The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

20 叡山の隠微な行事

2022-02-07 08:44:04 | 世界経済

 日本の大乗仏教が妻帯制度を取り入れるまで、
 「隠微な風習があった」
 それが「稚児制度」、僧侶たちは「みめ麗しい稚児をもとめて狂奔した」

 叡山の春の祭りでは美しい稚児が舞うのだが、これは、全山をあげての行事、
 「修行一筋の老僧が こころをときめかせる」
 稚児の白い肌、みどりの黒髪、なまめかしい姿態、
 「血の気がさし 笑みがうかぶ」
 「ああ たのしい ああ うれしい」

 いのちがかよう、やる気がもどる、だから、こういうものが必要だったのだろう。