ラーメンを書いていたら、イタリア・ナポリのスープを思い出した。
裏通りの広場、大きなナベが、
「グツ・グツ」
いいニオイだ、7~8人のオトコが、だまって場所を開けてくれる、自分たちが愛しているスープを気に入ってくれた、
「カンゲーですよ」
なんて気持ちのいい男たちだろう。
カラダをはって生きているオトコのやさしさ、陽気でおしゃべりで、そして、ちょっとさびしげ、
「太陽は カゲをつくる」
日本円で100円ぐらい、それが、
「おいしい」
「これは ほんものだ」
高級レストランの料理より、
「味が いきている」
そして、
「オトコのアセとユメと ナミダ」
青春のかなしみが、よみがえってきた。