世界的な和食ブームで、
「ホンモノの和食を食べたい」
わんさか・わんさかとやってきている。
ひところ、フランス人たちが高野山に押しかけた、ワタシは、
「彼らのねらいは 密教食ではあるまいか」
うまいもんを食べあきた彼らは、
「ホンモノの味に会いたい」
その要望に応えられたのか、残念ながら、密教食を堪能していない、おそらく、胡麻の風味、こってりした豆腐、シュンの素材、それに「うま味」、なにげない一品に千年の工夫と味・・・
禅宗の僧侶と密教の僧侶の平均寿命を比較したら、より長いのは後者ではあるまいか、ヨーロッパ人たちの横のつながり、おろそかにはできない、
「ニッポンのトーホクで うまいもんを食った」
味覚は千里を走る、この国の政府、上手にアッピールするべきだ、それが、
「もうひとつの 外交ではあるまいか」