ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「ウルトラマンZ 完全超全集」を買った話

2021-07-22 06:50:42 | ウルトラマンZ
 「ウルトラマンZ 完全超全集」を買いました。買った後に「そういえば特別版があった気がする…」と思い至りましたが、割と良いお値段したので通常版で良いかなと…

 まず表紙をめくるとそこには!アブソリュートタルタロスの姿がありました(笑。「ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀」の超全集が、本書よりやや小さめのページに掲載されています。へー、あのマガオロチって、ゴーデスマガオロチっていうんだ…

 さて改めて「ウルトラマンZ」の完全超全集を見ていきますと、ゼットさんやハルキたちストレイジの面々のプロフィール、セブンガーら特空機や各種装備の紹介、各話ダイジェスト、セブンガーがナメゴンと戦った時の新聞記事、キャストや監督インタビュー、ハルキたちの履歴書(年表)、ジャグラスジャグラーのこれまでと、ヘビクラ隊長になるまでの経緯、そして最後にはハルキとヘビクラ隊長のなりきりフェイスマスク…と、内容盛りだくさんの一冊になっています。

 私はウルトラマンや怪獣、装備の写真を眺めているだけで大満足なのですが、今回のお気に入りはハルキたちの履歴書です。ハルキの「チェストー!」の由来や、ユカとハルキの意外な接点、ジャグラーがヘビクラ隊長になった経緯などが記されており、興味深かったです。ユウキ・マイの履歴まで載っているのは意外でした。
 また、セブンガー展示祭のグッズや看板等も、見ているだけでワクワクしてくる楽しいグッズがいっぱいでした。セブンガーカレーのパッケージのセブンガー、思いのほかアレが似合ってて可愛かったです。
 普段は写真とか資料を読むだけで満足してしまいがちでインタビューは読まないのですが、今回は少しずつ読み進めていこうかなと。

 「あの技ってこういう名前だったんだ!」とか「ブルトンのアンテナって種類と役割あったのか!」などなど、まだ全部を読み切れていませんが、新しく知ることが出来た情報もあって、何度でも読み返したくなる一冊になりそうです。


 そういえば、ウルトラマンZが「星雲賞」なる賞を受賞されたとのこと。大変失礼な話をしますと、この賞の存在を今回初めて知りまして…(汗。なので、この受賞がどれほど凄いことなのかはイマイチピンと来ないところですが、これをきっかけに1人でも多くの方が「ウルトラマンZ」、ひいては円谷プロ作品に興味を持っていただければ良いなと思う今日この頃でした。
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ウルトラマンZ 特別編「リ:ストレイジ」

2020-12-26 10:16:29 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 特別編「リ:ストレイジ」

 今回は特別編とのことで、AIによるストレイジとゼットさんの記録の振り返り。セブンガー出撃やウインダムの完成、宇宙怪獣襲来に伴う戦力強化としてのキングジョーSC誕生など、特空機の活躍をメインにしつつも、ヨウコ先輩が命を奪うことへの責任を語るシーンや、バコさんがオーバーテクノロジー使用に関する躊躇いを見せるシーンなどストレイジにとって大事なシーンも描写されていたので嬉しかったですね。
 一方で、あくまでもストレイジに蓄積された記録だからか、ブルトンによるハルキと父親との邂逅は入っていませんでした。

 そしてセレブロについては最終回後、ユカによる研究が続けられており、ヨウコ先輩の証言によりその目的も明らかとなった模様。グルジオライデンもセレブロが送り込んだものでは無いかと暗示させるシーンはありましたが、今回でセレブロの仕業だったことが判明。セブンガーやウインダムのデータも事前に光の国か、どこかで活躍した際のデータを埋め込んでいたのかもしれませんね。
 セレブロにしてみれば全ては最強の特空機を作り出すための駒、布石にしか過ぎなかったものたちなんでしょうけども、そのセブンガー参戦から形勢逆転されたと考えると、良い感じに皮肉が効いていると思います。

 終盤は先週放送されたばかり、なんなら最近何度も見返した最終回のダイジェストとなっていましたが…今回も泣きました(苦笑。さすがに先週ほどでは無かったにしろ、最終回と異なるタイミングで流れだす主題歌に涙腺がやられまくりでしたよ…
 

 さて特別編が終わったところで、次回は…お盆で帰省したハルキの前に現れたギーストロン。父の仇を前に冷静さを欠くハルキだったが、ギーストロンも様子がおかしい。どうするハルキ!次回ウルトラマンZ第26話…え?そんな話は無い?…じゃあ「正月に帰省したハルキが実家で餅をついていると、月からモチロンがやってきた!」…というのも無い…そう…そっかぁ…終わっちゃうのか…

 
 といったところで、これにて「ウルトラマンZ」は終わりを迎えることとなりました。
 前回の記事ではまともに感想を書けなかったので、今度こそあの感動を文章に!と思ったのですが、途中でやめました。どこでどう感動したかを書くよりも、「感情が溢れて何をどう書いたものか分からなくなりつつも、どうにかこうにか書いた記事」そのものが、私の「ウルトラマンZ」という作品の最終回に対する感想そのものです。
 また、振り返りもしません。振り返るとますます寂しくなってしまうので(苦笑。

 本当に、本当に素晴らしい作品をありがとうございました。こんなにも「ありがとうございました」を言うのが寂しい作品に出会えて、私はウルトラ幸せ者でございます。
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ウルトラマンZ 第25話(最終回)「遥かに輝く戦士たち」

2020-12-19 10:30:37 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第25話(最終回)「遥かに輝く戦士たち」

 …………いやー、凄かった。とにかく凄かった。見たいもの全部見せてくれて本当にありがとうございます。

 ヨウコ先輩救出に至るまでのストレイジ総力戦からして、もうウルウルしっぱなしでした。ヘビクラ隊長が宇宙人だと知っても揺らぐことの無いストレイジの信頼関係が素敵ですし、相変わらずなユカも笑わせてくれます。
 ウインダムたちからもヨウコを助けたい!という思いを感じられるような必死の救出劇に駆けつけてきた彼の姿は、旧式ながらも非常に頼もしいものでした。そしてハルキたちの想いがヨウコに届くシーンに続き、ウルトラマンZ最後の戦いの幕開け。そして…「ご唱和ください、我の名を!」のあたりからもう声にならないくらいボロッボロ泣いてました。

 今回の戦闘は至ってシンプルに力と力のぶつかり合い。しかしただただ力で蹂躙しようとするセレブロに対して、ハルキたちは「ヨウコを助けたい」「この星を守りたい」という強い意思を持って戦っているのがどのシーンからもひしひしと伝わってきます。故にシンプルながらもどれもこれも最高の戦闘シーンになっていました。
 トドメの光線がこれまた熱いのに、その後が…と、最初から最後まで文句なしの感動の最終回なのに、所々「ウルトラマンZ」らしさが感じられるコミカルなシーンもあるという、泣いて笑っての大忙しな最終回でした。

 最後はハルキとゼットさんが今後どういった道を進んでいくのかも描かれ、セレブロがまさかの運命をたどることになり、ジャグラーの行方は…といった感じで、ウルトラマンZは最終回を迎えました。
 「感動の最終回」といったわりに文章が短くあっさり目に感じられるかもしれませんが、正直感情があふれ出し過ぎて、何をどう書いたものか分からなくなっています(苦笑。ただただ今は心から「ありがとうございました」と伝えたいです。笑って泣けて、最高に熱くなれる作品を見せていただき、ウルトラありがとうございました!

 全体の振り返りは今は出来そうにもないので、次回特別編の感想と併せて書きたいと思います…
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ウルトラマンZ 第24話「滅亡への遊戯」

2020-12-12 11:27:33 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第24話「滅亡への遊戯」

 遂にハルキの目の前でジャグラスジャグラーとしての姿を顕わにしたヘビクラ隊長。その目的は「自分の正義が絶対だと思っている連中に、その正義の危うさを味わわせるため」でした。ここら辺、途中までは「ヘビクラ隊長」としてハルキに話していたのが、最後のあたりはジャグラーっぽい喋り方になっているのが印象的です。
 ウルトロイドゼロを「自分の正義が絶対だと思っている連中」の前に持って行く、ウルトロイドゼロを操縦して敢えて倒される…そういった行動で「正義の危うさ」を指摘しようとしているのでしょうか。ウルトロイドゼロを具体的にどこでどう使うのかまでは明かされていませんでしたが、ここら辺はまだ語り切っていないのかな?

 ジャグラーはジャグラーの正義を貫こうとした結果、それを己の正義が絶対だと信じる連中に否定された。このことからも「正義」の種類は人それぞれであり、某野球も出来る恋愛ゲームの博士が言っていたとおり「正義の反対は悪じゃなくて、別の正義」なんだなと改めて感じます。

 そんな「正義の危うさ」を劇中最も体現しているであろう人物ユウキ・マイ。
 今回も彼女はセレブロ入りクリヤマ長官に「ヘビクラ隊長は宇宙人だった」という映像を見せられた際に、彼に誘導されるまでもなく「旧ストレイジメンバーも宇宙人だったのでは」という考えに至っていました。普通なら「旧ストレイジのメンバーはこのことを知っていたのか?」と疑問に思うなり、ジャグラーに洗脳されているのでは、騙されているのではと思ってもおかしくないところで、真っ先に侵略を疑うのは…ある意味危機管理が出来過ぎているというか。


 一方のセレブロの目的はサブタイトルのとおり。劇中の描写を見るに、セブンガーやウインダムを作るきっかけになったグルジオライデンそのものが、セレブロによるゲーム開始の合図だった可能性が出てきました。加えてゼットさんまでもがゲームの駒扱いされていたことからすると…

 ゲネガーグに寄生?して光の国を襲いウルトラメダルを飲み込んで逃走したのは、ウルトラマンの誰かに自分を追跡させ、ゲームに組み込むためだったのではないかと。逃亡先に地球を狙ったのは、ストレイジ等がちょうど良い頃合いだったからというのもあるでしょうし、過去にウルトラマンが人間と一体化したことを知っていたのかもしれません。敢えて地球で戦うことで人間の命を危機にさらし、ウルトラマンが死にかけた人間と一体化=しばらくの間地球に居続けること=ゲームの駒として動かすことを狙ったのかも。でも、さすがにゼロはヤバいのでブルトンで一時的に排除したのかな。
 その後はゲネガーグ爆発の際にウルトラメダルを飛び散らせれば、追ってきたゼットさんは少なくともウルトラメダル回収までは帰れない。加えて怪獣が自然発生すればそれで良し、しなければ怪獣メダルで自らが変身。弱い怪獣だけではセブンガー以上のロボットが作られないため、ベリアルメダルや怪獣メダルによる強化を画策。グリーザ戦でベリアルメダルを渋々貸したのは、文明は滅びるが「自滅」ではないから…といった感じでしょうか。

 で、そんなセレブロのゲームの犠牲者がまた1人…あんなに頼もしかったのに、今回は終始怖かったっすね…ロボットではなく生き物のように基地の壁を登って外に出るウルトロイドゼロも不気味な怖さがありました。
 てっきりそのまま暴れだすのかと思いきや、何と世界各国の怪獣たちまでもが犠牲に。アーストロンやバードンはメビウス等でも見る機会がありましたが、クレッセント、ダンカン、サタンビートル、そしてまさかのグレート怪獣からマジャバまで出て来るとは!しかも世界地図ではきっちりオーストラリアにいるし!…あれ、マジャバがいるってことは、この地球においてもヤベー薬品使われてるってこと?どこの地球も同じなんだなぁ…(汗。

 ハルキが何とか守り切ったあのレッドキングと卵までもが目をつけられてしまう羽目に。最期まで懸命に卵を守ろうとするレッドキングと、容赦なく卵をも狙うウルトロイドゼロ。
 緊迫した状況下で「やめろおおおお!!」というハルキの叫びと、いつも以上に気合の入った掛け声と共にゼットさん・アルファエッジが参上!ここ、BGMの入り方はもちろんのこと、掛け声と戦い方がめちゃくちゃカッコいいので、ハラハラするんだけど何回も見てしまいますね!

 しかしここからはラスボス・殲滅機甲獣デストルドスのターン。これまでもタイラントやイズマエルといった合体怪獣はいましたが、彼ら以上に異形の存在だということを、肩のレッドキングの頭部が示しているように思えます。その他左肩にはサタンビートルの腕、背中にはアーストロンの角と思しきもの、トゲはダンカン、両腕はバードン、鎌と胸の顔はマジャバの要素が現われているように思えます。素体となったウルトロイドゼロの頭部も頭部に残っているあたり、趣味の悪さが際立っていますね。クレッセント成分もあるのか、もっとじっくり見てみたい…

 アルファエッジの宇宙拳法も、ベータスマッシュのパワーも、ガンマフューチャーのガンマイリュージョンすらも通用しない。幻影とはいえ、必殺のフォトンストリームに耐え切るとかヤベーぞコイツ…
 そして最強最悪のD4レイも当然使えるうえに、調整済みだから問題も無いという…ここら辺の絶望感半端なかったっすね…でも距離を取りながらゼスティウム光線の発射モーションを取るゼットさんカッコよかったです…

 
 出会った時も初代ウルトラマンなら、別れの時も初代ウルトラマン。しかし今回は命を2つ持ってきてくれる一番上のお兄さんはいない。ハルキはかろうじて…といったところでしたが、ゼットさんは無事なんでしょうか。変身していたのが幸いにもガンマフューチャーでしたから、すんでのところでミラーナイトよろしく鏡に映った自分を攻撃させていたとか、そういった回避方法も取れたのかもしれませんが…

 
 とまぁ、絶望感がある一方で、まだ頼もしい仲間たちがいるのも確か。「俺、行きます」と告げるハルキの真っすぐな目だけで全てを悟るバコさんがめちゃくちゃカッコよかったですね…戦いに向かったハルキの方は敢えて見ないようにするのも良いなぁ…!
 罠にはめられそうになったユカや他の隊員たち、そして正体を隠す気が無さそうなジャグラーも、共に戦ってきたウインダムやキングジョーSCも未だ健在。次回ウルトラ最終回「遥かに輝く戦士たち」!やだ!最終回やだ!もっと見せてー!


 一方でボイスドラマは一足お先に最終回。ゼットさんの宇宙警備隊入隊とゼロへの弟子入りを賭けた戦いの結末が描かれています。そしてここから物語はウルトラマンZ本編へと繋がっていく…と。
 最後は熱くOPで締め!…かと思ったら、流れて来るスライドの中にグレン師匠やキレるジャンナイン、列伝時空と笑いを呼び起こすものも入っていました(笑。あれらも全て良い思い出ですね。
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ウルトラマンZ 第23話「悪夢へのプレリュード」

2020-12-05 10:38:54 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第23話「悪夢へのプレリュード」

 銭湯でラムネを飲むヘビクラ隊長に風来坊味を感じた第23話は、怪獣総進撃。

 配置換えで警備に異動となったハルキの顔に覇気は無く、食欲もあまり無い。同じくやりがいは感じているけれども浮かない顔のヨウコ先輩でしたが、それでもあれやこれやとハルキを気遣うあたり、本当に頼もしくて優しい先輩ですね。
 そんなヨウコが腕相撲勝負にこだわる理由が明らかになりましたが、さすがにラブレター渡したらいきなり技かけられた少年は可哀想でした。「腕相撲勝負に勝たないと付き合えない」というのが知れ渡っている今ならともかく、それが知られていないであろう当時、勇気を出して告白したのに投げられるとか、何が何やらですよね…
 別れ際、ハルキに再戦はいつでも受け付けているといい、「勝ったら結婚ですよ」とサラッと言ってのけるハルキに対してもどこか満更でも無さそうなあたりも凄く好き。心の底ではハルキが自分に勝ってくれることを望んでいたりするのかなぁ…

 と、そんなほのぼのとしたやり取りも束の間。軍ではウルトロイドゼロの起動実験が進められており、それに呼応するかのように各地の怪獣たちも活性化。ユカはその危険性を指摘するも、今の軍が聞き入れるはずもなく…マスコミに対しては「地球は我々人類の手で守らなければならないのです!」と、キリヤマ隊長を彷彿とさせる言葉を発していましたが、言葉の重みが全く違いますね。
 そして全く関係ないですが、スーツ&メガネのユカ、いつにも増して可愛いですね!(笑。


 そんな中、遂にウルトロイドゼロが起動。これまで現れたウルトラマンのデータを基にしているとのことで、ゼットさんのアルファエッジにゼロ、ジード・ギャラクシーライジングを足したような印象を受けます。腕のブースターでパンチの威力を底上げするのはジード・ソリッドバーニングを彷彿とさせますが、地球では確認されていない形態でしょうから、セブンガーの硬芯鉄拳団あたりを参考にしたのかな?
 ペダニウムエンジンを搭載しており、かつ額からのビームや頭部のスラッガー部分からもエネルギー刃を出せる…と、D4レイを使用せずともそれなりに戦えることが分かります。

 それを止めんと現れたのがタッコングにキングゲスラ、デマーガ、ゴメス、パゴスといった怪獣たち。あくまでも目的がウルトロイドゼロであるためか、同時に出現したタッコングとキングゲスラは争うことなく進撃を続けていました。
 D4レイの使用は人類のみならず同じ地球上で生きる怪獣にとっても生死にかかわる重要な問題。宇宙にいるゼットさんですらD4レイの余波を感じ取ったわけですから、地上にいた怪獣たちが反応するのは当然でしょう。
 こうして普段は共に戦うことが無さそうな怪獣たちが並び立ってウルトロイドゼロの前に立ちはだかる姿を見ていると、一体どちらが「地球」を守っているのか、分からなくなりますね…戦いそのものは哀しいものでしたが、ゼットさんVSタッコング&キングゲスラ戦では、色んなアングルからの映像が楽しめて面白かったです。あとベリアロクとゼットライザー二刀流カッコいい…!

 そして、よりにもよってこのタイミングでのネタバラシに加えて、何やらイズマエル染みた雰囲気を感じる妙なヤツがおもちゃウェブに表示されている中、物語はどこへと向かうのか…もう終わっちゃうんだなぁ…まだ見たいなぁ…でも続けたら続けたで、終わるまでにバロッサ星人10代目ぐらいまで出てきそうだよなぁ…(笑。


 そしてボイスドラマ第23回ではゼットさんが宇宙警備隊に入隊するための実技試験が執り行われることに。メビウス兄さん曰く、審査員も隊長格が務めているとのこと。
 ゾフィー隊長:もちろん知ってます!
 メロス支部隊長:は!?メロス!?
 アウラ支部隊長:どちら様!?
 …えーっと、メビウス外伝の後日談に登場した方だそうで…満遍なくウルトラシリーズに触れている方にしてみれば納得の人選なんですかね…
 そんな人選に驚くのも束の間、ゼットさんを待ち受ける審査員は!…あー!これPVのあれか!?あれに繋がるのか!?本編も良いけど、ボイスドラマも良い展開ですね!とても毎週のようにコントやってたとは思えない熱さのボイスドラマもいよいよクライマックス!
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ウルトラマンZ 第22話「それぞれの明日」

2020-11-28 10:54:46 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第22話「それぞれの明日」

 前回D4レイを巡る対立があったがために、ストレイジは解散し基地は「第一特殊空挺機甲軍」と名を変えることに。今回ラストで辞令が下ることとなりますが、ストレイジ時代の整備班の中には軍に配属する道を選んだ方もいました。その理由が何とも切実で…彼らの態度からも、ストレイジの整備班としてのプライドと、家長としての責任やらを天秤にかけざるを得ない辛い心境も察せられます。

 結果的にケルビムたちを一層出来たとはいえ、D4レイの発射により街の一部は壊滅的な被害を負い、加えてあわや次元崩壊の危機にも見舞われていました。発射を命じたのが上層部だったとはいえ、発射してしまったヨウコの精神状態が心配でしたが、思いのほか元気そうでホッとしました。
 考えてみればD4レイに限らず、セブンガーにしろキングジョーSCにしろ、戦うことで街を破壊してしまうことはこれまでにもありました。怪獣との戦いで街に被害が出ることはやむを得ないところもあると思いますが、そうした被害についても責任を感じたうえで、今回のような笑顔を見せていたかと思うと、改めて強い人なんだなと感じます。ハルキを誘ったのは気晴らしなのか、はたまた…?

 そんな時に三度現れたバロッサ星人三代目?(初代の弟で二代目の兄)。「派手に行くぜ!」という相変わらずな海賊戦隊っぽい台詞もありつつ、今回は地球のデンプンで巨大化するという、どこぞの激走戦隊染みた巨大化方法も披露していました(笑。
 
 
 今回は色んな勢力が入り乱れての戦いとなりました。ゼットさん全形態に、整備済みで展示されていたセブンガー(ヨウコ)、バロッサ星人三代目、ゼットさんの光線データを回収しに現れたキングジョーSC、データ回収をサポートするような動きを見せたジャグラー(トライキング/ファイブキング)、そしてベリアロク。

 ゼットさんは等身大のオリジナルからアルファエッジへの変身&華麗な動きを披露したかと思えば、最近出番にも活躍っぷりにも恵まれているベータスマッシュにチェンジ。掛け声も動きもパワフルで面白いですが、まさか「ダー!!」という掛け声でバロッサ星人の注意を自分に向けるという、ターゲット集中までするとは…あ、あとゴモラ戦でゴングを鳴らしていた看板、直ってましたね(笑。
 続けて強敵トライキング/ファイブキングにはデルタライズクロー!普段はベリアロクの方が目立ちがちですが、今回はベリアロク無しの接近戦を披露。至近距離からの光線を回避する様がカッコいい…
 トドメはガンマフューチャーに譲ることとなったため、「ベリアロクがあってのデルタライズクローなのかな?」とも思ってしまいがちですが、今回のファイブキングは以前登場した個体よりも、ジャグラーが変身しているからか強敵に感じました。そんなファイブキングを相手にするには、ファイブキングを倒した実績のあるガンマフューチャーが適任だったんでしょうね。

 そんなガンマフューチャーは今回もガンマイリュージョンで魅せてくれました。そうだよね、ガイアがV2からスプリームになれるなら、ティガとダイナもパワー、ストロングになれてもおかしくないよね…!しかもガイアV2で何の光線を出すかと思ったら、何とフォトンクラッシャーからのフォトンエッジですよ!ガイアではなくガイアV2だからこそ出来る技を選ぶセンスが素晴らしいっ!!あぁ、やっぱりガイアの力強い叫び声良いですねぇ…最高ですねぇ…!
  
 一方のセブンガーVSバロッサ星人。途中でキングジョーSCが割って入ってきたりもしましたが、経験値の違いからイマイチ役に立たず。一方最近出番が無かった分、思い切り暴れるセブンガー&ヨウコがめちゃくちゃ頼もしかったですね。あと私服でロボットを操作するっていう、緊急時っぽい感じがまたカッコいい。
 そんなセブンガーでどうバロッサ星人と決着をつけるかと思いきや…もう頼りになり過ぎますよヨウコ先輩。アドリブ力が凄まじいことになってました。セブンガーとキングジョーSCの足をその場で入れ替えたりするのかと思っていたら、キングジョーSCならではの運用法で魅せてくれました。
 ただ、旧式のセブンガーでここまで戦える経験値の豊富さが、軍の目に留まった可能性を考えると、活躍して良かったのかとも思ってしまいますが…

 バロッサ星人は退けたものの、ジャグラーのサポートによってキングジョーSC経由でゼスティウム光線のデータは回収されてしまう羽目に。
 ここだけを見ると、ジャグラーも軍の味方のようにも思えますが、突然の配置換えに関して「今までの自分を否定された気がする」と悩むハルキを「なら見返してやれよ。偉っそうな能書きだけで人の生き方否定して来る奴らをな。方法なんていくらでもあるだろ。俺もそうするつもりだ」と励ましていたところを見ると、そうとも思いづらい。ここら辺、彼の過去にも関わってきそうな雰囲気を感じました。
 ジャグラーは敢えてウルトロイドゼロを完成させて、人間には過ぎた力を持つとどうなるかを教えようとしているのかなーと。口でいくらどうこう言ったところで耳を貸さないのは前回で分かっていますから、後はその身を持って知るしかないでしょうしね。

 それぞれの明日を歩みだした旧ストレイジの面々。次回「悪夢ヘのプレリュード」。OP冒頭で怪獣の姿がたくさん映っていたのは、この時を暗示していたのでしょうか。もうそろそろ終わりが見えてきたウルトラマンZですが、ジャグラーは、セレブロは一体どう動くのか。楽しみです!


 ボイスドラマではゼットさんが宇宙警備隊の採用試験に挑戦!しかし「ウルトラの歴史を答えよ」って何万年分答えさせるつもりなんですかね…(汗。試験終了後、何やら様子が変なゼットさんに「どしたぁ…?」と声をかけるゼロに笑ってしまいました(笑。この後は実技!
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ウルトラマンZ 第21話「D4」

2020-11-21 10:58:23 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第21話「D4」

 バラバの剣を回収した防衛軍が完成させてしまった新兵器「D4」。半径1㎞を跡形もなく吹き飛ばす、ウルトラヤバい兵器をキングジョーSCに搭載しろとの命令が下されることに。上層部はこの兵器がアンダーコントロールにあると考えているようで…ここで一瞬「アンダーコントロールってなんじゃい」と思ってしまいましたが、要は制御可能ってことなんでしょうかね。何でもかんでもカタカナにせんでも…

 クリヤマ長官もD4使用に心から賛同しているわけではないにしろ「ウルトラマンはな、不確定要素なんだよ。もし彼がいなくなったら、私たちはどうする」とも考えていました。ハルキの言うとおり、ウルトラマンが地球を見捨てることは無いにしろ、いつ如何なる時にでも助けに来てくれるとは限らず、今回のような複数個所に出現した敵を同時に相手をする場合、ウルトラマン1人では守り切れない。だからこそ、人間が自衛のための力を持つこと自体は間違っていないでしょう。
 図らずも今回の戦いにおいてストレイジは「キングジョーSCでは宇宙空間にいる大本を叩けない」という「ウルトラマンがいなかったら勝てない」状況下に追い込まれていました。D4の良し悪しを問うこのタイミングでストレイジの戦力不足が如実に示されたことも、D4推進派の後押しになりそうですね。

 またゼットさんは地球人が自力で怪獣を倒せるようになること自体は良いことだと思っており、D4については「この星の人間が決めること」だとして明言を避けていました。いつまでもゼットさんがこの地球にいるとは限りませんし、一時的に力を貸すことこそすれ、この星の未来を左右するような決断にまでは足を踏み入れないゼットさん、良いですね…

 
 そんな時に現れたのが、強いエネルギー波に引き寄せられてきた宇宙凶険怪獣ケルビム。初登場のメビウス以外だと、個人的にはオーブの「ニセモノのブルース」の印象が強いです。今回うっかりジャグラーが漏れてしまったヘビクラ隊長がケルビムを見るなり厄介なやつと判断したのも、その際に色々学んでいたからでしょうか。
 前回の次回予告では2体映っていたので、もう1体来るのかなーと眺めていたら、キングジョー発進シーンの背後でわらわらと卵が降ってきていてゾワッとしました。しかも1体でも健在ならば、その個体をアンテナにして他の個体を孵化させることが出来るとか、とんでもない繁殖能力を持っており、倒しても倒してもキリが無い状態。

 加えて防衛軍内部でも異変が生じており、穏健派だったはずのクリヤマ長官が一転、D4の使用を強く命じてくるようになりました。豹変する直前の登場シーンを見ていると、セレブロに乗っ取られたのかな…カブラギに憑依していた頃はウルトラメダルの実験を行い、長官に憑依した?今は果たして何を企んでいるのか…それとも単に次元を崩壊させたらどうなるかという実験を楽しんでいるだけなのか…
 ヘビクラ隊長=ジャグラーも、この地球の人間たちが自分で戦えるように育成している雰囲気はあるものの、さすがにD4のような代物をおいそれと扱わせるのには反対しており、クリヤマ長官からの命令も頑としてはねのけていました。怪しさこそあるものの、肝心な時には頼りになるなぁ、ジャグラー…

 
 そして終盤の展開はヒヤヒヤしっぱなしでした。
 出撃前はあれほど勇ましかったヨウコ先輩の顔が恐怖でひきつっている様を見て、改めて事態の深刻さを感じます。「何をしてくるか、どうなるか分からない」という理解不能であるが故の恐怖をまき散らすグリーザとは異なり、「明確な目的をもって次から次へと押し寄せて来る」ケルビムからは理解できるが故の恐怖を感じました。

 D4レイを撃てばどうなるかは実験映像で把握済み。しかし撃たなければ自分が死に、街が崩壊する。となれば、あそこでヘビクラ隊長の制止やクリヤマ長官の指示が無かったとしても、ヨウコの選択は変わらなかったと思います。まさしく「必死」の状況下だったなと。
 そして放たれた光線の威力は想像を絶するものであり、ケルビムたちが断末魔の叫びをあげることも出来ないまま、粉々に砕けて散っていく様がとても不気味でした。崩壊直前、原型は保っているものの既に息の無い感じが伝わってくるのも怖い。
 
 今回は事なきを得たものの、防衛軍からD4レイの抑止力としてウルトラマンの力に目をつけられる羽目に…あー、抑止力兼宇宙空間での戦闘に対応する兵器として、おもちゃウェブに載っているアイツが作られる感じなんですかね…
 とても前回ZAT染みた作戦を展開していたとは思えない今回。ヘビクラ隊長や整備班の命令違反がたたった結果、今度はMATのような事態に陥ってしまうことに。まぁあのままケルビムを放っておいたらMACになりましたから、それよりかはマシなんでしょうが、今度はウルトラマンの力を研究するとなるとTLTめいたことになるのでは…という不安も抱きつつ、ともあれ次回はバロッサ星人がまたまた登場!バルタン星人のような限りなきチャレンジ魂を発揮する第3ラウンド。久々にセブンガーやファイブキングも登場する様子。

 
 ボイスドラマ第21回には、メビウス「兄さん」が登場!CVは福山潤さんであり、本編の時のような未熟な末っ子感はあまり感じられず、立派な先輩戦士としての雰囲気を漂わせていました。ゼロをからかう様は、地球にいた時のミライくんからはなかなか想像できませんが、彼も成長したんだなぁ…と。また今回のゼロとの会話を聞いていると、2人がまるで同級生のような印象を受けました。
 そんな成長したメビウスの活躍も見られるであろう「ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀」は明日から配信開始!こちらも楽しみです。
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ウルトラマンZ 第20話「想い、その先に」

2020-11-14 10:30:37 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第20話「想い、その先に」

 薬は注射より飲むのに限るぜ!M1号さん!な今回は、またも「ウルトラQ」から人工生命M1号が登場。

 とはいっても、今回のM1号は「ウルトラQ」において宇宙に放置された末にウルトラマンXを自身が支配する特殊空間に瞬間移動させたりするようなトンデモ能力の持ち主ではなく、バコさんことイナバ・コジローの娘、イナバ・ルリ博士が生み出した人工生命。人間との関係も至って良好で、自身を生みだし、優しく接してくれるルリを守ろうとしたり、最終的には自分を救ってくれたバコさんに懐いていたりと、微笑ましい一面も描かれていました。
 後日応援配信としてX19話「共に生きる」も公式配信されるとのことですが、あちらを見ると改めて「M1号」というキャラクターの可能性を感じさせられます。

 さてそんなM1号を生み出したルリとバコさん親子ですが、久々に娘に会うバコさんは緊張しっぱなし。しかも職場を見られるとあっては猶更のこと。いつも整備班を仕切ったり、マグロにご期待させてくれたりしているバコさんとは違い、ルリの父親としての側面も描かれていましたね。
 そんな中、M1号を狙う集団が現われて、結果的にM1号は意図せず巨大化し、暴走。一時的に眠らせることは出来たものの、上層部からは駆除命令が下ることに。ヘビクラ隊長はそれをみんなに告げ、バコさんも多くの命を守るためにとそれに従いかけていましたが、ハルキは「俺たちは怪獣を倒すために戦ってるんじゃない!命を!守るために戦っているんですよね…?」とヘビクラ隊長に詰め寄ることに。
 ここでヘビクラ隊長がしばらく無言を貫いているのが良かったです。隊長として上が下した命令においそれと逆らうわけにもいかないでしょうし、加えてハルキの言っていることが如何に正しいとしても、その「命を守る方法」が見つからなければ、いくら信念を説いたところで理想にしか過ぎません。だからこそ、この状況をどうしたいか、どうすればいいのかをハルキたちに考えさせ、選択させているように感じました。

 まぁ、その結果がトンデモ作戦の数々でしたが(笑。まさかウインダムも令和の時代になってメカとして地球人に作成されたうえに、体からバナナの匂いを噴射することになるとは夢にも思わなかったでしょう。そして始まるソイヤッソイヤッソイヤッソイヤッ!ここら辺、見ていて「ウルトラマンZのZはZATのZだったっけ…」と前々回(前回)のエース兄さんの願いが台無しになるようなことを考えてしまいました(苦笑。
 今回のゼットさんとベリアロクは出番控え目。あくまでもメインはストレイジが「命を守る」戦いを如何に繰り広げるかが主に置かれており、ゼットさんたちも力を貸してくれこそしましたが、サポートの印象が強いですね。

 最後は娘のためにバコさんも活躍!ここら辺、「ゴジラVSビオランテ」の1シーンを思い出しました。完成した薬品のラベルに「Q」と書かれていたのもまた印象的。


 ということで今回はバラバ大暴れだった19話から一転、ワチャワチャしつつもどこか落ち着いた感じでストレイジの信念が改めて描かれる回となりました。次回ウルトラヤバい兵器が出て来ることを考えると、そうした話の前に再度「ストレイジとはどういった組織なのか」を描いておくことが大事なんだろうなと感じた話でもあります。

 次回はウルトラヤバい兵器「D4」が登場。これにCがついたらスタンドで、C4だとコロコロで連載されていた漫画に出て来るライバルの名前だなぁ…とか関係ないことを想いつつ、また次回。ところで、デビルスプリンターとかセレブロとか、どうなってるんですかね…


 ボイスドラマ第20回には何とリブットが登場!基本青いゼロとゼットさんでお送りされているので、赤いリブットが出てくるのはなんか新鮮。ギャラクシーレスキューフォースがどういった組織なのかチラッと語られていますが、はてさて今後どういう絡みがあるのか…
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ウルトラマンZ 特別編2「つなぐ師弟」

2020-11-07 17:23:04 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 特別編2「つなぐ師弟」

 冒頭、ブルトンに埋められたガンマフューチャーを映すのはズルいと思った特別編2は、師弟がこれまでの戦いを振り返ることに。単なる回想ではなく、ところどころBGMが変わっています。

 流れとしては、まずはゼットさんがデルタライズクローへの変身過程と兄弟子、そして師匠との共闘を振り返ることに。先週の次回予告からすると、ベリアロクによる振り返りかと思っていましたが、よくよく考えたらサブタイトルが「つなぐ師弟」ですから、師弟が振り返るのも当然か。
 にしても、ジード・ギャラクシーライジングのレッキングフェニックスや、師弟?3人の共闘ももう随分と前のことのように思えます。ジードを途中までしか見ていなかったのに、あそこはめちゃくちゃ盛り上がりました。フィギュアーツ欲しくなっちゃうヤバいヤバい…

 続いてゼロがオーブとエックス、ギンガとビクトリーがレオ兄弟とエースと共に戦ったことに想いを馳せ、そして「ウルトラマンジード」におけるレイトさんとの思い出を振り返っていました。
 回想だけだとオーブトリニティがめっちゃ活躍しているように見えますが、正直オーブトリニティってそこまで強いイメージはあの映画で抱かなかったなぁ…と(汗。あとゼロビヨンドの活躍も描かれていましたが、「バルキーコーラス」めっちゃ好きです。あの「今までのウルトラ戦士には無かった必殺技」感が凄く好き。

 最後は前回エース兄さんと一緒にバラバに戦ったことを振り返るゼットさん。BGMが全体的に昭和テイストを感じさせるので、どことなく「負傷したウルトラマンエースに代わって地球を守っていたゼットさんの前に現れたバラバ。ゼットさんが絶体絶命の危機に陥る中、エースが復活!」みたいな感じにも思えなくもなかったです。

 師匠と兄弟子から強さを、ハルキたちから絆の大切さを学び、一歩一歩成長しているゼットさん。そんなゼットさんとハルキたちが次に戦うのは、何とまたしても「ウルトラQ」の怪獣、というか人工生命体のM1号!
 M1号といえば年末恒例のあの番組に登場した…ではなく、「ウルトラマンX」への登場が印象的ですね。あちらのM1号とは出自が異なるようで安心しました。あんな訳の分からん力の持ち主相手にできるわけないだろ…
 そしてウルトラマンのおもちゃサイトには、M1号以外にも何やら不穏極まりない存在の姿が…いよいよクライマックスが近いウルトラマンZ。今後も楽しみです!
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ウルトラマンZ 第19話「最後の勇者」

2020-10-31 20:12:28 | ウルトラマンZ
ウルトラマンZ 第19話「最後の勇者」

 ………いや、もうね、言葉にできないって、こういうことを言うんだなと痛感しました。凄かった。とにかく凄かった。

 まずは、てっきりOPのみの出演かと思っていた宇宙大怪獣ベムスターが出現。あわやハルキもウインダムごと飲み込まれるところでしたが、その時空にひび割れが発生。それを見てあのベムスターがウインダムを吸収するのを中断して、大慌てで逃げ出していく様が描かれていました。宇宙大怪獣で、過去に幾度となくウルトラ戦士と戦ったベムスターが逃げ出すほどですから、超獣ひいてはヤプール人が怪獣たちにとってどれほどの脅威なのかということがよく分かりますね。
 …同じ宇宙大怪獣アストロモンスとオイル超獣オイルドリンカー?…ほら、1話だし…(汗。

 ヤプール人の魔の手が地球に伸びたことを知らせるかのように、光りだすエース兄さんのメダル。そして遂に現れたのは殺し屋超獣バラバ!
 バラバといえば!…個人的に最近はタイラントの両腕を構成している超獣という印象が強かったです(汗。ゴルゴダ星に捕らわれたウルトラ兄弟の行く末やエースキラーとの決着も気がかりでしたが、決して印象が薄い怪獣ではありませんでした。
 そんなバラバが、今回はストレイジやゼットさん相手に大暴れ!タイラントに負けず劣らず体中が凄い武器であることを存分に生かすわ、更に空間に穴を開けて光線を飲み込み、異空間内から攻撃を仕掛けるという技も披露。さしものデルタライズクローもバラバの圧倒的な戦力の前にはベリアロクを回収する暇も無く、絶体絶命の危機に追い込まれることに。仮にベリアロクを持っていたとしても、近接戦ではバラバも負けていないでしょうし、遠距離戦では空間に穴を開けられてアウト、と隙の無いバラバにどう攻め入ったものか…
 ヘビクラ隊長のみたてでは「ヤプールの残留思念の実体化」とのことでしたから、かつて登場したバラバ以上に強敵なのも納得です。


 そしてここからですよ。もうね、私は何を見せられているのかと。主題歌じゃなくてタイトル画面のBGMなのが最高にズルい。

 これまでに見たことの無いような映像もそうなんですが、もうエース兄さんが次から次へと多彩な光線技を放つわ、ウルトラネオバリヤーで攻撃を防ぎながら攻撃するわ、「いつも使ってました」とでも言わんばかりにエースブレード取り出すわ、「ここでメタリウム光線使うの!?」と思ったらまさかの技が飛び出て来るわと、もう情報と感情と技の洪水で何が何やらでした(笑。最後の最後までカラータイマーを点滅させることなく戦い抜いたエース兄さん、さすがです…

 個人的に「エースが客演した理由」がしっかりしているのが好印象でした。
 単に「ヤプールが出てきたから」ではなく、「怪獣にも事情があるのではないか」と悩み「倒した怪獣のことを忘れない」と決意したハルキが主人公だからこそ、今回のエース登場だったんだろうなと。
 昭和から平成、そして令和の世に至ってもしつこく現れる異次元人ヤプール。彼らの行いが許せるものでは無いとはいえ、倒してきたことは確かであり、そしてその怨念を背負っているのも真実。それでもなお、怨念を背負いながらも宇宙に真の平和が訪れるその日まで戦い続ける覚悟をした者こそがウルトラマンエースであり、「ウルトラマン」なのだと…エースの発言だからこそ、より一層重みが感じられますね。

 こんなにカッコいい兄さんの活躍を見せられて、黙っていられるハルキとゼットさんじゃない!といった感じの勢いでベータスマッシュに変身!からの共闘!そしてあの技!かつて4兄弟からエネルギーを授けられたエースが今度は…!な展開に熱くならないわけがないでしょう!
 ゼットさんのアレがこれまで閉じていたのは、ゼロのいうようにまだ「3分の1人前」だったからかもしれません。タロウも小さい頃はウルトラホーンが小さかったですし、確か「ウルトラマン物語」ではエネルギーを角に集中する特訓もしていましたから、エースのウルトラホールも、そうした特訓を経てようやく扱えるようになった(開いた)ものだったのかなと。

 最後にはこれまたエース兄さんからのありがたいお言葉が…「ウルトラマンゼット」という名前にそこまで深い意味があったとはなぁ…


 …とまぁ、とにもかくにもバラバがハチャメチャに強い!エース兄さんが最高にカッコいい!ゼットさんも負けじと奮起!と、大満足の話でした。エース単独の客演というのは珍しく感じましたが、来てくれたのがエースで良かったと心から思える話でした。
 良い話で終わると思いきや、バラバが残したものが何やら波乱を呼びそうな…キングジョーでもギリギリのラインな気がしますが、それにヤプール由来の物とか嫌な予感しかしませんね…ここにあとゼットン由来の何かがあれば、ウルトラ6兄弟を苦しめた怪獣要素勢ぞろいな何かが完成しそうな…

 ともあれ次回は特別編2。
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