というわけで唐沢寿明さんが財前五郎を演じられた「白い巨塔」を、教授選の途中から見ていますが……働くようになったからか、放送当時よりかは柳原の気持ちが少しは理解できたような気がします。
目の前には上司の言うとおりに対応してもよくならない患者。上司は聞く耳を持たず、先輩たちも逆らえない。患者の家族は必死に訴えてくる。見事なまでの四面楚歌なうえに、トドメとばかりに放たれる里見のド正論。これ辛いって……
自分が柳原の立場だったとして、この中で一番辛いのは里見からの言葉だろうなーと。里見の言っていることは正しい。正しいからこそ言い訳が許されない。自分の心も裏切ってしまっているからなお辛い。あんな局面で「何故財前を引っ張ってこなかった」と言われましても、私なら「じゃあ、あんたなら引っ張って来られんのか!」と叫びたくなってしまいますね(苦笑。
実際、里見は財前宅でパーティー終わりの彼を待つという行動力を見せたものの、徒労に終わってしまうことに。里見は財前を信じているというよりは、医者を信じているんだなと感じました。教授選の前の話ってどんなんだったかな……気になるな……
里見の言葉は正しく真っ直ぐだからこそ、純粋な人間、自身の間違いに気づきながらも目を逸らしている人間には容赦なく突き刺さるし、綺麗ごとばかりで生きてはいけないと知った人間には届かないんだなと。
また、患者の死を前にして、ひたすらに泣きじゃくる柳原と、「患者の死」ではなく「医療ミス」という事件を恐れて冷静に対処する鵜飼。この二人が同じ画面に映っていたシーンも印象的です。同じ医師でありながらも、命が失われたことに対してこうもとらえ方が違うのかと。
知っていたつもりでも、まだまだ知らない登場人物たちの感情が渦巻いてそうな気がする「白い巨塔」でした。当時見たドラマでも、今見ると違った感情を抱くものは多くありそうですね。さしあたってうちにあるドラマの映像ソフトといえば……「HR」1、2巻と「タイガー&ドラゴン」か……たまには見るかな。
目の前には上司の言うとおりに対応してもよくならない患者。上司は聞く耳を持たず、先輩たちも逆らえない。患者の家族は必死に訴えてくる。見事なまでの四面楚歌なうえに、トドメとばかりに放たれる里見のド正論。これ辛いって……
自分が柳原の立場だったとして、この中で一番辛いのは里見からの言葉だろうなーと。里見の言っていることは正しい。正しいからこそ言い訳が許されない。自分の心も裏切ってしまっているからなお辛い。あんな局面で「何故財前を引っ張ってこなかった」と言われましても、私なら「じゃあ、あんたなら引っ張って来られんのか!」と叫びたくなってしまいますね(苦笑。
実際、里見は財前宅でパーティー終わりの彼を待つという行動力を見せたものの、徒労に終わってしまうことに。里見は財前を信じているというよりは、医者を信じているんだなと感じました。教授選の前の話ってどんなんだったかな……気になるな……
里見の言葉は正しく真っ直ぐだからこそ、純粋な人間、自身の間違いに気づきながらも目を逸らしている人間には容赦なく突き刺さるし、綺麗ごとばかりで生きてはいけないと知った人間には届かないんだなと。
また、患者の死を前にして、ひたすらに泣きじゃくる柳原と、「患者の死」ではなく「医療ミス」という事件を恐れて冷静に対処する鵜飼。この二人が同じ画面に映っていたシーンも印象的です。同じ医師でありながらも、命が失われたことに対してこうもとらえ方が違うのかと。
知っていたつもりでも、まだまだ知らない登場人物たちの感情が渦巻いてそうな気がする「白い巨塔」でした。当時見たドラマでも、今見ると違った感情を抱くものは多くありそうですね。さしあたってうちにあるドラマの映像ソフトといえば……「HR」1、2巻と「タイガー&ドラゴン」か……たまには見るかな。