ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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タイムボカン24 第24話(最終回)「天才ダ・ヴィンチが最終回だった!」

2017-03-18 18:14:25 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第24話(最終回)「天才ダ・ヴィンチが最終回だった!」

 今回はレオナルド・ダ・ヴィンチの真歴史。様々な分野に秀でていたとされるダ・ヴィンチだったが、何と真歴史ではダ・ヴィンチが24人組の「ダ・ヴィンチ24」だったことが明らかになる。
 その場に鉢合わせたトキオたちとアクダーマは早速メカ戦へ。アクダーマのダ・ピンチメカに対し、最終回だからといきなりボカンドラゴンで出撃するトキオたち。だがアクダーマにはオヤダーマがくれた最終兵器・スッパ玉があった。ただの梅干しかと思いきや、それを食べたダ・ピンチメカは一撃でボカンドラゴンを殴り飛ばすほどにパワーアップ。

 ボカンドラゴンがダ・ヴィンチたちの上に落下するのを避けるべく、タイムボカンするトキオたち。しかし一緒にダ・ヴィンチたちもタイムボカン。こうしてコスモガレージにおける、24人のダ・ヴィンチ争奪戦が始まった!
 ダ・ヴィンチの行動を追う一同だったが、何とダ・ヴィンチたちは24機のボカンメカに乗って宇宙へ逃走。更にダ・ヴィンチたちは勝手にボカンメカを改造し、24機をタイムボカンメカ24合体させ、追ってきたダ・ピンチメカをあっさり粉砕するのだった。

 アクダーマが戦っている間にダイナモンドを奪おうとしていたオヤダーマも、そのとばっちりをくらい、ダイナモンドは再び各時代へと散らばってしまう。しかしトキオは、また集めるのを手伝うから元気出してとカレンを励ます。こうして2人の真歴史を巡る冒険はまだまだ続くのでした・・・
 そしてトキオたちがダ・ヴィンチたちから新メカの設計図をもらっていた一方、アクダーマたちは半年間の業務停止命令を出されており・・・?

感想
 劇中で次回作の、しかも全くの別番組を宣伝するとは・・・最後の最後までタイムボカン24らしいなと思いました。スズッキーの中の人、三宅健太さんは来週もこの時間帯に出演されるそうです(笑。

 さて今回は最終回。珍しくメカブトンの発進シーンも描かれたかと思えば、天才ダ・ヴィンチの活躍によってまさかの全24機合体・タイムボカンメカ24(全部入り)が登場。ぶっちゃけメカブトンとクワガッタン、ボカンパンチとボカンドリル以外の要素がよくわかりませんが、かっこいいから良し!しかし、この合体、更にはアクダーマとの一応の決着を主役であるはずのトキオとカレンが行うのではなく、ゲストキャラのダ・ヴィンチが全部行ってしまうとは思いもしませんでした(笑。ボカンドラゴンも久々に出てきたかと思えば、パワーアップしてあっさりやられたのはちょっと残念。でも好きです。

 毎度毎度突拍子も無い真歴史を打ち出してきたタイムボカン24ですが、「ダ・ヴィンチは何でも出来る天才だった」を「ダ・ヴィンチは24人いて、それぞれ担当が決まっていた」という風に解釈するのも面白いですね。教科書には載っていない、むちゃくちゃ面白い真歴史が待ち受けているというボカンナレに嘘偽りは無かったと思います。
 ぶっ飛んだ真歴史を描きつつも、本来の歴史ではどうだったかなどを説明していたため、思いのほか勉強になったところもあります。

 結局カレンの彼氏に関しては、エア彼氏だったようで。オヤダーマがカレンの彼氏か!?とも思われましたが、多分ビマージョと同じでイケメンなら彼氏認定していたんじゃないでしょうか(汗。で、語尾に「ダーマ」とついていたから、「私の彼氏はそんなこと言わない」と偽物判定をくだすことに。散々思わせぶりな発言が続いた彼氏の話題も聞けなくなると思うとちょっと寂しいですね。
 これまで散々地味だの何だの言われ続けてきたトキオも、最終回ではカレンを励まし、彼女からの評価も幾分上がった模様。トキオがカレンの彼氏になる日は来るんだろうか・・・

 終わってみれば全24話。ストーリーは毎回予想の斜め上を行く真歴史にまつわる物語を繰り広げており、飽きずに楽しめました。真歴史とかこつけて月面着陸はヤラセだった!とぶち込んできた時には別の意味でハラハラしたものです(苦笑。
 地味ながらも頑張っていたトキオ、ほぼ毎回のコスプレと意味があるのかと問いたいスカートを履いていたカレン、回を増すに連れて出番が増えていった気がするアクダーマ・・・とキャラクターたちも個性豊かでした。また、メカも「クモと合体してパンチ」「サソリと合体してマンモス」など、「これと合体したらこうなる」といった予想をいい意味で裏切ってくれる合体が多く、見ていてワクワクしましたね。
 また、ワクワク感のある前期OP、物語が佳境に向かっていることを感じられる後期OPも好きでした。実際は佳境も何もなかったわけですが(汗。

 真歴史で笑い、合間で説明される本当の歴史で勉強し、メカ戦でワクワクできる。こうしたバランスが程よく絡み合っていたと感じる作品でした。終わるのが本当に寂しいですが、ダ・ヴィンチが残した新メカの設計図、「半年間」の業務停止命令に一縷の望みを託したいと思います。

 ありがとうございました!
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タイムボカン24 第23話「ナイチンゲールは白衣の○○だった!」

2017-03-11 18:49:27 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第23話「ナイチンゲールは白衣の○○だった!」

 今回はフローレンス・ナイチンゲールの真歴史。トキオたちは「白衣の天使」と呼ばれた彼女を赤ちゃんの頃から見つめていたが、成長するにつれてフローレンスは次第に高飛車になっていった。
 そんな彼女だったが、社交界デビュー前日にダーマ卿と呼ばれる父の仕事相手に一目惚れ。彼のためならばと嫌がっていた社交界にもデビューし、父の営む病院に寄付をしてくれたと知るとナースになり、更には戦争にまでついていくフローレンス。一方のカレンも、ダーマ卿の後姿を見て彼氏ではないかと感じていた。

 戦場でダーマ卿を探すカレンとフローレンスだったが、ダーマ卿は2人の目の前で爆発に巻き込まれ姿を消してしまう。意地でもフローレンスに怪我人の看病をさせようとするアクダーマの包帯松葉杖ロボに対し、トキオたちはボカンマンモスで勝利を収める。
 その後、フローレンスは亡くなるその時まで天狗であり続けた。こうして「ナイチンゲールは白衣の天狗だった」という真歴史は達成されたものの、カレンは浮かない表情をしていた。そして何故かオヤダーマの手中には、大量のダイナモンドがあり・・・?

感想
 「医者はどこだ! 包帯松葉杖ロボ」という表記がありましたが、ブラック・ジャック先生呼んでます?(笑。

 さて今回はフローレンス・ナイチンゲールの真歴史。白衣の天使ではなく白衣の天狗だった!というオチでした。でもフランス語、ギリシャ語、イタリア語、ラテン語、ギリシア哲学、数学、天文学、経済学、歴史、音楽、絵画、地理、心理学、文学などなど、あらゆる勉強をこなす天才少女だったのであればあの天狗っぷりにも納得がいきます。しかし、幼少期から経済学と心理学って必要なんですかね(汗。

 今回は珍しく、1人の偉人の真歴史を何年もかけて追っていくというストーリーでした。終始天狗で高飛車な彼女ではありましたが、恋に落ちたら一直線。誰に何と言われようとも決して揺るがぬその精神と行動力は見習うものがあると思います。で、結局このナイチンゲールは誰かを看病したのでしょうか(笑。

 そんなフローレンスが惚れた相手はダーマ卿。名前からして怪しいですが、字幕ではバッチリ「オヤダーマ」と表記されていました。となると、カレンの彼氏はオヤダーマ?散々アクダーマたちに真歴史達成を妨害させてきた彼が、何故真歴史達成の証であるダイナモンドを大量に所持しているのか。そもそもダイナモンドはどんな力を秘めているのか。そういえばボカンドラゴンが最後に出てきたのはいつだったか。
 ・・・とまぁ、色々気になることはありますが、何と次回で最終回。オヤダーマにまつわる謎に加えて、レオナルド・ダ・ヴィンチの真歴史にまで手を出すようですが、果たしてまとめきれるのかどうか、注目です。

 ハクションといえばなあのキャラクターの曲も流れたところで、また次回。そういえばボカンドラゴンに対抗する策はあるとか言ってましたが、そのボカンドラゴンがそもそも出番が無いと、その策も意味無いよなぁ・・・と(苦笑。
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タイムボカン24 第22話「アメリカの月面着陸はヤラセだった!」

2017-03-04 19:11:37 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第22話「アメリカの月面着陸はヤラセだった!」

 今回は月面着陸の真歴史。早速昔のアメリカの宇宙センターに・・・のはずが、何故か着いたのはハリウッド。そこではジョーブリック監督が、ラムズフェルドを通してニクソン大統領から「月面着陸のヤラセ映像を撮れ」と無茶ぶりをされていた。何とアメリカの月面着陸はヤラセだったのだ!ヤラセ映像に否定的だったトキオとカレンだが、その原因の一端が自分たちにあると知り、ヤラセ映像撮影に協力することに。

 一方アクダーマはといえば、「アームストロング」という名の人物を無理やり宇宙に連れて行き、一応は本物の月面着陸の映像を撮ろうとしていた。だが、両者共に大統領の無茶ぶりに応えきれなくなり、とうとうアクダーマはトキオたちを邪魔する策に方向転換。自由操縦の自由の女神メカに苦戦を強いられるクワガッタンだったが、フリーダムな自由の女神メカは砂遊びを初めてしまい、その隙をオケドリラーとボカンドリルに突かれて敗北。

 結局ジョーブリックは月面着陸ができなかった事を告白するが、トキオたちの戦いを「宇宙昆虫VSフリーダム星人」として撮影しており、フリーダム星人の侵略にあっていたからと理由づけるのでした・・・


感想
 Xファイルはまだしも、自由の女神とアントニオ猪木のテーマが結びつかない・・・自由だなぁ(笑。

 さて今回は月面着陸の真歴史。最近はいつも「〇〇だった!」でボカしているのに、何で今回だけ堂々とタイトルでぶっちゃけてるんですかね(汗。しかもネタが、何年も前からたまーにテレビ番組で取り上げられている題材で、ちょっと危ない匂いもしました。
 ただ、この話を最初の頃に持って来ていたら色んな意味でハラハラさせられたと思いますが、これまでの積み重ねで「真歴史だからどうせふざけた内容なんだろう」=「月面着陸がヤラセだったわけがない!」と思えるようになっているのかもしれませんね。ただ単にチャレンジャーなだけな気もしますが。

 また、今回は過去の真歴史探索と繋がるという初めてのパターン。まさかガガーリンの回がこんな風に生きてくるとは・・・「この番組、観てんじゃね?」「絶対観てるよな、あの回」とトキオもメタ発言を連発です。
 パンダを30匹連れて行く、自由の女神を立てる、人間大砲をやる、宇宙昆虫を捕まえる・・・とまぁ、無茶ぶりを連発し、それらの理由をすべて「素敵やん?」で片づける大統領。言うのは自由ですよね・・・

 ヒーローがヤラセ映像に(訳アリで)加担して、悪玉が一応本物の映像を撮ろうとするという、相変わらず逆の構図だなぁと感じたところでまた次回。しかし、そろそろ終わるはずなのですが、そんな雰囲気が一切ありませんね。「これ以上真歴史に関わるな」とトキオの部屋の窓に黒ずくめの人物がいた時は「話が動くか!?」と思いましたが、結局カレンのイタズラでしたし。というか、関わりたくて関わってるんじゃなくて、大体がカレンに強制的に連行されて真歴史に関わってますよね(笑。
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タイムボカン24 第21話「ヴェルサイユ宮殿は○○センターだった!」

2017-02-25 18:09:27 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第21話「ヴェルサイユ宮殿は○○センターだった!」

 今日はマリー・アントワネットの真歴史。贅沢三昧だったと言われている彼女だったが、真歴史では「ファッションセンター ヴぇるさいゆ」の店員だった。マリーは誰にでも買える値段で自分がかわいいと思った服を提供していたのだが、高くて派手なものほどありがたがる貴族には不評。
 そこへアクダーマが現れ、マリーに歴史どおり贅沢をさせようとするも、ファッションをバカにされたことに怒りを燃やしたビマージョは、自分のファッションが貴族に認められたことをきっかけに高級ファッションセンターを開店。

 CMの間にビマージョのファッションは貴族の間では大流行。このままではマリーの店の危機だと感じたトキオたちは、着てみないと自分の魅力には気づかない、というマリーの言葉をヒントにファッションショーを展開。が、それも失敗。するとそこへ母親のマリア・テレジアとボーイフレンドたちが登場。マリアはビマージョのファッションを否定し、更には服を紙で作っていたことがばれてしまう。
 メカ戦では噴水メカに弄ばれるメカブトン。駆けつけたスズムピーカーと合体して主婦王になるも、ゲリラ豪雨でてんてこまい。同じく雨に困った貴族たちには、メイクが落ちたマリーがTシャツをプレゼント。その間に子供メカの遊びによって噴水メカの噴出孔は詰まり、形勢逆転。主婦王はさいの目切りで噴水メカを撃破するのでした・・・

感想
 案の定流れ出す「ベルサイユのばら」の曲。もう驚かなくなってきました(笑。

 さて今回はマリー・アントワネットにまつわる真歴史。ヴェルサイユ宮殿がファッションセンターであり、彼女はそこの店員だったと・・・宮殿をファッションセンターにするとか、相変わらず発想の源が謎の作品です。
 自分の魅力は自分ではなかなか気がつけない・・・と、トキオに女の子の服装を勧めたマリー。「地味が地味着てる」と相変わらずトキオもひどい言われようでしたが、女装は案外気に入ったようで、珍しく終始カレンがツッコミを担当することに。
 色々あった末に「ドレスがなければTシャツを着ればいいだし!」と、名言のような何かを発していたマリーでした。

 ところで今回、オヤダーマがアクダーマたちにメッセージを伝える際に使っていたロボット。そのロボットのスカートはカレン同様、履く意味があるのかと問いたい構造のスカートでした。もしかして24世紀ってアレが普通のファッションなんですかね(笑。

 マリアのCVが桃井はるこさんで、「瀬戸の花嫁」が大好きだったなぁと思いつつ、また次回。次回は月面着陸がやらせだったのでは、という真歴史に触れるようで・・・それ、触れても大丈夫な真歴史ですよね?(汗。
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タイムボカン24 第20話「新撰組は人〇〇集団だった!」

2017-02-19 05:50:53 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第20話「新撰組は人〇〇集団だった!」

 今回は新撰組の真歴史。昔の京都へとタイムボカンしたトキオとカレンが見たのは、人斬り集団の新撰組ではなく、人見知り集団の新撰組だった。聞けば人々を護りたいという気持ちはあるものの、創始者の松平容保から「今会えるイケメン集団」であることを求められ悩んでいた。加えて先に町に出た際、土方歳三は近藤勇から置いて行かれたことを根に持っており、解散の危機に瀕する。

 アクダーマたちはそうはさせまいと新撰組インチキスクープ写真を撮り、ファンを増やすことで今や国民的スーパーアイドルとなった新撰組の解散を回避しようとするも失敗。アイドルファンメカで無理やりにでも新撰組を続けさせようとし、メカブトンとの戦闘が始まる。戦いの最中、かつての志を思い出した新撰組が仲直りした一方で、アクダーマは仲たがいをし、その隙を警察王に突かれて敗北。

 結果新撰組は解散せず、覆面を被って活動を続けることに。新たに覆面レスラーの真歴史も生まれたのでした・・・


感想
 「ビマージョが紅茶持ってる・・・そういえば中の人が喜多村英梨さんだから、ガールズ&パンツァーのダージリンを思い出すなぁ。さすがに偶然だろうけど」
「こんな格言を知ってる?ファンって時には恐ろしい存在になる事もあるのよね~」
 ガルパンのBGM付きでこんなんやられたら、笑うしかありませんでした(笑。

 さて今回は新撰組の真歴史ということで、新撰組が人見知り集団になっていました。人見知りでも人々を護りたいと言う気持ちは確かなもので、今後は覆面レスラーとして活動を続けていくようです。顔は見られなくても目は合うと思うんですが、それでいいんだろうか・・・てっきり仮面オチが来るかと思ってました。
 にしても国民的スーパーアイドル、解散の危機、署名・・・とまぁ、デリケートな話をぶち込んできますね(汗。
 
 今回一番驚かされたのは新撰組の近藤勇のCVを、真選組の近藤勲を演じられていた千葉進歩さんが担当されたことでした。真選組が出てくる方の作品はあまり見ていなかったのですが、印象に残っていました。

 やけに絵がピカピカしていた気がするメカ戦。アイドルファンメカがストーカーモードに移行した時、ホラー映画「リング」の歌が聞こえてきた瞬間にビクッとさせられました(汗。あの歌はかかった瞬間にテレビから離れていたので、長く聴いたのは初めてだったと思います。
 しかもこのストーカーモードが結構強い。正直アクダーマが仲たがいしてなかったら負けてたんじゃないかと思えるくらいの強さでした。

 後はサッカーかラグビーあたりのCMで聞いた気がする曲も流れていましたが、最近こういった曲を流すのが定番と化してきていますね。前回のキャプテン翼といい、今回のガルパン、リングといい、どの世代を狙って選曲しているんだこのアニメは・・・

 ともあれ次回はマリー・アントワネットの真歴史。「ベルサイユのばら」の曲でも流すんですかね(笑。
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タイムボカン24 第19話「紫式部は○○だった!」

2017-02-11 18:15:19 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第19話「紫式部は○○だった!」

 今回は紫式部の真歴史。早速平安京に行くと、そこに紫式部はおらず、トリカブトの君ら紫色を愛するモテたい女性の集まり「紫式部」という部活動が存在していた。トキオとカレンは入部を断られるが、髪も衣装も紫なビマージョはあっさり入部を認められたうえに紫式部の部長に就任してしまった。
 庭では部長の藤原道長率いる蹴鞠部が活動しており、紫式部は彼らにモテるために動している模様。

 ビマージョはこのまま紫式部になりすまして「源氏物語」を部活動の一環で書こうとし、それを止めるべくカレンはビマージョと恋愛小説対決を繰り広げることになる。
 現実逃避して妄想力を鍛えてきたビマージョに対し、カレンの小説はハッピーエンドではなかったが、「愛は時を超える」という言葉に感動した道長はカレンに勝利の判定を下す。
 そしてメカ戦へ。動けない木魚メカに対し、桃色式メカブトンは桃色ピーチピチビームを放つが、冠位の違いか効果が無い。そこで桃色式クモモーターが駆けつけ、桃色に染められた木魚メカは桃色式ボカンパンチによって叩かれ、破壊されるのでした・・・

 カレンの小説のとおり、5人の君たちは積極的にアピールした結果蹴鞠部の面々と恋仲に。カレンも道長から恋が実るようにとお守りをもらうが、道長はカレンからチョコをもらえず泣いて退散。結局トキオもチョコはもらえずじまいだったのでした・・・


感想
・5人揃った紫色の君たちに「戦隊ものかよ!」というツッコミ。
・唐突に流れ出す「キャプテン翼」のOP。
・CV:新井聡美さんの侍女に「ジャッジメント」と言わせる。
・火サスのBGMを背景にスターウォーズっぽい演出。
・「愛は時を超える~!」という台詞と共に「時をかける少女」(実写映画版)の曲。
・限定版桃色式メカブトンと、特別版桃色式クモモーター

 ・・・とまぁ、これだけインパクトを残せば、そりゃ折角のメカブトンのアイキャッチも影が薄くなるわけで(汗。いつも以上にぶっこんできましたね。
 
 さてチョコを沢山もらって困っているアイドルが「モテない男子たちにわけてあげたいなぁ」と炎上を恐れぬ発現をして始まった今回。十二単といっても枚数は様々で平均20kg、十二枚とは限らず十六枚で60kgを纏っていた人もいた、というのは普通にためになりましたね。重さ故に座っていることが多く、歩く時は侍女が裾を持っていたというのも始めて知りました。大人1人背負って歩く本人も大変そうですが、侍女もさぞ大変だったでしょうね・・・

 冠位十二階や源氏物語についても触れてはいましたが、内容は前述のとおりいつも通りの、ある意味いつも以上の「タイムボカン24」でした(笑。「紫式部」を部活動扱いし、遂に紫式部本人すら登場しない話がこようとは・・・
 ハーレクイン小説と日ごろの妄想で鍛えた妄想恋愛小説を繰り広げるビマージョに対し、カレンもカレンでエア彼氏とサスペンス劇場やら昔話等で鍛えたっぽい物語の詰め合わせで対決し、結果的にはカレンが勝利。ハッピーエンドではない恋愛小説に勝利のジャッジをくだした道長でしたが、自分がカレンからチョコをもらずハッピーになれなかったのには泣いてしまっていました。蹴鞠部故に、着物の背中に背番号が記載されているのに笑ってしまいました(笑。
 
 私の中の「ハーレクイン」の知識が「詳しくは知らないけど、白レンが好きなんだっけ」ぐらいしかないところで、また次回。ちなみに今回「戦隊ものかよ」と突っ込まれた5人の君の1人、トリカブトの君を演じたM・A・Oさんが出演する「宇宙戦隊キュウレンジャー」は明日から放送です(笑。
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タイムボカン24 第18話「ナスカの地上絵は○○だった!」

2017-02-04 18:15:08 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第18話「ナスカの地上絵は○○だった!」

 今回はナスカの地上絵の真歴史。早速過去へと向かうと、謎の青年・ナスカが誰かにメッセージを伝えるべく、大きな花の絵を描こうとしていた。だがそれを良しとしないのがアクダーマ。今回は実は副業で漫画家をやって賞もとったツブヤッキーをもとに、画伯メカを生成。画伯メカに地上絵を消されてしまったナスカだが、画伯メカの絵に感激し何と弟子入りを懇願。アクダーマとしても、このまま連れ去ってしまえば地上絵が書けなくなるので好都合ということで、連れていくことに。

 だが、ナスカが天に昇った相棒のために絵を描こうとしていることを知ると、アクダーマはナスカにすっかり協力する姿勢に。地球のみならず月まで逃亡し、月にも絵を描きつつ再び地球へ。
 地球で描いた地上絵は、浮き上がってトキオたちを襲撃してきたが、カマキリッパーで対応。その間、アクダーマたちはナスカの相棒が死んでおらず、宇宙人だったということを知る。ひととおり絵を描き終えたナスカは満足して勝手に脱出。画伯メカは武者王によって破壊されるのだった。

 結局地上絵を描いたのはアクダーマとナスカだったというのが真歴史だった。負けはしたものの教科書に載るかもと喜ぶアクダーマだったが、歴史法違反でオシオキされるのでした・・・


感想
 世界の謎に迫る番組に対し、断言せずに「!?」ばっかりなことを指摘したうえで「ギリギリのところでCM入れて煽っといて、実は間違いだったとか可能性はあるってだけで誤魔化すんでしょ。普通にニュースになってない時点でウソだってば。」と言い放つカレン。ロマンの欠片もありませんが、納得できてしまうのが悔しいです(苦笑。特に最後の部分。そりゃ謎がわかったらまずニュースとして取り上げられますよね・・・

 さて今回は地上絵を巡る真歴史。ナスカさんが描いたからナスカの地上絵・・・ではなく、ナスカとアクダーマが描いたのが地上絵だったというオチでした。
 ツブヤッキーが漫画家を目指して会津若松から上京してきたことや、副業で漫画を描いて賞をもらったことなども描かれる一方で、トキオたちがいつも発進や合体のシーンはアクダーマたちに待っていてもらったことが判明しました(笑。合体はともかく、24世紀から発進するのにタイムラグって起き得るんですかね・・・?

 やたら張り切った画伯メカの作画を見て「なんてムダな!」「どーせ商品化されないのに!」とメタ発言をする主人公2人に加え、アクダーマたちも「トキオたちだけじゃ30分もたない」的なメタ発言。今回はいつも以上に発言が危険だった気がします(笑。

 その一方で、クワガッタンもカマキリッパーとコスプレドッキングし、メカブトンとはまた異なる武者王を披露してくれました。「武者王さんだぞ」という台詞とあわせて超カッコよかったですが、武者王さん、その攻撃槍使ってます?(汗。


 カレンの地上絵コスプレがムーミンのニョロニョロに見えてきたところで、また次回。しかし、地上絵って最近になって発見されたものがあるとは・・・まだまだロマンは眠っているということなんでしょう。
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タイムボカン24 第17話「三蔵法師が目指したのは世界一の○○だった!」

2017-01-28 18:11:20 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第17話「三蔵法師が目指したのは世界一の○○だった!」

 今回は三蔵法師の真歴史。昔の唐では、孫悟空、沙悟浄、猪八戒たち3人の芸人が、プロデューサーの三蔵法師に無茶振りされ、見切りをつけられていた。孫悟空は三蔵法師に恩を感じていたのだが、三蔵法師は早々に新たにアクダーマの3人を芸人としてスカウトしていた。

 三蔵法師の目的は金儲け。ビマージョたち甘い言葉で騙していたが、うっかりそれがばれてしまった。アクダーマは三蔵法師を牛魔王メカで捕らえ、天竺へと連れて行きありがたいお経をもらわせようと試みる。
 トキオたちはクワガッタンで立ち向かうも、牛魔王メカは赤いものに反応してパワーアップ。メカブトンも赤く塗られてしまったためにピンチに陥り、更にはボカンドラゴンの攻撃をも押し返す力を見せるが、興奮のあまり暴走し始めた。

 そこへ三蔵法師を救うべく孫悟空が駆けつけてきた。孫悟空の助言で、三蔵法師は檻の隙間からあっさり抜け出し、牛魔王メカはボカン・ファイヤー・トルネードで撃破されるのだった。
 聞けば三蔵法師の金遣いの荒さは周知の事実。三蔵法師には自分たちがついていなければならないという孫悟空に、何故か共感するカレン。どうやらエア彼氏の症状が進んでいるようで・・・
 
感想
 いくらCV三ツ矢雄二さんだからとはいえ、当然のように「タッチ」を流すんじゃねーよw

 さて今回は三蔵法師が目指したのは、世界一の大舞台・天竺無限大舞台だったという話。もしくは金持ちを目指していたのかもしれません。金儲けの為に孫悟空やビマージョたちに無茶ぶりをし、離れそうになったら甘い言葉を囁いて騙すと・・・どこをどうしたら、三蔵法師は金遣いが荒い悪徳プロデューサーにしよう!という発想になるんでしょうね(笑。

 「目でたまごをむく」という、ドラえもんの「目でピーナッツをかむ」「鼻でスパゲッティを食べる」に通じる無茶振りを振られた孫悟空。それでも三蔵法師に受けた恩は忘れず、ちゃんと助けに行くという心の広さを見せてくれました。その後は如意棒で牛魔王メカの檻を破壊するかと思ったら、普通に隙間から抜け出していたのには笑わされました(笑。

 また、ビマージョたちが色んな時代に動画を配信していることも判明。歴史の本を作っている会社の職員が、過去への干渉めいたことをしていいんだろうか。あくまでも教科書に載るレベルの話でなければセーフなんですかね。

 サラッとカレンのコスプレが役に立ったことが無いことを指摘したところで、また次回。


 ところで今回、猪八戒が喋っているシーンで、沙悟浄の口が動いているシーンがありましたが、あれは腹話術の芸をしていたということでよろしいんでしょうか・・・
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タイムボカン24 第16話「ガリレオ・ガリレイは○○だった!」

2017-01-21 18:19:28 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第16話「ガリレオ・ガリレイは○○だった!」

 今回はガリレオ・ガリレイの真歴史。過去のイタリア・ピサへ向かうと、ガリレオはピサの斜塔を斜めにするアルバイトをしているラッパーだった。しかしガリレオは所属していたチームを抜けており、親しい女性・マリナがそのことを心配していると、ガリレオが抜けた後のチームを率いるシンプリチオたちが現われた。
 シンプリチオによれば、ガリレオはシンプリチオに暴力を振るったというのだ。ガリレオを街から追放しようとするシンプリチオに対し、ガリレオはトキオたちを仲間にしてフリースタイル口げんかでの勝負を提案。

 シンプリチオのチームにアクダーマも加わったところで、フリースタイル口げんか開始。トキオはツブヤッキーから「カレンだけでいいんじゃない」と気にしていることを言われて敗北、カレンとビマージョはラップを無視した言い争いとなって両者失格、意外にもラップが得意だったピコボーがスズッキーを「うちのトキオと同じピコ!」と言い負かし、1勝1敗1分けにもつれ込む。

 最後はガリレオとシンプリチオのバトルになるが、バトルの直前、ガリレオが暴力を振るったのはシンプリチオがマリナをバカにしたからだと発覚。バトルの最中もシンプリチオはガリレオを挑発するようにマリナをバカにし続けるが、それに怒ったマリナがラップでシンプリチオを言い負かし、結果ガリレオの勝利が決まった。
 メカ戦では、回転することで攻撃を弾き返す地球メカに対し、メカブトンとイモムシータンクが合体したボカンレーサーの活躍により勝利。無事ガリレオはマリナに思いを伝えることができ、バイトの主任からはお祝いとして時給アップが告げられた。上がった額は僅かだが、「それでも時給は上がっている」というガリレオでした・・・


感想
 「カレンだけでいいんじゃない?」・・・私はトキオもいいキャラクターだと思いますよ?キャラが薄いのは、真歴史の人物含め、周りが濃すぎるだけだと思うんです。そこでトキオも濃かったら、もう収拾つかなくなるうえに、真歴史の人物のインパクトが薄くなってしまうじゃないですか。だからトキオは今のままでいいと思うんだ。

 さて今回はガリレオがラッパーだったという真歴史。もはや天文学者に一字も被っていませんが、ラストで「それでも時給は上がっている」と「それでも地球は回っている」っぽい言葉を発したことで丸く収まった模様。まさか冒頭のピサの斜塔を観光客向けに斜めにするバイトが伏線だったとは・・・トキオも言ってましたが、「ピサの斜塔は放っておくと真っすぐになるから、観光客向けに斜めにしている!」も十分に真歴史ですよね(笑。確かに斜めに立っているから見に行きたい感はある・・・

 そしてラップで互いの悪口を言い合うフリースタイル口げんかが勃発。トキオは存在感の薄さを指摘され、ビマージョは28歳であると図星を突かれ、カレンはエア彼氏が本当だということがピコボーの口から明らかとなり、スズッキーも台詞がない事を嘆く・・・とまぁ、敵味方共に大ダメージを負う結果となりました。
 特にカレンのエア彼氏が本当だとすれば、これまでの思わせぶりな発言は何だったのかと。前のOPで凄く思わせぶりな描写あったじゃないですかー!てっきり毎度次回予告で顔が見えない人物が彼氏なんだと思ってましたが、その可能性すら無い?・・・誰だよ「トキオがタイムボカンして記憶を無くしたカレンの彼氏じゃないか」って言ってたの!(汗。

 マッハでGoGoGoなボカンレーサーも初登場したところで、また次回。次回は三蔵法師の真歴史。
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タイムボカン24 第15話「ピタゴラスは○○の天才だった!」

2017-01-14 18:20:53 | 2016年アニメ
タイムボカン24 第15話「ピタゴラスは○○の天才だった!」

 今日はピタゴラスの真歴史。早速古代ギリシャへと向かうと、そこではピタゴラスが「ピタゴラスの定理」ならぬ「ピタゴラスの定食」を人々に振舞っていた。だが真歴史は定食の方ではなく、定食を出すのにからくりを用いていることの方だった。
 「ピタゴラスはからくりの天才だった」という真歴史を守るべく、ピタゴラス教団と行動を共にするトキオたちだったが、教団に潜入していたスズッキーとツブヤッキーによりピタゴラスは連れ去られてしまう。

 誘拐された先でピタゴラスは、ビマージョやスパルタ家庭教師から数学の勉強をさせられるも、ここでもピタゴラスはからくりの才能を発揮し、からくりで問題の答えを出して見せた。そんなピタゴラスに感激したスパルタも味方に引き入れ、ピタゴラスは逃亡。アクダーマはうなぎの蒲焼メカで2人を追いかけてきたが、そこへ未来からたまたま一緒にタイムボカンしてきた金色の玉の後を追って、トキオたちも到着。

 メカブトンとカットンボ、うなぎの蒲焼メカの戦いが繰り広げられる中、いつの間にか全員がピタゴラスのからくりの一部となっており、見事ピタゴラスのからくりの力でアクダーマに勝利。最後に金色の玉の中から目当てのダイナモンドも出てきて、無事真歴史達成となったのでした・・・


感想
 今回のビマージョの衣装、ご先祖様のものに近いような・・・

 さて今回はピタゴラスはからくりの天才だった!という真歴史が描かれました。当初は「定食屋かぁ。でもピタゴラスって言ったら、定理よりもピタゴラスイッチの方が先に思い浮かぶなぁ」とか何とか思ってたら、まんま「ピタゴラスイッチ」のBGMが流れ出したので笑ってしまいました(笑。あれ、本家でも出来そうだなぁ・・・

 戦闘では股間に直撃をくらって悶え苦しむ野球王とうなぎの蒲焼メカ。「野球をやっていれば日常アクシデント!」「うなぎを焼いていれば非日常!」の掛け合いも面白かったですね。また、ピコボーが「こんなに毒舌だっけ?」と思うほど手厳しい発言が目立ったうえに、スーパードッキングルーレットを「飽きたからとばすピコ」のひと言でばっさりカット。金色の玉がぶつかった影響か何かでしょうか。

 楽しめたピタゴラス回ではありましたが、今回は
「レスリングは古代ギリシャにおける最も重要なトレーニングであり、古代オリンピックの正式種目」
「ピタゴラスの弟子・ミロンはレスリングのチャンピオン」
「レスラーは日焼け止めのためにオリーブオイルを塗られていたらしい」
「古代ギリシャでもうなぎは高級食材で、タレのレシピもあったらしい」
「スパルタの語源は、幼い頃から厳しい教育を強いていた古代ギリシャの都市国家・スパルタ」
 と、勉強になる事柄も紹介されていました。「うなぎってそんなに古くから食べられていたのか!」と、普通に感心していました(笑。にしても、レスリングでチャンピオンとなると、「氷室の天地」におけるプラトンが頭をよぎりますね・・・

 次回はガリレオ・ガリレイの真歴史。あぁ「ガリレオはガリハバラと呼ばれる町で、ゴスロリの女の子に理科の楽しさを教えていた」ですね、分かります。
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