ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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仮面ライダーガヴ 第24話「復活のアイスひとさじ」

2025-02-23 09:34:51 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第24話「復活のアイスひとさじ」

 ダークショウマに振り切られたショウマを助けてくれた幸果さん。これまでの経緯から絆斗=ヴァレンであることも気づいており、更に彼との電話でショウマの不調が絆斗との関係性を修復できていないからでは、と推測。誤解を解くための動画撮影といい、この人本当に頼りになり過ぎる……気遣いの達人すぎてどのライダー作品にも一人は欲しい……

 当の絆斗はといえば、友人共々グラニュート・スミールの罠にはめられてしまっていました。スミールはヴァレンの初陣の相手であるグラニュート・オタケの友人だったそうで。闇菓子に染まったグラニュートにも友人を思う気持ちがあることを思うと、本当、闇菓子は誰かを不幸にしかしていないんだなって……その危機を救ったのは同じチョコのゴチゾウなのに、妙に力がマシマシな黒いチョコのゴチゾウでした。とんでもないパワーが秘められてはいるものの、今のところ暴走するような気配は見られませんでした。ですが酢賀がそんなシンプルな強化アイテムを渡すとはとても思えません。「ショウマに頼らずともグラニュートを倒せる」という力への渇望を絆斗に与えることが、酢賀に何をもたらすのか。やはりビターガヴを作ったのも酢賀で、最強を目指すもの同士をぶつけて、より強い存在を生み出そうとしてるのかな?


 一方その頃「お前を倒し忘れた」とデンテに刃を向けるラキア。ここで抵抗したり、「自分は悪くない」などの言い訳をしていたらそのまま……だったんでしょうけども、デンテから命乞いではなく、反省の弁が聞けたことで多少は溜飲も下がったのでしょう。また、デンテを倒したところで多少気が晴れても何の解決にもならない、ショウマを更に不調に陥らせることになりかねないといった想いもあったかもしれませんね。
 そしてショウマがデンテを仲間に引き入れた理由を悟り、彼を再度見直す展開も良いですね。前回の流れから若干離反ムードになるかと思っていたので、ラキアから「こういう時はさっさと呼べ。だるい」と協力姿勢を見せてくれるのがとても頼もしい。本作は仲たがいの期間が短いというか、登場人物がみんな冷静に物事を考えてくれるので、ちょっと不穏なムードになっても、それが長くは続かないのが好印象です。

 そんな時にまたも勃発するダークショウマ=ビターガヴとの戦い。不調のショウマに対し、幸果さんが差し出してくれたのはアイス。冬にアイス?と思いましたが、「体調悪い時でもアイスなら食べられることもある」という理由からのアイスでした。あー、分かる。風邪の時とか、食べたことあったっけなぁ……
 そして変身!ブリザードソルベ!コーンを纏い、ケーキングフォームとはまた違った絢爛さを感じるフォームですね。定期的にプロペラを回転させて冷気を補充しつつ、「当たり」音声がなればゴチスピーダーに乗ったゴチゾウ大量召喚!更にアイスイリュージョンはソフトクリームをドリルに見立てた遠距離攻撃!ファイズの多段クリムゾンスマッシュを思い出す技ですね。

 にしても、ここ最近はアイアンガッチャード+クロスホッパー→プラチナガッチャード、ブーストフォームマークⅡ+レーザーレイズライザー→レーザーブースト、プリミティブドラゴン+エレメンタルドラゴン→エレメンタルプリミティブドラゴンと、合体系アイテムが多かったので、単品での強化フォームは割と新鮮でした。この状態でケーキのゴチゾウをガヴガブレイドに装填して、ブリザードソルベから当たり音声が鳴ったら、ホイップ兵大量召喚!とか出来るんかな?

 ラキアとも距離が近付いて良い雰囲気ではありますが、絆斗は一体どうなることやら。とりあえずラキアと幸果さんの関係性がどうなるのか、気になります!
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仮面ライダーガヴ 第23話「ブロークンスイーツ」

2025-02-16 09:37:12 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第23話「ブロークンスイーツ」

 さて前回、絆斗の母親・早恵と幼い頃に出会っていたことを思いだしたショウマ。ショウマが幼い頃はヒトプレスの技術も確立されていなかったため、人間はそのままさらわれてしまう一方で、脱走の余地はあった模様。ただ、逃げたところで元の世界に戻れる可能性は限りなく低いですね……
 そんな脱走者の一人が早恵。ただ、脱走の最中にショウマと出会い……ショウマの母親もそうでしたが、「もしかして生きてるかも」なんて甘い考えを一蹴するが如く、容赦なく消失シーンを映すの辛すぎる……
 この事実を知ってしまった絆斗。頭では理解しつつも「今、俺、お前のこと無理だ……」と言いつつその場を離れていきました。あくまでも「今」と前置きしているのが彼なりの気遣いでしょう。そして無理な時は無理と、きちんと言えるのも大事なことです。誰だって心の整理が必要な時もありますからね。

 一方の幸果さんはといえば「めちゃくちゃムカついた」と、ストマック家(お母さん以外)に苛立ちを覚え、ショウマの頑張りを褒め、更に「うちにどうして欲しい」と親身になってくれるうえに、ショウマのそっくりさんに関する投稿における対応とか、もうなんなん……気遣いの神かよ……好き……

 そんな中、ショウマはお菓子を食べてもゴチゾウが生み出せない不調に陥っていました。ラキアを連れてデンテの元を訪れた際にも不調から倒れてしまい、そこで思いがけずストマック社の成り立ちが語られました。最初はデンテが開発、兄・ゾンブが販売を行う普通の菓子屋だったのが、ゾンブが持ってきた「異世界で仕入れた未知の材料」でお菓子を作り始めた頃から歯車が狂い始めた模様。
 となると、全てのきっかけはゾンブが手に入れた「未知の材料」。あれが人間のエキスなのでしょうか?ゾンブが行ったのは人間の世界なのか?人間のエキスだったとして、何故それを使おうと考えたのか?……「美味しいものを食べている人間を材料にしたら美味しいんじゃね?」的な狂った発想でもしたのでしょうか?さすがにここにランゴやニエルブが関わっているとは思い難く…… 

 そしてまたも現れたダークショウマ=ビターガヴ。次回予告の時点で性格の違いが気になっていましたが、やはり作られた存在である模様。作ったのは酢賀さんで、一方で絆斗の強化をしつつ、互いを争わせることで最強の生物を作ろうとしている……とか?
 今回は決着に至らず、次回アイスの力で新フォーム覚醒!アイスといえば夏のイメージですが、まさか冬に、しかも強化フォーム扱いで来るとは。ギーツ、ガッチャードと既存アイテムとの合体による強化が描かれてきたので、単体での強化変身はリバイス以来かな?更にヴァレンの強化も同時に行われる様子。更に更に、ラキアは人間をかばってくれるのか……などなど、気になることが盛りだくさんなところで、また次回。

 ……ホイップクリーム(ケーキ)、アイスとくれば、やはり最強フォームはそれらを合わせたパフェか……?
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仮面ライダーガヴ 第22話「真実は甘く苦い」

2025-02-09 09:34:36 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第22話「真実は甘く苦い」

 ロボットガールズZ久しぶり過ぎてビックリした。

 黒いショウマ=ダークショウマが変身したビターガヴを追い詰めるラキアを止めたのは、他でもない絆斗でした。ラキア参戦までは「グラニュート」を倒そうとしていたはずなのに、いざ「ショウマ」が倒されるとなったら止めてしまう。絆斗の複雑な気持ちを察せられるシーンですね。
 一方同じくショウマがグラニュートであることを知ってしまった幸果さんですが……番組が始まった頃は「ギャル社長?」と疑問がありましたが、まさかここまで信頼のおける人物になろうとは……「あのさ、もしウチに話したいことがあるなら、ちゃんと聞いて受け止めるから。だからさ……怖がらないで、戻っておいでよ」……ショウマでなくても、こんなん泣いちまうよ……ありがとう、あなたがいてくれて本当に良かった。
 
 ショウマを信じる幸果さんの言葉で絆斗も自分の気持ちを理解し、再度ショウマと接触。そこでショウマは改めて素性を語りだしました……
 ここでショウマが正体を隠していた理由を「俺のせいだよな」「ホント、ダメだ、俺」と謝れる絆斗もまた大人ですね。「ラキアが仲間になったから、絆斗が敵になるのかな」とか思ってて、本当にごめん……幸果さんも絆斗も、なんならラキアも「ショウマ」を信じており、信じるに至った理由はショウマのこれまでの行いあってこそ。ショウマがそういった行いをしてきたのも、母親に大事に育てられたからこそ。全ては繋がっているんだなと感じられました。

 そして対峙するショウマ&絆斗とダークショウマ=ビターガヴ。ダークショウマは自らを「この世で最強の生物を目指す者、らしいぜ」と称していました。この感じからすると、グラニュートがミミックキーで化けているのではなく、生まれて間もない存在といった印象を受けます。
 また、次回予告ではまたもダークショウマが現れるようですが、前回・今回現れた粗暴なダークショウマとは雰囲気が異なる、明るく狂ってる印象を受けました。攻撃を受けたから性格が変わったというよりも、元よりダークショウマは複数人いて、それらとショウマたちと戦わせつつ、最強の生物を作り出そうとしている……のが酢賀さん?

 さて、初戦よりもパワーアップしているダークショウマとの戦いにおいては、互いのガヴから剣を出してぶつけ合う、ケーキングフォームのホイップをドーマルフォームのドーナツに入れ込んで加速させる、ケーキングフォームがつなぎで、決着はグルキャンフォームでつけるなど、ダークショウマがうらやむように、様々な力を使っているのが面白いですね。何だかんだで初期に登場したゴチゾウが未だ活躍してくれるのは嬉しいですが、ガヴ自身の次のパワーアップはどういう風になるんだ……?スパーキングミゴチゾウをショウマが使うのか?

 最後にショウマは絆斗の母親のことをはっきりと思い出した模様。今ならば絆斗もショウマの言葉を信じてくれるでしょう。絆斗の母親も既に闇菓子の材料となっているのか、もしくはショウマの母親同様にグラニュートの子供がいたりするのか……
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仮面ライダーガヴ 第21話「ビターすぎるガヴ」

2025-02-02 09:49:27 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第21話「ビターすぎるガヴ」

 確かに映像に残すことも大切ですが、助けを呼ぶ、逃げるといった行為に出ないのが何とも……

 グロッタの口から明かされてしまったショウマの素性。ラキアはショウマから話を聞き、共にストマック社を襲撃した間柄であるが故に共闘体制を崩すつもりは無い模様。ですが、ショウマとは手を組んでも絆斗と一緒にやるつもりは無いとのこと。関係性的には「仮面ライダードライブ」の剛とチェイスを彷彿とさせますが、チェイスは剛に歩み寄る姿勢があったものの、こちらは双方共に歩み寄る気は無さそうなので難しいかな?と思いましたが、境遇的にはショウマとラキアには似たところがありますし、ショウマを信じてラキアを信じない、という流れにもなり辛いかなと。ただ、そうなった場合、あのなんか闇落ちしてそうなヴァレンは一体……?

 ショウマはといえば、恐怖心が勝ってしまい、幸果さんに自らグラニュートであることを明かせずじまい。
 その動揺は幸果さんも感じ取っており、彼女なりにどうにか励ます、寄り添おうとしてくれましたが……互いに互いを大切に思うが故に、一歩間違えれば関係性を壊してしまうかもしれない。そんな恐怖心で踏み込めないもどかしさが感じ取れました。

 そして絆斗。ショウマがストマック家の一員だった、大量失踪事件の犯人であるラキアと手を組んだという事実にショックを受けつつも、被害者が戻ってきたことやストマック家との戦闘を振り返り「落ち着いて、ちゃんと話を聞かなきゃだめだ。ちゃんと、ショウマ本人から」と冷静な判断をくだしていました。一時は感情に流されそうになるも、物事を多面的に見る冷静さを保っている頼もしさよ!
 と思いきや、ショウマが倒れたのと入れ替わるように、ショウマそっくりの人物があちこちで暴れだしたため、その想いは裏切られてしまい、更には幸果に注意を促すために……これを知ってなお、変わらずに接してくれるのが幸果さんだと信じたいところですが、果たして。

 で、当のショウマそっくりの人物=ビターガヴ。普通の食事のみならず、ショウマが好んで食べていたお菓子ではゴチゾウも誕生せず、一方で刺激のあるお菓子では「俺の体が求めていたもの」と、スパーキングミゴチゾウを生み出し、ビターガヴに変身!……が、何と普通の打撃で右腕が外れてしまう、武器が重くて持ちづらそうといった描写が気になります。前者はゼロワン・ヘルライジングホッパーを思い出しましたが、こちらは特に痛みなど無さそうでしたし、元となったグラニュートが軟体系の生物モチーフなのかもしれませんね。別人(別グラニュート)だとすれば、酢賀さんが作ったのは人間に化けられるキーの方……?
 にしても、老人も痛めつける姿はなかなかにショッキングで、「ショウマなら絶対にしないこと」を如実に表す行動だったなと。


 また、コメルはアルバイトだったものの、「誰か」が粛清済みとのこと。ランゴたちの指示でないとすれば、誰の判断で、誰が粛清したのか……重要な真実が知られてしまったのだとしれば、ストマック社に情報が入っていないのはおかしいでしょうし、ストマック社以外にも闇菓子に関わっている人がいる……?
 また、さすがのニエルブもラキアの寝返りは予想外だったようで、どことなく動揺しているように見受けられました。「アルバイトの管理もしっかりね」とランゴに念押ししていたのは、責任を押し付けている、自分への追及が及ばないようにした、という風にも見えますね。ランゴ兄さん、戦闘が始まれば別かもですが、現状は「気苦労が絶えない上司」感が凄いっすね(苦笑。

 果たしてビターガヴは何者なのか、ショウマはどこへ行ったのか。ショウマ、幸果、絆斗の関係性はどうなってしまうのか。色々気になるところで、また次回!
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仮面ライダーガヴ 第20話「突入!闇菓子工場へ!」

2025-01-26 09:44:22 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第20話「突入!闇菓子工場へ!」


 ショウマの話を聞いて多少の迷いが生じていたラーゲ9。そんな彼にショウマが見せたのは、ヒトプレスにされたとも知らずに、行方不明になった息子を探し続ける父と幸果さんの姿でした。人間そのものに興味は無くとも、大切な存在を思い、必死になる様には覚えがあるため、ラーゲ9もといラキアも協力体制に入ってくれました。本当、登場から協力までが思いのほか早かったなラキア……もうちょっと引っ張るかと思いましたが。まぁ絆斗が離反する可能性もありますし、ちょうどいい?かもしれませんね(笑。
 なお、この時、ショウマはコメルが襲われた理由を「人間をさらうのはやめたのでは」と推測していました。後にグロッタが「コメル」と聞いて覚えが無かったことからすると、ストマック家の秘密を知った可能性は低く、ラキアの言うように「優しい性格だったから、人をさらうことに抵抗を覚えた」が正しいかもしれません。

 で、いざグラニュート界へ!となった際、ラキアでは開かず、エージェントやショウマで扉が開いたということは、ストマック家の者だけがゲートを開けられる、ということかもしれません。その点に加え、施設内部に詳しいことについてもラキアが深く詮索しないのは「だるいから」でしょうか。後述するグロッタとの戦いの後でショウマがストマック家の末っ子だと知っても、絆斗ほどの動揺を見せていなかったことからすると、正体が何者であっても、コメルの死の真相を知れればそれでいい、というスタンスなのかな?

 そしてグロッタ&彼女のエージェントと戦う中で、ラキアが新たに使用したのは、ニエルブから与えられたゼリーのゴチゾウ。その能力は何と透明化!ゼリーが透けて向こう側が見えることからの発想でしょう。透明化できるライダーといえば……仮面ライダーデュークを思い出しますね。どちらも科学者由来の力という点では共通しているものの、ラキアの場合は使用時に自分の心臓を止める必要がある様子。長時間の仕様こそ出来ませんが、武器ごと透明に出来るのは強みですね。
 エージェントは相手に出来ても、グロッタはさすがの強敵。ショウマとラキアの二人でも敵わない。しかしここで一矢報いるのがケーキングフォーム!ろうそくが立ち並ぶ道を潜り抜けてのライダーキック!風圧でろうそくが消える描写が、相手の命も吹き消さんとするかのようでめちゃくちゃカッコよく、撃破こそ出来なかったものの斧を粉砕する功績を残しました。こういう納得が出来る負け方、良いよね……

 が、グロッタは最後に「腐ってもストマック家の末っ子ね」とショウマが隠していたことを口にしてしまいました。前述のとおりラキアの動揺はあまり見られませんでしたが、絆斗の動揺と怒りは尋常じゃなく……これまでショウマを信じていたからこその反応でしょうけども、顔をぶん殴る描写まで入るのは意外でした。
 そんな絆斗に「幼い頃に絆斗の母親と出会った」と、不確かな記憶について話したところで信じてもらえないでしょうし、ますますショウマの立場を悪くしそうです。そもそも、何故ショウマの母親以外にも人間をさらっていたのか……もしかして重婚上等の世界なんです?

 そして次回、何やら悪い顔をしたショウマと黒いガヴ=ビターガヴ登場!恐らく酢賀由来の存在でしょうが、まさかこの短期間で人間作っちゃったの……?もしくは絆斗の母親から生まれたのがビターガヴに変身するショウマ?気になるところでまた次回。
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仮面ライダーガヴ 第19話「プリンのほろ苦隠し味」

2025-01-19 09:49:44 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第19話「プリンのほろ苦隠し味」

 「君さぁ、仮面ライダーのガヴだよね?」
 「はい……えっ、あ、いや……!」
 絆斗を運んでホッとしていたとはいえ、素直すぎて草。

 ゴチゾウの導きにより、傷だらけの絆斗を酢賀の研究所に連れて行ったショウマ。そこで上記の素直すぎるやり取りがなされてショウマの正体がバレることとなったうえに、酢賀はショウマの服から彼のものと思しき髪の毛を回収……今度は酢賀がニエルブに負けじと何かしらのギアを開発するつもりなのでしょうか。先日情報が公開された黒いガヴと何らかの関係があるかもしれませんね。ショウマの遺伝情報を元に黒いガヴと新たなゴチゾウを開発!的な。ただ、アレを用いて変身するのは一体誰なのか……案外絆斗だったり?

 その後ショウマは偶然見つけたラーゲ9と対峙。授業中の生徒たちを狙うラーゲ9の犯行を寸前で阻止したものの、その後の攻防の際に、ラーゲ9がショウマのベルト(だと思っていたもの)が外れない=ショウマもグラニュートであることに気づいてしまいました。というかニエルブ、赤ガヴ=ショウマの素性までは詳しく教えていなかったのか?と思いましたが、教えたところで状況が好転するわけではなく、ラーゲ9に闇菓子以外の目的があることも察していたようですし、必要以上の情報を与えないのは賢い選択とも言えるでしょう。

 戦いでは圧倒されてしまったショウマですが、ストマック社に関する発言から状況は一変。ラーゲ9はたった一人の家族、優しい弟コメルにまつわる話を語りだしました。グラニュートも全員が人間をさらって闇菓子を求めるばかりではなく、ラーゲ9やコメルのように慎ましくも幸せそうに暮らしているグラニュートもいるんですね……そんなコメルが何故闇菓子を求め、そして追われる身となってしまったのか。闇菓子を買う金が手に入らず盗んだというのがパッと思いついたものの、それが指名手配されるレベルの「とんでもないこと」とは少々考えづらい。もっと深い闇を知ってしまった可能性が……?もしかして闇菓子のスパイスは人間ですが、材料にグラニュートも使われてます!的な……?

 ラーゲ9はショウマがコメルの事件に関与していないと知り、拘束を解いてくれました。ここで見逃してくれるかと思いましたが、ここでショウマ=ガヴを倒せば点数稼ぎになるため、容赦なく弓を引く様はちょっと怖かったですね……それを咄嗟に避けるショウマからは油断していないことが伺えてカッコよかったです。命を狙われている状況下で、「俺たちが戦う必要なんかない」と、コメルの調査協力を申し出るショウマ。
 「そんなだるいこと(ストマック社の手先になって人をさらうこと)しなくたっていいはずだ!」と相手の信条に訴えかけたうえに、「どうする?そのベルトの力、あいつらの野望のために使い続けるか、それともここで引き返して、あいつらの野望を止めるために使うか」と、いつもの問いかけのアレンジを用いるの、めっちゃ良い展開っすね……

 また、ここで印象的だったのが、「グラニュートハンター」はストマック社が勝手に呼んでいるだけ、という点です。ショウマは裏切りを経験してなお、相手に闇菓子と手を切るか倒されるかを選択させており、出来ることなら人間にもグラニュートにも犠牲を出したくないと考えているのでしょう。グラニュートを狩ることそのものを生業とする「グラニュートハンター」と呼ばれるのは、犠牲者を増やしたくないだけであるショウマとしては不本意な呼ばれ方なんだなと。
 もう一つ、ここでもあくまでショウマは「前にストマック社にいたことがある」「母親がストマック社の犠牲者」であることは明かしても、自身がストマック社の一族であることはひた隠しにしています。これが明かされた際、絆斗、ラーゲ9がどのような反応を取るのか……ストマック社に立ち向かうということは、即ちいつ正体をばらされてもおかしくない状況に陥るということですからね。


 そんなこんなで思いのほか早めにラーゲ9との共闘が始まりそうですが、一方で絆斗とは離れてしまいそうですね……
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仮面ライダーガヴ 第18話「激強!プリンな用心棒」

2025-01-12 09:35:37 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第18話「激強!プリンな用心棒」

 回想ではなく、割と長めに前回ラストの戦闘シーンを流すのって珍しくない?

 さて、ラーゲ9が変身した仮面ライダーヴラムを前に、ショウマはケーキングフォームに変身。ホイップ兵を召喚するもプリン状のエネルギーで拘束されて即撃破。そのままケーキングフォームも苦戦に追いやられるかと思いきや、ニエルブが介入したことで戦闘は中断。残念なような、安心したような……
 で、「ニエルブ」と口走ったことで、絆斗からまだ隠していることがあるのではと問われて、成り行き状ストマック社の概要を話さざるを得なくなったショウマ。会話中のショウマがどこまで話すべきか、どう話せばいいのか気を遣いながら話している雰囲気が感じられて良いですね。うっかり「兄さん」「姉さん」などと呼ぼうものなら絆斗の更なる追及は避けられないでしょうし。結局絆斗が良い感じに解釈してくれたために、疑惑の一部は解けたようですが、ショウマの心苦しさは消えないまま。

 そのラーゲ9も、闇菓子の魅力におぼれたチョールとの会話の最中、同じく闇菓子中毒になったグラニュートと接していた過去を思い出していました。次回予告からすると、回想に出てきたのは「コメル」なるグラニュートがなのでしょうね。弟か妹、もしくは友人でしょうか?あの回想だけでもラーゲ9にとって闇菓子は憎しみの対象のように見えましたし、絆斗から「ストマックの一族か」と問われた際には、「冗談じゃねぇ!」と、普段の気だるさから一転、感情を露わにしていたことからして、やはり本心からストマック社に従っているわけではなさそうですね。思っていたよりも和解は早いかもしれません。というか、ガンバレジェンズのCMが味方感をより一層強調しているように見えますね(笑。
 ただラーゲ9と和解したとしても、じゃあ3人で一緒に戦おう!とはならない、絆斗が納得しないでしょう。ラーゲ9とショウマが組む一方、絆斗が孤独になって、あの黒いチョコのゴチゾウを使うのかな?と。

 チョールとの決戦に際しては、ふわマロフォーム、ザクザクチップスフォーム、そしてケーキングフォームが使用されました。
 ふわマロフォームにおいては「フワフワ」の有効活用がなされたうえに、ザクザクチップスフォームでは「壊れやすい」のを逆に利用した不意打ちや散弾攻撃が用いられるなど、撃破までいかずとも上手い使い方がされていたのが印象的です。

 そんなこんなでまた次回。
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仮面ライダーガヴ 第17話「カラメる触手は幸福味」

2025-01-05 09:34:17 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第17話「カラメる触手は幸福味」

 幸果に接近していた女性(グラニュート)を睨むショウマの鋭い目、カッコ良すぎでは?

 ショウマが行方不明の高校生を追う一方、絆斗は映画館や裁判所などにおける大量失踪事件を追跡中。その犯人であるラーゲ9は「だるい」が口癖っぽいですから、ロジョーや今回のグラニュートのようにチマチマ集めるのは性に合わないが故の行動なんでしょうね。また、ラーゲ9はヒトプレスを「こんなもん」と評していることから、ヒトプレス由来のスパイス、ひいては闇菓子にもあまり興味が無さそうに思えました。

 そんな彼のもとへ現れたニエルブは、ラーゲ9にもう一つ秘密のアルバイトを持ちかけていました。ここでラーゲ9の本性がニエルブに知れるところとなり、更にニエルブはラーゲ9が闇菓子以外にも欲していることを察している模様。それが何なのかまでは理解していないっぽいですが、ここでこの二人が組んだことによって、ランゴがニエルブ&ラーゲ9によって失脚するという展開もあるかな?
 秘密といえば、ショウマは自分の正体を隠していることについて「自分のことしか考えていないのかも」と落ち込んだ様子を見せており、絆斗は絆斗でショウマの素性を疑ってしまうといった感じで、今シーズンはそれぞれが抱えている「秘密」について迫る話かもしれませんね。

 そして「優しい人」を狙うグラニュート・チョールとの戦いの最中現れたのはラーゲ9。ヴラスタムギアとゴチゾウを用いて仮面ライダーヴラムに変身!耳のアンテナがまさかプリンをすくうスプーンだったとは!プリンを「すくう」と、グラニュートを「救う」をかけているんでしょうか?物騒な変身待機音に加えて、機械的な音声も後付け変身感があって良いですね。
 個人的にお気に入りのシーンは、ビルド・ラビットタンクハザードフォーム初変身時の連続攻撃を彷彿とさせる蹴りの後、膝で滑って近づいて追撃かと思えば「ほらどうした?」と煽るシーン。あそこの余裕たっぷりな強者感。好き。加えてガヴガブレイドによる攻撃を押さえつけた後、ガヴ自身に浴びせるのも良いですねぇ!

 そんな強者を相手にケーキングフォームがどこまで戦えるのか……デザインが最高にカッコいいので、出来ることなら簡単に負けて欲しくは無いフォームなのですが……ともあれ、そんなこんなでまた次回。
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仮面ライダーガヴ 第16話「ノエルのおくりもの」

2024-12-22 09:42:17 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第16話「ノエルのおくりもの」

 さて、闇菓子を断ち切ると信じたかった相手に裏切られてしまったショウマ。絆斗は連れ去られ、喧嘩してしまったことも悔いていましたが……
 「みんな喧嘩ぐらいするっしょ」
 「悪いなって思ったら謝ったらいいんだよ。「ごめんね」って」
 「まあ許すかどうかは相手が決めることだしね。でも、届いてないって思ったら何回でも言うんだよ」
 幸果さんマジで人が出来ていて頼りになりすぎる……心の支えといっても過言ではないかもしれない。

 一方、新しいアルバイト・ラーゲ9の毒は一時的に幸福度を極限まで引き上げる作用があるとのこと。言われてみれば「裁判所」という、幸福な人間=高品質なヒトプレスが大勢いるとは思い難い場所にいたのは違和感を覚えるべきでした。ただ、そんな毒が含まれたヒトプレスをスパイスにして大丈夫なんですかね?スパイスにする過程で毒を除去したりするんでしょうか?
 ただ、ランゴの「やり過ぎて目立つな」という忠告がどう影響するか。街角で一人二人ならまだしも、裁判所から人が消えた、映画館に入った人が消えたとなってはそれなりの騒ぎになるでしょう。SNSでの噂レベルに収まらなくなるはず。もしや人間界にも闇菓子の虜がいて、その人によって情報統制がされている可能性も……?

 敢えてグラニュート・ロジョーに捕まることで絆斗と再会したショウマ。一時はグラニュートに対する意見の相違があった二人でしたが、実は絆斗がグラニュートの正体を掴もうとしていたのは……最早絆斗にとってグラニュートとの戦いは母親を奪われたことへの復讐に限らないと。ただ、絆斗に優しくされればされるほど、その心遣いが嬉しければ嬉しいほど、自身がグラニュートであることを隠していることに対する罪悪感が増してしまいそうです。絆斗もグラニュートの世界に行くことを嫌がるショウマの様子がおかしいことにも気づいてしまっていましたし。
 それも、次回ラーゲ9と戦うことを考えると、ショウマが望まぬ形でストマック家のものであること、グラニュートであることがラーゲ9の口から明かされる可能性もありそうですね。
 
 グラニュート・ロジョーとは決着がつきましたが、次回はラーゲ9、そして新たな仮面ライダー登場!
 サブタイトルからすると「カラメ」ですかね?ガヴとは異なり何とも機械的なドライバーが、ヴァレンのように人為的に作られた存在感マシマシで良いなぁ。ただ、てっきりゴチゾウ?をドライバーの中にセットするのかと思いきや、どうやら上部にセットして押すのが変身動作の模様。ヴァレンの技術も使われているとなると、「食べて変身」ではなく、お菓子のエキスを抽出して変身・強化するライダーなのでしょうか?
 ……と思っていたら、公式HPによると名前は「ヴラム」で、ドライバーの中央にはでかいプリンが見えます。てことは、ゴチゾウ?から元となったお菓子を生成して、エネルギーに変えているとか?

 更には新たなキービジュアルには、何だか闇落ちしてそうなヴァレンと、ヤベー感じのする「SPARKIN GUMMY」なるゴチゾウ、もう一人のガヴの姿もありました。あのヤベー感じのゴチゾウ、暴走フォームかなぁ。暴走フォームだと良いなぁ!(笑。

 ヴラムは既存のゴチゾウは使えるのか、ラーゲ9も単なるバイトでは無さそうですから共闘の可能性もあるのかなどなど、色々気になるところですが、次回放送は1月5日!
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仮面ライダーガヴ 第15話「脱走グラニュート!」

2024-12-15 09:57:28 | 仮面ライダーガヴ
仮面ライダーガヴ 第15話「脱走グラニュート!」

 前回はニエルブが酢賀の元にやってきて終わりましたが、初対面と再会、どちらかと思いきや……再会でした。
 酢賀はニエルブからグラニュートの研究材料を提供され、ニエルブは人間のお菓子を元に何やら実験を始めようとしている模様。次回予告では青色の何かが映っていましたから、もしかするとゴチゾウやプルプルしているプリンを元に、疑似的なゴチゾウと青ガヴドライバー的なのを作り出して、クラゲっぽいラーゲ9の強化を図ろうとしているのかもしれません。
 そもそも二人はどうやって知り合い、情報交換する間柄になったのでしょう。今でこそ酢賀は赤ガヴやヴァレンシステムの情報などを提供できますが、以前の酢賀が提供できたものは何か。人間界のお菓子であれば酢賀に頼らずとも入手できるでしょうし、知識にしても同様。なのに酢賀にグラニュートの研究資材を与えていたのは、その価値が彼にはあるからと見込んだからでしょう。一体酢賀は何を隠しているのやら。

 そして、ラーゲ9自身も、これまでのどこか弱気な雰囲気とは裏腹に、「やっと近づいたと思ったのに」と何か思惑がある様子を見せていました。実績を挙げてストマック社に戻って、ストマック社の乗っ取りでも計画しているのでしょうか?ストマック社と敵対する企業があるのかもしれませんね。

 一方逃げ続けているストマック社のバイト歴20年の可児=グラニュート・ロジョー。これまでは人通りの少ないところで襲撃していましたが、敢えて人目につくところで演奏してショウマたちに発見され、その後ショウマの「どうする?二度と闇菓子に関わらないか、それとも俺に倒されるか」という決め台詞に対して、初めて「関わらない」を選んだグラニュートとなりました。
 ストマック社を抜けたい、罪を償いたい。そう懇願する可児を完全には信用できないが、切り捨てることが出来ないショウマ。親の仇であるグラニュートの言うことなど信じられない絆斗。果たして真相は……「残念だよ」からの無慈悲なケーキングフォーム変身からの、デコレーションしたホイップ兵召喚。普段は穏やかな青年ですが、ここぞという時の容赦のなさも光りますね、ショウマ。

 また、ランゴとグロッタ姉さんはシータの死に動揺こそ見せていましたが、ランゴは「早まったな、バカめ」と悲しむどころかその早計さを責めていました。ショウマに対してのみならず、家族に対する情が薄すぎます。利害関係だけで結びついてそうですよね、グラニュート……


 今回で可児と決着をつけるかと思いきや、まさかの次回に続く。ケーキそろい踏みはクリスマス直前になるようで。
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