The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

From the problem of " left and right " to that of " up and down " 11

2016-05-06 04:52:29 | 世界経済
           
 熊本で地震が連発している、道路や橋・ビルを建設しなければならない、公共工事になる、これは、
 「アベ政権にとっては どうなんだろう」

 九州の友人に聞くと、
 「いいところは 大手のゼネコンがもっていってしまうんだ」

 例えば、100億円で落札し、それを、下の会社に90億円で丸投げ、マルマル10億円が入る、だから4~5億円の政治献金はお安いもの、かつては、こういう構造だったようだ、今は、どうなっているのか。

 公共工事、4~50年前は、多くの労働者が動員された、あの「ヨイトマケの歌」はナミダを誘うが、それでも一日の労働で家族が養えた、つまり、金が回っていたのだ。

 今は重機を使って10数人もあれば、ソートーな工事をしてしまう、ここのところをチェックしなければ、公共工事は、国民サイドの家計に貢献できない、ただ、今の経済システムを強化させるだけで景気の浮揚にはならない。

 受注価格の大半は大手ゼネコンや銀行に回り、そして、こういう大企業の多くが、タックスヘ-ブンの国にペーパーカンパニーを設立しているらしい、たとえばイギリスのケイマン諸島、イギリス領のケイマン諸島では、所得税や法人税がない、イギリスは、こうしたタックスヘーブンの島を数多く持ち、世界のマネーを集めているのだ。

 世界の基軸通貨の地位をアメリカに奪われたが、世界金融の「実」を握り、その影響力を保持している、世界の七つの海を支配したイギリスは、軍事力の支配から、
 1、関税自主権 
 2、領事裁判権   
 このふたつによって、その国を支配した、明治の日本は、輸入品に5%の関税しかつけられなかったので、実質的にはヨーロッパ列強の経済的植民地だったのかもしれない、そのなかでも圧倒的にイギリス、当時の世界の製造工場はイギリスだった。

 明治はイギリスで、昭和20年以後は、アメリカの巧みな政治的経済的戦略に苦しんだ・苦しんでいるのがニッポンという国なのかもしれない。