ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP 第3話「走る理由」
スペシャルウィークはサイレンススズカを思うがあまり、目の前のグラスワンダーに集中できなかった。
ライスシャワーは勝ったのに誰も認めてくれなかったことから「走る意味なんてどこにもない」と不安を覚えたものの、ブーイングを歓喜と祝福の声に変えるために頑張ることを決意した。
ツインターボはトウカイテイオーに「諦めない」ことを証明するべく大逃げを決めてみせた。
アニメ1期、2期でも走る理由については描かれてきましたが、今回はナリタトップロードとアドマイヤベガの走る理由に焦点があてられることとなりました。
日本ダービーでの惜敗後、ナリタトップロードの調子は未だ戻らず、休養を与えてもトレーニングに勤しむ有様。かといって抑えつければストレスになり、子供たちへのコーチを経て久々に彼女らしい笑顔が戻ったものの、それも一瞬。周囲からの応援がプレッシャーになっている様子もうかがえました。
そんな彼女に対するハルウララとライスシャワーの反応の違いが興味深かったですね。
負けてもひたむきに走り続けるハルウララは、ゲームにおいても「みんな強いねー。次は負けないぞー!」と前向きな姿勢を見せます。そういった点ではナリタトップロードに近いものを感じますが、しかし声援を純粋に喜ぶハルウララと違い、今のナリタトップロードにとっては声援がプレッシャーになっているように見受けられました。
そんな彼女の様子を察し、ハルウララの言葉をチョコバナナで遮るという大胆な手をとったのがライスシャワーでした。勝ったにも関わらずミホノブルボンやメジロマックイーンの夢を壊したとしてブーイングを浴びた、つまりは人一倍周囲の声に敏感なライスシャワーだからこその行動だと感じました。花火に誘ったのも、彼女なりにナリタトップロードをリラックスさせようとしてのことでしょうね。
最高のコンディションで挑んでも負けたことから、恐怖を覚えたナリタトップロード。そんな彼女の本心を聴いたトレーナーがかけた言葉でハッとさせられました。ここで1話を、二人が出会った時のやり取りを重ねてくるの、ズルいわぁ……こんなんウルっとくるに決まってるわ。
「逃げたくないです」。幼き日のナリタトップロードが抱いた想いは、今なお消えずに残っている。あの日からずっとナリタトップロードはナリタトップロードであり続けたからこそ、みんなが応援したくなる。
応援を、敗北すらも糧に変えて常に頂点を目指して走り続けるナリタトップロード。精神的にはもう大丈夫そうですね!
一方のテイエムオペラオーはといえば、メイショウドトウ共々夏合宿を満喫していました。周囲に迷惑をかけないよう、自分の周囲だけバラ風呂にしたりと、割とシリアス寄りな本作における清涼剤ですね、オペラオーは……彼女がいてくれて本当に良かったです。センターこそナリタトップロードであり、彼女の魅力が回を増すごとに肌で感じられる作品にはなっていますが、個人的に一番株が上がったのはテイエムオペラオーかなと。
……とまぁ、この二人に関しては問題なさそうなのですが、問題はアドマイヤベガ。
日本ダービーで抱いた「二人に勝ちたい」という想い。妹のみならず自分の為にも走ったからこそ勝利を掴み取れたと受け取っていましたが、アドマイヤベガは「妹を忘れてしまった」と更に自分自身を追い詰めてしまうことに。練習は深夜にまで及び、果ては夢の中で妹から自身の運命を告げられた時の表情と発した言葉は…………やっと見られた笑顔がアレなのが辛い。罰を受けて当然の身だと自覚しているのがあまりにも辛い。輝く一等星となった彼女の瞳から光が消えるのがなお辛い。
「アドマイヤベガは菊花賞がラストラン」という史実をこういった形で反映してこようとは……完全に一人だけ「プリティーダービー」から抜け出してますね(汗。
ラスト。アドマイヤベガの瞳に宿るのは、かつてライスシャワーが見せた青い炎。しかしライスシャワーにとっての執念の現れであった炎とは異なり、「アドマイヤベガ」という一人のウマ娘の感情を、個性を焼き尽くす危険な炎に見えました。今の彼女はアドマイヤベガであって、アドマイヤベガではない。妹のために自分を殺して走る一人のウマ娘以外の何者でもない。そんな風に感じられました。
周囲の声を力に変えるナリタトップロードに対して、妹のために走るアドマイヤベガ。そして我が道を行くテイエムオペラオー。3人の決戦は菊花賞へと続くのですが……勝敗は史実に沿うとしても、これ、大丈夫?ウイニングライブでアヤベさんの感情死んだままだったりしないよね?いくらカレンチャンといえども、この状態のアヤベさんを引き戻せるのか……
そういえば「髪降ろしたアヤベさん素敵!」「夏服カレンチャン!」「トプロ可愛い!」「いつだってオペラオー!」そんな感想も用意していたけど、どこかへ行っちまったなぁ……いや本当にアヤベさん周りが衝撃過ぎたわ……
スペシャルウィークはサイレンススズカを思うがあまり、目の前のグラスワンダーに集中できなかった。
ライスシャワーは勝ったのに誰も認めてくれなかったことから「走る意味なんてどこにもない」と不安を覚えたものの、ブーイングを歓喜と祝福の声に変えるために頑張ることを決意した。
ツインターボはトウカイテイオーに「諦めない」ことを証明するべく大逃げを決めてみせた。
アニメ1期、2期でも走る理由については描かれてきましたが、今回はナリタトップロードとアドマイヤベガの走る理由に焦点があてられることとなりました。
日本ダービーでの惜敗後、ナリタトップロードの調子は未だ戻らず、休養を与えてもトレーニングに勤しむ有様。かといって抑えつければストレスになり、子供たちへのコーチを経て久々に彼女らしい笑顔が戻ったものの、それも一瞬。周囲からの応援がプレッシャーになっている様子もうかがえました。
そんな彼女に対するハルウララとライスシャワーの反応の違いが興味深かったですね。
負けてもひたむきに走り続けるハルウララは、ゲームにおいても「みんな強いねー。次は負けないぞー!」と前向きな姿勢を見せます。そういった点ではナリタトップロードに近いものを感じますが、しかし声援を純粋に喜ぶハルウララと違い、今のナリタトップロードにとっては声援がプレッシャーになっているように見受けられました。
そんな彼女の様子を察し、ハルウララの言葉をチョコバナナで遮るという大胆な手をとったのがライスシャワーでした。勝ったにも関わらずミホノブルボンやメジロマックイーンの夢を壊したとしてブーイングを浴びた、つまりは人一倍周囲の声に敏感なライスシャワーだからこその行動だと感じました。花火に誘ったのも、彼女なりにナリタトップロードをリラックスさせようとしてのことでしょうね。
最高のコンディションで挑んでも負けたことから、恐怖を覚えたナリタトップロード。そんな彼女の本心を聴いたトレーナーがかけた言葉でハッとさせられました。ここで1話を、二人が出会った時のやり取りを重ねてくるの、ズルいわぁ……こんなんウルっとくるに決まってるわ。
「逃げたくないです」。幼き日のナリタトップロードが抱いた想いは、今なお消えずに残っている。あの日からずっとナリタトップロードはナリタトップロードであり続けたからこそ、みんなが応援したくなる。
応援を、敗北すらも糧に変えて常に頂点を目指して走り続けるナリタトップロード。精神的にはもう大丈夫そうですね!
一方のテイエムオペラオーはといえば、メイショウドトウ共々夏合宿を満喫していました。周囲に迷惑をかけないよう、自分の周囲だけバラ風呂にしたりと、割とシリアス寄りな本作における清涼剤ですね、オペラオーは……彼女がいてくれて本当に良かったです。センターこそナリタトップロードであり、彼女の魅力が回を増すごとに肌で感じられる作品にはなっていますが、個人的に一番株が上がったのはテイエムオペラオーかなと。
……とまぁ、この二人に関しては問題なさそうなのですが、問題はアドマイヤベガ。
日本ダービーで抱いた「二人に勝ちたい」という想い。妹のみならず自分の為にも走ったからこそ勝利を掴み取れたと受け取っていましたが、アドマイヤベガは「妹を忘れてしまった」と更に自分自身を追い詰めてしまうことに。練習は深夜にまで及び、果ては夢の中で妹から自身の運命を告げられた時の表情と発した言葉は…………やっと見られた笑顔がアレなのが辛い。罰を受けて当然の身だと自覚しているのがあまりにも辛い。輝く一等星となった彼女の瞳から光が消えるのがなお辛い。
「アドマイヤベガは菊花賞がラストラン」という史実をこういった形で反映してこようとは……完全に一人だけ「プリティーダービー」から抜け出してますね(汗。
ラスト。アドマイヤベガの瞳に宿るのは、かつてライスシャワーが見せた青い炎。しかしライスシャワーにとっての執念の現れであった炎とは異なり、「アドマイヤベガ」という一人のウマ娘の感情を、個性を焼き尽くす危険な炎に見えました。今の彼女はアドマイヤベガであって、アドマイヤベガではない。妹のために自分を殺して走る一人のウマ娘以外の何者でもない。そんな風に感じられました。
周囲の声を力に変えるナリタトップロードに対して、妹のために走るアドマイヤベガ。そして我が道を行くテイエムオペラオー。3人の決戦は菊花賞へと続くのですが……勝敗は史実に沿うとしても、これ、大丈夫?ウイニングライブでアヤベさんの感情死んだままだったりしないよね?いくらカレンチャンといえども、この状態のアヤベさんを引き戻せるのか……
そういえば「髪降ろしたアヤベさん素敵!」「夏服カレンチャン!」「トプロ可愛い!」「いつだってオペラオー!」そんな感想も用意していたけど、どこかへ行っちまったなぁ……いや本当にアヤベさん周りが衝撃過ぎたわ……