ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第5話「鎧纏いし者」

2025-02-22 16:44:22 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第5話「鎧纏いし者」

 改めてエックスとゼロの共闘を見て、戦い方の幅が広がるだろうなとも思いつつ、単純なカッコよさに憧れるゼットさん。この親近感溢れる反応こそがゼットさんの魅力ですよね。と思っていたら
 「っていうか、俺もゼロ師匠のアーマー着たいっす!エックス先輩だけズルくないですか!?何でこんなに扱いが違うのか、説明してくれませんか!?贔屓ですか?贔屓ですよね!?」
 と、エディオムに詰めよるゼットさん。2年続けてストレイジ関係者に振り回されるエディオムさん、お疲れ様です……!あと、前述の話をゼロに直接言った場合「2万年早い」と言われるのは目に見えてますし、弟子(自称)とお揃いの鎧とか、ゼロが嫌がりそうだなぁと(笑。

 で、OP後は何事も無かったかのようにエックス、そしてアークと、鎧を纏ったウルトラマンに関する振り返りが行われました。
 エックスはグリーザ戦におけるハイブリッドアーマーと、ザイゴーグ戦におけるベータスパークアーマーの振り返り。
 グリーザはゼットさんも戦ったことがある相手ですが、ゼットさんの時には見られなかった第三形態に関して「俺が戦ったグリーザよりも、格段に強い」と反応してくれたのが良かったです。ただ、個人的に第三形態って第二形態ほどの脅威を感じないと言いますか……第二形態は想像がつかない攻撃を次から次へと繰り出してくるうえに、サイバーゴモラの攻撃に対しても何もないところに攻撃しているとでも言わんばかりの不動っぷり。存在そのものが脅威である第二形態、怪獣たちを取り込んだことによる多種多様な能力が恐ろしい第三形態、といった印象です。

 また、ベータスパークアーマーについては、剣から弓に変形する過程が割とお気に入りだったりします。ベータスパークアーマーが登場した映画「劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」は良いぞ……振り返りには含まれませんでしたが、ゴーグアントラーとマン兄さんの戦いは良いぞ……この映画含め、エックスは先輩ウルトラマンの客演がとても丁寧だった印象があります。

 続けてアークはソリスアーマー、ルーナアーマー、ギャラクシーアーマーに加え、テレビシリーズ未登場のサトゥルーアーマーもチラッと登場。存在は知っていましたが、冷気を操るアーマーなんですねぇ……映画に出たりするのかな?
 アークに関しては……アークギガバリヤーとアークエクサスラッシュ、アークファイナライズの活用法が面白かっただけに、鎧を纏い始めてからはそこら辺がやや控えめだったかもなぁと思わなくも無く。


 科学力から生み出された鎧と、想像力から生まれた鎧。いずれも平和の象徴であり、今ゼットさんに託されているニュージェネケープもそうなる日が来るといい……と、良い感じに締めくくられましたが、正直「で、ゼロ師匠の鎧はどうやったら着れますか?」的な話を蒸し返さないか心配しながら見てました(笑。
 ゼットさんの「マックス先輩」「ネクサス先輩」呼びが嬉しかったところで、また次回。次回は「光が宿る器」と題して、ギンガスパークやタイガスパーク、ウルトラゼットライザーといった変身アイテムに注目するようですね。そして何やら来訪者の予感……「アイツ」呼びされる存在って割と限られる気がしますが……本命ゼロで、対抗ジャグラー、大穴イグニスあたり?
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ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ 第4話「次元を超えた戦い イージス光る時」

2025-02-15 10:11:40 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ 第4話「次元を超えた戦い イージス光る時」

 前回はゼットさんとハルキの出会いを振り返りましたが、今回はエックスとゼロの出会いが描かれた、ウルトラマンX「イージス光る時」を振り返ることに。
 2年前のニュージェネスターズでも振り返っていますので、細かい振り返りは割愛させていただきますが、「強い奴が生き残る」と語るナックル星人バンデロに対し、「可能性を捨てずに努力する者が最後には勝つ」と反論するルイ。なるほど、ゼットさんもストレイジも、最後まで可能性を捨てずに立ち向かったからこそ、デストルドスを倒せたわけだし、そういった話に繋げるのかな?と、思っていました。

 ゼットさん「いやぁぁ~~!!まさかゼロ師匠が出てくるとは思わなかったです!!」
 エディオム「ウルトラマンゼロは数々のウルトラマンと繋がりを持つ英雄ですからね!」
 ゼットさん「はい!」
 エディオム「うん!」
 ただのゼロファンのやり取りで草。「最近ウルトラマンゼロを好きになった新人ファン」に対して、ゼロ客演回を進める先輩ファンの構図にしか見えませんでした。
 その後はちゃんと、ウルティメイトイージスがノア由来の力であること、エックスはXioの仲間たちによって新たな力を得たこと、ゼットさんもストレイジの面々に助けられたことを思い出しつつ、これも一つの絆であると、良い感じに締めくくられました。
 ノアの力がゼロを助け、エックスをも助けることとなり、そしてエックスの力を借りたジードにゼットさんは助けられ……と改めて考えると様々な絆があるんだなと感じさせられました。

 次回は鎧を纏うウルトラマンということで、引き続きエックスと、新たにアークの紹介もなされる模様。
 チャンネル登録のおススメ担当はエックス!大地の声も良いけど、中村悠一さんの声も良いよね!
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ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第3話「相棒との出会い ご唱和ください、我の名を!」

2025-02-08 10:15:10 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第3話「相棒との出会い ご唱和ください、我の名を!」

 というわけでゼロからの指示を受け、ウルトラの絆の理解に努めることとなったゼットさん。まずは自分の記録を振り返りたいとのことで、久々にウルトラマンZ第1話「ご唱和ください、我の名を!」を視聴することとなりました。
 以下、当時の感想と合わせて振り返ってみます。

「「キングジョーは無理だし、ウインダムも難しそうだけど、セブンガーなら作れそう」感が凄くしっくりきました」
 この「手始めに」感もゲームにおいては重要な要素だったのだなと今となっては思います。

「そんな2体が戦う最中、懸命に子犬の命を救おうとしていた青年ナツカワ・ハルキが今作の主人公」
 開始間もなくして「ハルキは小さな命も見捨てない青年」「ヨウコはハルキの先輩」「ユカは怪獣好き」「ヘビクラ隊長はジャグラーっぽいけど至極真っ当な判断をくだす隊長」と、各々の個性が会話や行動から自然と読み取れる描写が丁寧で好き。

「それでも頑張って日本語を使おうとしている、コミュニケーションを取ろうとしているところが、妙に愛くるしさと言いますか、応援したくなるところがあるウルトラマンですね。エックスのように親近感の湧くウルトラマンになっていきそうです」
 親近感どころか、近年で一番好きなウルトラマンまである。そんなゼットさんの「トリガーを押します」「その中に入れ」「セットだ」「スリットにセットしちゃいなさい」とブレッブレな日本語に笑った第1話に始まり、最終回では感動のあまりボロッボロ泣くとは、この頃は夢にも思いませんでしたね……
 にしてもハルキ、自分が死んだと聞かされてなお、避難所の身を案じていたんだなぁ……あと、ゼットさんに敬語じゃないハルキが今となっては物凄く新鮮ですね。

「ゴメスから逃げるハルキの臨場感半端なかったですし、ゼット&セブンガーの即席のコンビネーション、そしてアルファエッジのキレのある動きと、どれも良い感じでした。アルファエッジの初見時に感じた「エメリウムスラッガーでは?」という印象も、やや薄れたように感じます」
 今にしてみると、根が素直で純粋なハルキと、ニュートラルで染まっていないからこそウルトラゼットライザーの被験者に選ばれたゼットさんは、この頃から相性の良さを発揮していたんだなーと。アルファエッジはBGMも最高にカッコいいですし、個人的にはウルトロイドゼロがレッドキングの卵を手にかけようとしたシーンの活躍が一番好きです。あの叫び声、たまりません。
 また、ビルにもたれかかったセブンガーをゼットさんが助け起こすシーンがありましたが、最終回でヨウコ先輩たちの声援を受けて立ち上がったゼットさん&ハルキはこのシーンのオマージュだったんでしょうか?

「にしてもこのゲネガーク、ウルトラメダルを飲み込んでいるわ、地球に来る前の対ゼロ&ゼット戦においてはとんでもないものを飲み込んでいたがためにゼロを窮地に陥れるわと、1話にしてはなかなかの強敵怪獣だったなーと。普通飲み込むか、アレ・・・あるいはこうした時の不意打ち用として誰かに飲み込まされていたとか」
 セレブロが万が一に備えて飲み込ませていたのでしょうね。普段は悪さをしないように赤と青の隕石に分離した状態で飲み込んでいたのかな?
 ただ、ゲネガーグもグルジオライデン同様、セレブロの「文明自滅ゲーム」の駒の一つに過ぎなかったことを考えると、いずれ何らかの形で倒されることは想定していたのでしょう。デビルスプリンターの影響を受けていたことといい、「凶暴宇宙鮫」という種別ではあるものの、利用されるだけで利用されて捨てられるのは可哀想でしたね……


 と、一通り振り返った際に語られたゼットさんとハルキの現在。ハルキは人手不足故、地球に戻ってストレイジに復帰しているとのこと。ストレイジ、特にユカと縁があったエディオムは、この点においてはゼットさんより詳しいかもしれませんね。
 そしてこれを聞いたエディオムが「ではナツカワ・ハルキと、今は別々のところで戦っていると」と言ってくれたのが個人的にポイント高いです。ゼットさんだけが戦っているのではなく、ハルキもまたハルキの場所で戦っている。ウルトラマンの歴史に精通しているだけあって、離れていても心は一つだと知っているのでしょうね。
 互いに成長してから再会した時、互いの成長を他の誰よりも喜んでいる様が目に浮かびますね。いつかまた、ハルキと共に戦うゼットさんを見てみたいです。

 「えっと、ここを押すと最新情報をウルトラ素早くゲットできますぞぉ~!(大声)ポチっと、そこのボタンをポチっと押すの、そう、そこぉ!(小声)」
 宣伝すら楽しませてくれるゼットさんはやっぱり良いなぁ……というわけで、次回はエックスとゼロの出会いを振り返り。そういえばゼットさんとハルキは分離中ですが、大地とエックスは融合中なんですかね?あと、2年前のニュージェネスターズでも「イージス光る時」を振り返ってましたねぇ……
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ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第2話「導かれし英雄」

2025-02-01 10:05:06 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第2話「導かれし英雄」

 アイキャッチあるんか……

 さてゼロは既知の中であるような謎の球体を聞き手に、自分もまたゼットさんと同様に導かれてきた者であることを語っていました。

 「ウルトラ銀河伝説」では、父・セブンに救われ、師匠レオに鍛えられ、そして同じく力を求めた者・ベリアルとの戦いが語られました。
 ここら辺はいつも通りの振り返りといった印象ですが、続く「ウルトラマンサーガ」「ウルトラゼロファイト」の振り返りでは、いつもであればハイパーゼットンや復活したベリアルとの戦いがメインの印象ですが、今回はゼロから見たタイガ・ノゾムや、怪獣墓場で出会った「モロボシくん」ことピグモンとのやり取りを中心に振り返りがなされていました。ここ最近の振り返りではなかなかお目にかかれなかったシーンにも焦点が当たるのは良いですね。

 一方惑星イアリムでは、突如送られたカッコいいケープに困惑するゼットさんの前に、謎の球体改めてエディオムが登場し、ゼロからの伝言と惑星イアリムが選ばれた理由が語られました。ゼロの真似をするエディオムが妙に様になっていましたが、伊達にデータを集めていたわけではありませんね(笑。ゼロを敬愛する者同士、ゼットさんとは話が合いそうですが果たしてどんなコント……もといやり取りが繰り広げられるのか、楽しみです。
 そういえばケープのブローチも光を失っているように見えましたし、真に認められた時に青く輝くのかなーと。

 ということで次回はゼロがタイガに出会ったように、ゼットさんのかけがえのない相棒・ハルキとの出会いの振り返り!久々に見る「ウルトラマンZ」第1話、楽しみです。そして、今回「モロボシくん」が取り上げられたので、これでジャンナインが「今の世代に伝わらない」と危惧することもありません!ので、ゼットさんとゼロのボイスドラマ、見よう!
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ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第1話「ゼロ師匠からの招集」

2025-01-25 10:23:38 | ウルトラシリーズ
ウルトラマン ニュージェネレーションスターズ(2025) 第1話「ゼロ師匠からの招集」

 というわけで今年も始まりましたニュージェネスターズ。例によって「2025」表記は前作、前々作と区別するための表記であり、実際の番組名とは異なりますのでご了承ください。

 今回のナビゲーターはゼットさん!昨年のユカに引き続き「ウルトラマンZ」のキャラクターがナビゲーターを務めることとなりました。
 ユカはゼット以外のウルトラマンのことを殆ど知りませんでしたが、エディオムやイグニスとのやり取りを通じて少しずつウルトラマンに詳しくなっていき、それがまるで新しくウルトラマンを好きになってくれた人を見ているようで、とても好感が持てましたね。
 
 で、今回白羽の矢が立ったゼットさん。幾多の戦いを通して大事なことを学び、実力もついてはいるゼットさんですが、まだ知らない戦いや思いがたくさんある!という理由から、ゼロが謎の球体(エディオム?)に協力を依頼して、映像を通してそれらを学ばせようとしているのかなーと。ニュージェネブローチとケープが最終試験合格の証ではなく先に渡されたのは、それを纏うに値するウルトラマンになれるかどうか、というプレッシャーを与える意味もあるのかな?

 ともあれ、第1話ではゼロに呼ばれて惑星イアリムに降り立ったゼットさんが、「ウルトラギャラクシーファイト」シリーズにおけるゼットン軍団との戦いで得た学びを振り返りつつ、エディオムと思しき球体から、ゼロの成長過程、ウルトラ6兄弟の激闘、そして「ウルトラ銀河伝説外伝」におけるゼロ&レオVSニセウルトラマン&セブンの戦いを見ることとなりました。

 「ゼロ師匠ったら、呼び出しといて全然来ないなぁ……付き合いはまぁまぁ長いけど、こういうところあるんだよなぁ……」と愚痴をこぼしたり、6兄弟の活躍に「目が釘付けになってた」と見惚れたり、「やっぱり兄さんたちには憧れるなぁ。何といってもあのマントが良いよ、マント。威厳出るというかねぇ……うーん……じゃなくて!」と一人ノリツッコミしたりと、相変わらずウルトラ面白いお方で安心しました(笑。個人的に「マント」の言い方がめっちゃ好き。
 また「大いなる陰謀」ラストで、言われた傍から一人でやろうとしたことを振り返り
ウルトラ恥ずかしがったのも束の間「ま、おかげでハルキと出会えたんだから結果オーライだな、うん!」と、あまりの切り替えの早さに笑ってしまいました。これでいて、決める時はめちゃくちゃカッコいいんだからズルいよなぁ、ゼットさん。


 で、欲していたマント(ケープ)が急にもらえて驚愕するゼットさん。果たしてゼロと謎の球体の目的はなんなのか。次回はゼロが経験した戦いや仲間について教わる模様。にしても、あのBGMを聞くと、いつ「よぉ地球のみんな!」と言い出してコントを始めるのかと思ってしまいますね(笑。
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ウルトラマンアーク 第25話(最終回)「走れ、ユウマ!」

2025-01-18 10:08:19 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第25話(最終回)「走れ、ユウマ!」

 ギルバグによって執拗にアークとの、今の現実との別れを迫られるユウマ。そんな彼の背中を押してくれるのは他でもない……幼いユウマがアークアライザーを持っているのは良かったので、あのまま並走して変身して欲しかった気もする。

 その後はゴーストバスターズっぽい装備を身に着けたシュウさんが活躍したり、何でもキューブにしちゃったりしていましたが、まさかアイツがラスボス化するとは思わなんだ。
 ラスボスの造形、顔の一部が空洞になっているのは「ラスボス本人の目など必要ない=あの空洞の先でゼ・ズーが見ている」、口だけが残っているのは「ゼ・ズーの意図を伝えるメッセンジャー的な存在に過ぎない」といった意図なのかなと。想像力のウルトラマンの最後の敵は、他人に都合の良い想像を押し付ける存在と、想像力を持ち合わせない存在だったということでしょうか。
 で、そんなラスボスをどう倒すのかと思ったら……想像の斜め上ってレベルじゃねーぞ!?いや意味深にモノホーン映したから、なんか使うんだろうなとは思いましたが……先日、フィギュアを台座ごと落としたら、台座とフィギュアの接合部がポッキリ折れて、そのままどうしようもなくなってしまったのを思い出しました(苦笑。

 で、ラストは……アークがみんなを優しく抱きしめるのは良かったとして、少々急な展開に感じなくも無かったです。あの後ユウマとアークがどういった冒険をしたのか、どのように地球に戻ってきたのか、どんな会話をしたのか……そこら辺は君が想像しよう!的な感じなんだろうなと。


 というわけで最終回を迎えた「ウルトラマンアーク」。個々の話はそんなに悪くないのですが、全体でみると別の銀河や地球の危機!別次元の危機!といった出来事があった割に、思いのほか小さくまとまった感を覚えると言いますか、大人しい作品だったなと感じました。オニキスの問題は地球側でも認識していたものの、そもそもの発端である別の銀河と地球の危機を認識している人物はごく限られていましたし、一致団結して地球の危機を迎え撃つ!というよりは、仲間内でひっそりと解決したという印象を受けます。
 登場人物については、シュウさんが最初から最後まで相棒兼ヒロインを兼ねて濃いめだった反面、ユウマ含めて他のSKIPメンバーが少々薄味気味でした。ブレーザー怪獣が続々出現したヘルナラク関連の話も悪くないのですが、もうちょっとリンや所長、ユピーの掘り下げがあっても良かったんじゃないかと思えます。ユウマもここ最近の主人公たちと比べてもやや控えめというか大人しめというか……「想像力を解き放て」というキャッチコピーにあるように、戦闘以外でももっと想像の力を見せて欲しかったですね。

 戦闘についても、前半はアークファイナライズを曲げたり、アークエクサスラッシュとアークギガバリヤーで様々な組み合わせを見せたりと想像力溢れる戦法を披露していましたが、後半は比較的大人しめだったように感じました。

 とまぁ、全体的な印象として改めて「思ったよりも大人しかった」ウルトラマンという印象です。まぁ前任が野性的すぎたってのも無くは無いと思いますが、もうちょっと弾けても良かったんじゃないかなーと感じたウルトラマンでした。ともあれ、ありがとうございました!ED「メラメラ」「ミチカケ」最後にもう一度聴きたかったな……
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ウルトラマンアーク 第24話「舞い降りる夢幻」

2025-01-11 10:20:15 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第24話「舞い降りる夢幻」

 アークがSKIPメンバーを振り向くシーン。「私がユウマを守ってみせる」的な安心感があって割と好き。

 不思議な空間でユウマに寄り添うアーク。妙に優し気な雰囲気の彼の口から、これまでの16年の出来事全てが7歳のユウマが見た夢であることが告げられ……あ、これ罠かぁ!とようやく察した第24話。夢オチ展開だけは避けて欲しいと思っていたのでひとまず安心しました。ということで予告にもいたアイツと、夢を操る強敵・夢幻獣ギルバグの登場です。

 一見癒し系のふわもこした見た目のギルバグ。夢幻獣の名のとおり夢を操るという精神攻撃がメインかと思いきや、触腕から光輪を放つという直接的な攻撃方法も有していました。更に耳らしき部位を展開すると……ここから更に本気を出したら、一層気持ち悪い見た目になったりするんじゃなかろうか(汗。
 
 頼みの綱のギャラクシーアーマーですが、その出自と現状がビオルノさんによって明らかにされました。ザディーメ戦において、アークはオニキスを分解しキューブとして再構成し制御に成功。そこまでは良かったものの、それに気づいたゼ・ズーが恒星ソニアのエネルギーのみならず汚染物質を送り込んだことでユウマの、そしてアークの体調に影響が及んでいたとのことで……てっきりアーク=ルティオンでもオニキスの完全制御は困難で、とりあえず一時しのぎ的な感じでキューブにした結果、今の体調不良に繋がっているのだと思っていましたが、ビオルノさんの説明だとゼ・ズーの邪魔が入らなければオニキス問題は解決していたようで、ルティオンの優秀さが伺えますね。考えてみれば元よりゼ・ズーの計画を止めるために派遣された人ですから、それが出来てもおかしくないか。

 ゼ・ズーによって汚染物質を送り込まれたこともあってか、頼りになるアークフェザーもアークを襲う刃と化し……ここら辺「帰ってきたウルトラマン」のゼラン星人とプルーマ戦を思い出しました。
 で、スイードとの対話の中で、騒動の元凶である暗黒宇宙卿ゼ・ズーの姿もお披露目。冥府闇将軍獣ヘルナラクといい、種別の規模がデカい……!また、地球を犠牲にしようとしている点は一旦置いておいて、一応は「自分たちの銀河を守りたい」という思いがあっての行動なのに、「暗黒宇宙卿」扱いされるのはちょっと可哀そうに思えました。ただ、「スイードの鍵を開く」発言からすると、スイードを犠牲にしてオニキス=ゲートを無理やり開かせようとしている可能性もあります。元より容赦のない存在だったのか、はたまた一刻も早く問題を解決しようとしているうちに闇に落ちてしまったのか……

 そんなこんなで次回最終回。果たして保養地には行けるのか!
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ウルトラマンアーク 特別総集編③「SKIP星元市分所のみなさまへ」

2025-01-04 10:09:33 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 特別総集編③「SKIP星元市分所のみなさまへ」

 中村さんが口にした「妄想力」で、非公認戦隊を思い出しました。10年以上前ってマジ?

 さて今回は太平洋はサンボン島に赴任となった中村さんが、マリンピーと共にこれまでのアークの戦いを振り返るお話。アーク=ルティオンが地球に来た経緯など、中村さんが知らない話はナレーションにより説明されていました。
 モノゲロス、ディゲロス、トリゲロスらとの戦い。ヘルナラクが率いる幽体怪獣たちとの激闘、ブレーザーとの邂逅、そして赤い球と人間の願いがもたらしたキングオブモンスとの激突、楽園を夢見る仮面の男による記憶の改ざん……
 と、その中で気になったのが、中村さんの定かではない記憶の中にいる「もう一体のアーク」。もしかして劇場版は22話と23話の間の出来事なのかもしれませんね。

 何故南の島の保養所にと腐っていた中村さんも、アークやSKIP星元市分所の活躍を思い出し、彼らを癒せるならば意味のある仕事だと奮起。今回はどこかに飛ばされることもなく、平穏無事に終わったようで何よりです。本編終了後、セリフだけでも中村さん&マリンピーのもとを訪れることを予感させる描写があっても良いかもしれませんね。

 ……とか何とか思っていたら、これまでの16年が全て幻だったとかなんとか。もしかしてこの世界はあの見た目ほんわかした怪獣の力によって、ユウマが作り出した架空の世界でした!とか、そんな感じなんです?ブレーザーの世界に行っても隊員たちがみな見知った顔だったのもそういう理由?あまり好きじゃない話の気配を感じますが、果たして……
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ウルトラマンアーク 第23話「厄災三たび」

2024-12-21 10:43:18 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第23話「厄災三たび」

 体調不良の部下の「大丈夫」を安易に捉えず、帰宅や待機を命じる伴所長やリンの頼もしさよ。

 さて今回は謎の体調不良で待機を命じられたユウマのもとに、アーク=ルティオンと志を同じくする存在・ビオルノさんがユピーを介してコンタクトを取ってきてくれました。「体調不良のウルトラマンの元に現れる同族(?)」というシチュエーションからセブン上司を思い出していました。
 ビオルノさん曰く、恒星ソニアの膨張を食い止める糸口を掴んだものの、不確定要素が残るためゼ・ズーが自らの作戦を強行しようとしているとのこと。そして、その作戦の鍵を握るゼ・ズーゲート=オニキスはどこにあるかというと……所在は予想できていましたが、気になるのがユウマが所在を知らなかったことですね。
 オニキスを破壊する局面で想像力を解き放ったのはアークの方でしたが、時を同じくして誕生したギャラクシーアーマーの出自をユウマは想像しなかったのでしょうか?また、この事実やユウマへの影響をアーク自身は想像できなかったのか?なども気になります。


 そこへ現れたモノゲロス、ディゲロスに続く第三の刺客・宇宙獣トリゲロス。無駄な破壊はせず、最初からオニキスの所在を明らかにするかのような波動を放ち、場所を特定した後に攻撃を開始するという、何とも効率的な動きから、敵も本腰を入れて来たことが伺えます。
 アークアイソードには刃のエネルギーを両腕にまとって対抗し、アークアイソードを放り投げた直後のアークファイナライズという、「ウルトラマンZ」に客演した時のエース兄さんばりの動きにもバッチリ光線で対応。ルーナアーマーの高速起動には、空に開いた目のような空間から送り込まれてきた三日月状の物体を周囲で回転させつつ対処……しかもその三日月状の物体が更なる役目まで持っているとは思わなんだ。

 この状況を比較的冷静に分析しているように見えたシュウさんでしたが、リンからそのことを指摘されると「冷静!?私が!?」と声を荒げていました。一見冷静に見えても、内心は後述するユウマの件もあって動揺しっぱなしだったのでしょう。心を落ち着かせるために分析に徹していたか、はたまた動揺しすぎて一周回って冷静になってしまったか……アークの危機にたまらず手を出そうとするシュウさんを、諫める伴所長のシーンも含め、感情が溢れ出ているこのシーン、結構好きです。

 対アークとしてあまりにも優秀過ぎるトリゲロス。アークが一人だったらあのままオニキスを奪われていたかもしれませんが、今回はこれまで培ってきた絆の力に助けられる形となりました。「全機、アークを救出せよ!」みたいな命令が下ったんだろうなぁと想像するのも楽しいです。
 そして更なる仲間の力、ウルトラマンにしては珍しい攻撃で好機を作り出すのですが……ここでアークが距離を詰めたのは、トリゲロスがディゲロスのように周囲にバリヤーを展開する可能性を考慮してのことでしょう。が、ゼ・ズーはそんなアークの想像すらも想定内であり、作戦のうちだったのかもしれない。そう思わされる事態が発生しました。
 ギャラクシーアーマーを装着していれば、咄嗟にゲートを作り出して逃げ込めたかもしれませんが、あの瞬間に再装着・ゲート生成・脱出をこなせたとは考えづらく……出来てもせいぜいソリスアーマー再装着ですかね?


 誰もが誰かを救うために走っている。しかし、その救う過程で犠牲は避けられないものなのか。
 「オニキスによる当面の危機は去ったが、ユウマに悪影響が出始めている」というのは、ゼ・ズーによる「ゲートを使うことで自分たちの星は助かるが、地球が滅ぶ」という状況と似ているようにも感じます。そして今回も、トリゲロスは倒せたものの……

 そんなこんなで次回はまたも特別総集編。この短期間でこんなに異動がある職場、嫌だなぁ(汗。
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ウルトラマンアーク 第22話「白い仮面の男」

2024-12-14 10:14:10 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第22話「白い仮面の男」

 晴れ続きで怪獣も出現しない穏やかな日常の中で、所長は「定年になったら喫茶店を始めたい」という夢を語っていた。そんな中、ユウマは自分の傘を無くしてしまい、店に買いに行くも「傘」と聞いた店員の反応がおかしい。
 翌日、更なる異変がユウマたちを襲う。雨、傘、そして怪獣。それにまつわる存在や記憶が次々と消え始め……


 「前にどんな建物が建っていたか思い出せない」
 普段気に留めていないと、そこに何があったか思い出すのは困難でしょう。ひとつ前は思い出せても、その前は?そのもっと前は?……そうして考えたところで答えは出ず、出たところで自分に関わりの無いものであれば、思い出すことに意味を見出せない。
 そうして「思い出せなくても、考えなくてもいいか」と想像力を働かすのをやめてしまうことで、人の中からその建物にまつわる記憶は消えてしまう。そういったもの建物に限らず、自分で思っている以上に数多くあると思います。

 かつて「ウルトラマンネクサス」においては、とある理由から人々の記憶からスペースビーストの記憶を抹消するMP(メモリーポリス)という部隊がいましたが、今回の黒幕はそれを更に発展させたような存在という印象を受けました。
 人々の精神に干渉することで現実の改変を成し遂げようとする存在への対抗策は、想像力に他なりませんでした。前述のように忘れてしまったものがあったとしても、意外なところから思い出すこともあるでしょう。まぁ、それが思い出したくないものという場合もあるのですが……
 例え「雨」を消したところで、「雨」を連想できるものはある。水から雨、雨から洗い流された絵、そして絵から……まるで波紋のように広がる想像力の連鎖による逆転劇が展開されました。ラスト、破片が地上に「あめ」のように降り注いだのも、想像力の産物なのでしょうね。


 ウルトラQというか、ウルトラQdfっぽさも感じた第22話でした。まぁQdfは全話見ていないので何となく、といった感じではありますが。


 次回は本筋に戻るっぽいですね。ここ最近ヘルナラクとかですっかり放置されていましたが、あのヤベー代物、やっぱアークというか、ユウマに宿ったままなのか……?
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