先日発売された「小説 スマイルプリキュア!」を読みました。まさか3年ぶりに「スマイルプリキュア!」のカテゴリーを使うことになるとは思ってもいませんでした(笑。
星空みゆき、日野あかね、黄瀬やよい、緑川なお、青木れいか。かつてスマイルプリキュアとして世界を救った5人は戦いから10年経った今、それぞれの夢に向かって歩いていた。しかし彼女たちが歩く道の前に、次々と大きな壁が立ちはだかる。一体彼女たちの身に何が起こったのか・・・
・・・と書きましたが、ぶっちゃけ帯と裏表紙で結構ネタバレしてます。帯は「あの「スマイルプリキュア!」が帰ってきた!」や「星空みゆき、24歳―――」とかならまだ分かりますが、堂々と黒幕の名前と台詞が書かれています。そして値段を確認しようと思って裏表紙を見ると、大体のあらすじが分かります。何この二段構え。読者の対象年齢を考えるとこれぐらい分かりやすいほうがいい・・・のでしょうか?
それはそれとして、内容は「スマイルプリキュア!」の5人の10年後の物語。全6で章ごとにメインキャラクターが決まっており、第1章から第5章はそのキャラクターの口調で物語が語られています。そして全ての謎が解き明かされる最終章。章のタイトルや内容、構成は、読み解いていけばスマプリならではのものだと納得できました。
各章共通してそれぞれの前に大きな壁=絶望が立ちはだかり、その時5人はどうするか、というのが描かれています。絶望の内容は歩んだ道に応じて異なっていましたが、個人的には特にやよいの絶望はくるものがあります。
何故彼女たちがこうなったのかは作中で明かされていきますが、やはりチームの頭脳であるキュアビューティ=れいかは相変わらずさすがです。あと、黒幕のれいかへの執着も相変わらずでした(笑。黒幕との決着の際は新たな力も発現していましたが、残念ながら挿絵は無いので想像で補うしかありません。表紙の5人がそれかと思いましたが、みゆきの発現からしてそうではなさそうです。
終盤の展開は、前年のプリンセスたちの戦いを思い出しました。
全体的な感想としては、小説の内容をギュッと凝縮して本編最終回後に盛り込んでもおかしくない出来栄えの作品だったと思います。プリキュアに冬のMOVIE大戦があったら、スマプリ側はこんな話をやるのかもなぁと思いました(笑。
話の大まかな流れは5人とも共通していますが、なおのあたりで動きが見られ始め、れいかのあたりは次が終章ということもあって違いが見られるので、飽きせず読むことができました。
また、随所にテレビ本編での出来事が語られているので、あぁその話もあったなぁ・・・と、またスマプリを見たくなる物語でもあります。第4章でれいかがなおのもとへと駆けつけるシーンは、5人が小さくなった回でビューティがマーチを助けたシーンを思い出しました。あの時のビューティは本当にかっこよかった!
色んな意味で「さぁ、地獄を楽しみなぁ!」な物語であり、かつ希望を信じてまた一歩歩き出す物語でもありました。久しぶりのキュアビューティを、スマイルプリキュアをありがとうございました!読んでいて、改めて自分がキュアビューティを好きだと気づかされた今日この頃です(笑。
星空みゆき、日野あかね、黄瀬やよい、緑川なお、青木れいか。かつてスマイルプリキュアとして世界を救った5人は戦いから10年経った今、それぞれの夢に向かって歩いていた。しかし彼女たちが歩く道の前に、次々と大きな壁が立ちはだかる。一体彼女たちの身に何が起こったのか・・・
・・・と書きましたが、ぶっちゃけ帯と裏表紙で結構ネタバレしてます。帯は「あの「スマイルプリキュア!」が帰ってきた!」や「星空みゆき、24歳―――」とかならまだ分かりますが、堂々と黒幕の名前と台詞が書かれています。そして値段を確認しようと思って裏表紙を見ると、大体のあらすじが分かります。何この二段構え。読者の対象年齢を考えるとこれぐらい分かりやすいほうがいい・・・のでしょうか?
それはそれとして、内容は「スマイルプリキュア!」の5人の10年後の物語。全6で章ごとにメインキャラクターが決まっており、第1章から第5章はそのキャラクターの口調で物語が語られています。そして全ての謎が解き明かされる最終章。章のタイトルや内容、構成は、読み解いていけばスマプリならではのものだと納得できました。
各章共通してそれぞれの前に大きな壁=絶望が立ちはだかり、その時5人はどうするか、というのが描かれています。絶望の内容は歩んだ道に応じて異なっていましたが、個人的には特にやよいの絶望はくるものがあります。
何故彼女たちがこうなったのかは作中で明かされていきますが、やはりチームの頭脳であるキュアビューティ=れいかは相変わらずさすがです。あと、黒幕のれいかへの執着も相変わらずでした(笑。黒幕との決着の際は新たな力も発現していましたが、残念ながら挿絵は無いので想像で補うしかありません。表紙の5人がそれかと思いましたが、みゆきの発現からしてそうではなさそうです。
終盤の展開は、前年のプリンセスたちの戦いを思い出しました。
全体的な感想としては、小説の内容をギュッと凝縮して本編最終回後に盛り込んでもおかしくない出来栄えの作品だったと思います。プリキュアに冬のMOVIE大戦があったら、スマプリ側はこんな話をやるのかもなぁと思いました(笑。
話の大まかな流れは5人とも共通していますが、なおのあたりで動きが見られ始め、れいかのあたりは次が終章ということもあって違いが見られるので、飽きせず読むことができました。
また、随所にテレビ本編での出来事が語られているので、あぁその話もあったなぁ・・・と、またスマプリを見たくなる物語でもあります。第4章でれいかがなおのもとへと駆けつけるシーンは、5人が小さくなった回でビューティがマーチを助けたシーンを思い出しました。あの時のビューティは本当にかっこよかった!
色んな意味で「さぁ、地獄を楽しみなぁ!」な物語であり、かつ希望を信じてまた一歩歩き出す物語でもありました。久しぶりのキュアビューティを、スマイルプリキュアをありがとうございました!読んでいて、改めて自分がキュアビューティを好きだと気づかされた今日この頃です(笑。