The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

OMOHARAの休日 下

2014-09-21 05:22:06 | 世界経済
             
 「ここが 100円ショップですよ ほとんどが100円プラス8%の消費税で 108円です」

 カゴ一杯の白人の婦人、水デッポウを手にしたBoy、母親が「ノン」、次は花火「ノン」、ダッーと走っていってイエローシンカンセン・・・
 「なんて ほほえましいんでしょう」

 ちょっと歩いてクレープのお店、
 「これ これ これがたべたかった」
 白い指が、
 「イチゴとクリームね」
 ひとつしか頼まない、
 「さあー おまえはそちらから わたしはこちらから」
 「女王さま それでは まん中で クチバシとクチバシがふれてしまいます」
 「女王ではなく ハト モンハトでいい」
 「あの クチバシとクチバシがちかづいております このままでは」
 「おんなの口から 言わせるではない そのままでいいのじゃ」
 「キャアー」

 通りには世界中の人々、あの中国人の顔もゆるんでいるではないか、
 「なんて いい社会なんでしょう」
 「ああー こんな時代にうまれたかった」

 名君の誉れ高いエジプトの女王、
 「なんと うれしそうなことか」
 「みな 安心している 信頼しきっている」
 「人々が政治を信用し 政治家が人々を大切にする」
 「そこにこそ 人の世の ゾルレンがある 人の世の 真実がある」

 女王のまわりに人が集まってきた、ニッポンの少女が一輪の花を、
 「花のなかの花 この世で イチバン美しいひとに さしあげます」

 「よくぞ ニッポンに来てくださいました」
 「どうぞ ごゆるりと おすごしくださいませ」
 「今日のできごとは わたしの一生の宝石になることでしょう」

 2時間59分、モンハトの姿がうすくなった、
 「ああ たのしかった」
 「むりをいって すま・・・」
 「・・・」
 「メルシー ミルフォワ」

 身体が消えていく、最後に白い指の先が・・・もう、二度と出ることはないだろう。