じっと見つめてあとずさり、
「ぼく いかないよ」
イヌは人につき、ネコは家につく、それが、おわかれになってしまった、
「いい話しだな」
この女性歌手は,33年前をおぼえていた、いや、忘れられなかったのだ、
「それが この歌手の歌のヒミツ」
いや、ニッポンの演歌のイノチなのかもしれない。
銭湯の帰り、うす暗がりで、ネコが遊んでいる、
クルクル ピョン
クルクル ピョン
「ひとり あそびだな」
と、
「みたな」
私の少年時代、親類にイヌの訓練士がいたので、いつもイヌがいた、だから、
「美しい思い出がある」