思いましたが、よくよく考えてみれば漫画で「アカンベーダー」とか「イエオン」やってる時点で今更でしたね(笑。

 この映画に関しては「スモールライトが鍵になる」ということは知っていたものの、正直言って歴代映画の中でも私の中ではやや存在感が薄い映画でした。しかし実際に見てみると、敵であるドラコルルが恐ろしく頭の切れる男で、見ていて敵ながら天晴れだと思ってしまうくらい魅力のある敵キャラでした。
 ・小さなスパイ衛星をジャイアンのポケットに入り込ませ、のび太たちの秘密基地を突き止める。
 ・その際、スモールライトが重要だと判断し、奪い取る。
 ・パピの仲間が潜む小惑星を探り当てるべく、破壊されても発信機が飛び出す仕掛けの無人探査艇を差し向ける。
 ・小惑星を探し当ててもすぐには攻めず、ピリカ星にいる仲間と合流してから捕らえる。
 ・彗星のフリをして地上に落下したドラえもんたちの作戦を即座に見抜く。
 ・ドラえもんたちを発見しても、アジトを突き止めるべく、動きやすいように警備をわざと緩める。
 ・「ドンブラ粉」で地中に沈めていた戦車を見つけ出し、解析結果からアンテナが弱点だと気づく。 

 ・・・とまぁ「この映画のボスってドラコルルなんじゃね?」と思ってしまうほど、ドラコルルの強敵っぷりが随所で描写されていました。正直、ギルモア1人であればどうとでもなったでしょうが、ドラコルルがあまりにも知恵者過ぎたために、あわやというところまで追い詰められた印象を受けました。すげぇよドラコルル・・・
 また、パピとの交渉シーンにおいては「自分は嘘を言ったことは無い」というパピの言葉を信じ、人質として捕らえていたしずかちゃんを逃がし、本命であるパピを捕らえるといった交渉も行われていました。
 しずかちゃんの安全を確保した後、パピも一緒に逃げる可能性が十分にあったにも関わらず、敵であるパピを信じて行動するって、なかなか出来ないことだと思います。本当にすげぇなドラコルル・・・

 ギルモアに関しては、人々から信頼されていないことは理解していたため、故に移動や攻撃にはロボットを使っていたものの、最後にはそのロボットにまで裏切られる始末。例え原因が故障であったとしても、皮肉なものです。 


 ドラコルルのみならずパピたちピリカ星人は、お人形の家に住めるほどの小さなサイズ。スモールライトの効果時間さえ切れてしまえばのび太たちの独壇場。ですが最後にギルモアを追い詰めたのは、独裁に反対するピリカ星の人々の行動でした。ドラえもんたちはあくまでもそのお手伝い、というポジションだったのが良いですね。自分の手で掴み取ってこそ、意味があるものなのでしょう。
 小さくて若いパピですが、既に立派な大統領。国を思い、民を思い、自らの危険も省みず仲間を救おうとする。小さいながらもとても頼れる友達でした。

 これまで比較的のび太やしずかちゃんがメインになることが多かった映画ですが、今回はスネ夫も出番が多め。臆病なのび太でさえも、友達を助けるためにとドラえもんたちと共に地上で奮闘する一方、スネ夫は来る前から怯えてばかりでした。それでもしずかちゃん1人を戦わせるわけにはと奮起してからは頼れる味方に。「大男」と呼ばれるのが余程気に入ったようで、またすぐにでもピリカ星に行きたいとまで言い出していました。普段あまり気にしませんが、スネ夫ってしずかちゃんよりも背が低いんですよね。

 映画のキャラクターに関しては「またいつか会おう」と言って別れるパターンが多いですが、この作品では「今度の日曜日に遊びに行こう!」と計画していました。10光年以内ならどこでもドア使えるし、ピリカ星のものがあれば宇宙救命ボートでも行けそうだし、というか帰りに使ったロケットに乗ればまた行けるのか・・・ともあれ、珍しい終わり方だと感じました。


 EDは「少年期」。この作品のEDだとは知りませんでしたが、ドラえもんの映画といえばこの曲か「宇宙漂流記」の曲という印象が強いですね。まさかいきなり劇中で歌いだすキャラがいるとは思ってもいませんでしたが(笑。特段歌以外に台詞は無かったのですが、今だったら武田さんが声をあてて、台詞も増えていたんだろうなぁ・・・と。
 また、「宇宙小戦争」「鉄人兵団」のEDは似たような雰囲気になっています。何ていうんですかね、あの黒い背景に緑のラインが入っている構図。適切な名前が思い浮かばないのでなんですが、とにかく「これがCGだ!」みたいな感じが伝わってくる感じのアレです(汗。


 そんな感じの宇宙小戦争でした。次は鉄人兵団。
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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第7話「いつも助けられて」

2018-03-25 10:13:08 | 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第7話「いつも助けられて」

 「可愛い女の子とは仲良くなっておきたい」という気持ちから、性懲りもなく初美花と仲良くなろうとする咲也。初美花は咲也の連絡先を捨て去り、快盗としての仕事に赴く。敵はコレクションの力で内臓を拡張しているメルグ・アリータ。メルグは店の料理そのものではなく、美味い料理を食べた人やコックたちを食べていたのだ。
 手始めに透真が、そして魁利も初美花をかばって食べられてしまい、初美花はそのショックから物陰に隠れて動くことが出来なかった。

 1人店に帰った初美花は、いつも自分を助けてくれていた友人・詩穂を助けられなかったことを思い出し、何も変わっていないと落ち込んでいた。そんな彼女に「諦めなければ希望はある」と、どこからともなく現われたコグレが告げる。コグレはかつてと同じように再びVSチェンジャーを彼女に渡し、初美花を再起に導く。その理由が「貴重なVSビークルですから」だということは初美花が知る由もなく・・・
 一方メルグに食べられた魁利は初美花のトラウマをえぐったのではと心配しており、透真は魁利が仲間をかばうのは珍しいと感じていた。魁利はたまにはそんな時もあるというが・・・

 初美花は次にメルグが狙うレストランに検討をつけ、1人では不安だからと已む無く咲也に連絡をとる。案の定メルグが現われ、咲也や駆けつけた圭一郎、つかさがメルグと戦っている間に初美花も変装して参戦し、瞬く間にコレクションを回収して仲間や食べられた人たちの救助に成功する。
 圭一郎たちが人々を非難させる一方で、再び3人揃ったルパンレンジャーがメルグを撃破。巨大化したメルグを相手取るのはトリガーマシン・バイカーの力を宿したパトカイザー・バイカー。

 無事事件は解決したものの、謝る初美花を見て本気で惚れこんだ咲也。だがつかさはそんな咲也よりも、魁利たちが快盗と同じ仕草をしていることが気にかかり・・・


感想
 「どうやら警察とヨーヨーは相性が良いらしい!」あぁ、スケバンの刑事さんとか、そういう話ですかね。

 さて今回は初美花主役回。美味い料理ではなく、美味い料理を食べた人をまるごと食べるというギャングラー、メルグ・アリータとの戦いが描かれていました。珍しく仲間を助ける活躍を見せた魁利ですが、前回の圭一郎に影響されたとも考えられますね。メルグの中でも人助けを行っていたためか、圭一郎たちも無闇にルパンレンジャーを攻撃することなく、助けられた人々の避難を優先させていました。
 そのままルパンカイザーの活躍で終わるかな?と思ったら、疲れていたためパトレンジャーに交代するとは思いませんでした。そういえばバイカーとの合体まだでしたね(汗。

 いつも助けられてばかりだった初美花が、今回は咲也を利用しつつ何とか魁利と透真を助け出すことに成功。初美花も少なからず咲也を利用して悪いという気持ちがあったようで、その気持ち故に謝ったわけですが、それを誤解されて「自分のせいで襲われたわけじゃないのに謝るなんて、なんて良い子なんだ!」的な感じで、咲也は本気で初美花に恋をしてしまった模様。
 一方で圭一郎はといえば、咲也が本気なのかどうかを確認したり、咲也の燃え上がる恋に呆れたりしていました。本気であれば応援していたんですかね。咲也が最初から初美花に惚れていたとなれば「国際警察と恋愛の両立は大変だと思うが、頑張れ」とでも応援しそうですが、移り気となれば呆れるしかなかったようで。

 そしてつかさはといえば、魁利たちの何気ないやり取りが快盗たちのやり取りとダブり、正体を疑うという展開に発展する模様。まさかこんなところから正体がバレそうになるとは思いもしませんでした。魁利たちの正体を知っている視聴者の立場からすると、変装していない魁利たちがいつものやり取りをしていても特段何も感じないのですが、見る人が見れば正体を察せられるものだったと・・・上手いつくりになってますね。

 次回は快盗の正体がバレる?そして魁利たちの身よりもVSビークルを心配していたコグレさんも気がかり。やっぱり絶対怪しいって・・・今年は無いみたいですが、仮に春休みスペシャル等でビルドとルパンレンジャー&パトレンジャーが競演したとすれば、ブラッドスタークとコグレさんが暗躍しまくりで、手のつけられないことになりそうです(汗。
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仮面ライダービルド 第28話「天才がタンクでやってくる」

2018-03-25 09:39:17 | 仮面ライダービルド
仮面ライダービルド 第28話「天才がタンクでやってくる」


 初登場なのにローグに押されていたと思った?残念!時間稼ぎでした!

 というわけで、ラビットラビットフォームは鍋島の家族を救い出すまでの時間稼ぎであり、本命は西都側に伝わっていなかったタンクタンクフォームでした。
 とはいえ、ラビットラビットフォームも足だけではなく腕も伸縮自在であることが描写されていましたね。どちらかといえば一撃離脱が可能なラビットラビットフォームがフルボトルバスターのバスターブレードモード、タンクタンクフォームがバスターキャノンモードを使い分けるのがベストマッチかなーって。
 タンクタンクフォームはといえば、戦車のように変形しつつ攻撃することが出来るようで。思いのほか地味な一撃ではありましたが、ローグを倒せて何よりです。しかしダイヤモンドとローグの防御の組み合わせは恐ろしいものがありましたね・・・

 難波チルドレンであった紗羽。スマッシュに改造されたのも難波会長の策略であり、あそこまでされれば疑われることはないだろうとの目論見があったそうで。私もあの一件があったので、てっきり見限られたものだと思っていました。
 あれからもしばらく戦兎たちと行動を共にしているうちに、求めていた家族の温もりがそこにはあることを知った紗羽。冷たい難波チルドレンの洗脳を、暖かい家族の温もりが解かしたというわけですね。であれば、北都との代表戦において龍我を呼びに行ったのも、難波会長の作戦ではなく、紗羽が家族を思ってした行動だったと。

 敗北した幻徳がどこかに姿を消す一方で、西都ではまたもブラッドスタークが暗躍。御堂会長を消すに留まらず、難波会長の顔を御堂のものに作り変え、西都の代表者に難波会長が名乗りを上げることとなってしまいました・・・あの、この場合、難波会長と呼べばいいんでしょうか。それとも偽御堂、N御堂とか・・・うーむ。

 次回、新章突入。
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HUGっとプリキュア! 第8話「ほまれ脱退!?スケート王子が急接近!」

2018-03-25 09:06:57 | HUGっと!プリキュア
HUGっとプリキュア! 第8話「ほまれ脱退!?スケート王子が急接近!」

 今回のアバンはほまれが担当。良いよね、こういうの・・・

 さて今回は、出てきていきなりほまれに抱きついたかと思えば、レディースの服を着こなすアンリが登場。自分とはなたちとでは住む世界が違うといい、かなり強引にほまれをモスクワに連れて行こうとしていました。ほまれのことを考えているというのは伝わってきますが、彼が知っているのは昔のほまれ。今のほまれははなやさあやたちと出会い、新たな輝きを宿していました。
 人生に無駄な時間なんて無いと強く言い切ったほまれ。スケートに注ぐ時間以外も、ほまれを輝かせる大事な時間だったわけですね。無駄かどうかは他人が決めることではなく、自分で決めること。自分で無駄と想ってしまっては、その瞬間無駄になる。けれども無駄だと想わなければ、全ての時間が今の自分を創る一瞬になるのでしょう。

 ほまれが去ってしまうのではと心配しつつ、ほまれのことを大事に思っているはな。ほまれを想い、ベッドで寝転がりながら電話するはなの表情がめちゃくちゃ可愛いかったですね。
 さあやもさあやで、見事ジャンプを成功させたほまれを「ほまれ、素敵だったよ」と言いながらハグ。本当この子たちは感情をドストレートにあらわすんだから・・・だから気に入った。

 一方ではなには心配事が1つ。「応援なんて誰にでも出来る」とアンリに言われたことが心に刺さっていました。気にしないようにとは想いつつも、やはり今後はなの身に降りかかってくる問題でしょうね。某アイドルも「笑顔なんて誰にでも出来る」という悩みを抱えていましたが、彼女はどう解決するのやら・・・

 何やら不審人物も出てきましたし、まさかのアンリへの正体バレなど衝撃的な展開もありつつ、次回はハイキング。こうも序盤で正体バレとは珍しい・・・
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