The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

The study of MASUZOE 1

2016-06-14 19:39:43 | 世界経済
             
 フランスの調度品を購入して「フランス外交史資料」、江戸の小物は「江戸歴史資料」、売った側にそういう領収書を書くように依頼してきた、半ば強制か、これは、政治資金から出費するためで、結局は、自分の資産に変換する手口か、次から次へと出てくる、それを、
 「不適切だが 違法ではない」
 これが、ヤメ検のマムシ」と言われた弁護士の弁明、ならば、
 「違法ではないが 下品である」
 まあ、よくやるものだ、オモテに出たものだけで数十、これでは、「東京のチジ」ではなく、「東京のハジ」。

 だが、都知事選をやると50億円ほどかかるらしい、今回のマスゾエ知事のケース、当人は「乗り切れそうだ」、都民の90%以上が「もう 顔も見たくない」

 これでもかこれでもかの公私混同・ミミッチイ政治資金からの出費、ちなみに日本の政治家はパナマ文書とは無縁らしい、それは政治資金は無税だからで、ここから出費すればいいのか、パナマやケイマンから政治家の名前が出てこないわけだ、マスゾエ先生が中国服を買ったのは、
 「書道をするのにヒツヨー」

 高級ホテルや湯河原の別荘通いは、
 「政務にヒツヨーなんだな」   
   
 だから、ネットは大さわぎで、あることないこと、あだ名もすごい、
 1、ハゲゾエ   
 2、朝鮮ヒトモドキ   
 3、在日クソチョン  
 4、平成のネズミ男・・・   

 議員時代、勉強会を立ち上げ、若手の議員に初歩的な政治学を教えていた、今の若い議員のレベルはソートーらしい、低いということ、いや古手でもどうだろう、地元の選挙対策に忙しく勉強なんかできない、そうして10年20年、いい政治家は育たない。   

 まして、この日本という法治国家を運転する知識や技術はタイヘン、そこで、やはり官僚出身の議員ということになる、そんな中でマスゾエ先生、大臣まで務めたのだから、それなりなんだろう。

 しかし、ここにきて、そう、本性(ほんしょう)が出たんだろうか。

「99カ年租借条約」の攻防 上

2016-06-13 10:02:26 | 世界経済
       
 榎本武揚の蝦夷政府は、プロシア人・R・カルトネルと北海道の広大な土地の租借条約を締結、私は10年に渡って調査した、終に、函館の図書館で確認、これを当時有名な評論家に話すと、巧妙な手法で自分のものにしようと画策、大学時代からの友人の助けによって、なんとか阻止することができた。

 サミットのホテルの名物は「イセエビのスープ」、これを草柳大蔵に贈ったことがある、満州国の資料のお礼であった、それほど参考にはならなかったが・・・

 ところで、壮大な実験国家・満州国については、もっと知っておくべきだろう、戦前の日本がすべて悪いということではない、台湾の老知識人は、かつての日本について、
 「下町には下町の良さが 山の手には山の手の品格がありました」
  
 戦後しばらくは、訪日がかなわなかった、彼は、
 「もう一度 皇居の松の緑が見たい 白雪を戴く富士山が見たい」
 その願いがかなわず亡くなられてしまった、彼の息子さんが位牌を持って来日、皇居の松と壮麗な富士山を見せてやった、という。

 幕末のハリス、下田から江戸に向かったのだが、手綱を持つ馬子が、
 「ここからさきは 馬をおりてください」
 意味がわからない、すると、東海の空に、真っ白な雪をいただく荘厳な富士山があらわれる、
 「ああ これだったのか」
 「一字も読めない デンプヤジン(田夫野人)にも 崇高な心がある 高貴な精神がある」
 「それがそれが 日本人なのだ」

 ところで満州国、1930~1940年台の世界は、どの国も不景気に苦しんでいたのだが、たった二ヵ国だけが躍進していた、それが、計画経済のソヴィエトと国家社会主義のナチス・ドイツ、満州国は、これを研究する、そのために内地から優秀な官僚を呼び寄せたのだが、そのリーダーが今の総理の祖父・岸信介、だから彼の姿勢には、その影響があるのかもしれない。

伊勢志摩サミット異聞 下

2016-06-11 06:35:16 | 世界経済
    
 新宿の歌舞伎町でクルドのオトコが店を構えている、奥さんが日本人なので、日本での生活が可能になったらしい、その筋の者が「ミカジメ料」を集めに來るのだが、この人、
 「はい はい 待っておりました」
 「・・・」
 「どうぞ お受け取りください」   

 いやなもんだろう、税金以外に、そんなもんを払うのは、ところが、
 「ありがたいんです」
 それは、
 「あちらでは いくつものグループから要求されます」
 「それが わたしたちの生活なんです」
 「ここではひとつだけで しかも 彼らが守ってくれます」
 「こんなありがたいことはありません」

 今回のサミット、なんとか無事にすんだ、アラブの人々の無言のサポートがあったのかもしれない、パレスチナのリーダー、外国人記者団に向かって、
 「この中に 日本人はいますか」
 「日本人になら 話してもいい」

 ヨルダンの青空教室で、アラブの子供たちに向かって、
 「ニッポンを見習いましょうね」
 ヒロシマの写真を見せて、
 「こんなにされてしまったんですよ わたしたち以上かもしれません」
 「あかちゃんやちいさなおんなの子まで ころされてしまったんです」
 「・・・」
 「それでも がんばってがんばって あんなに立派な国をつくったんです」
 「ニッポンを ニッポンを 見習いましょうね」

 「センセー ニッポンはキムチの国ですか」
 「いいえ キムチの国なんかではありません」
 「センセー ニッポン人は ロンドンのバーバリでウンコ・ブーブリした人ですか」
 「いいえ ちがいます ニッポンは どこに行っても清潔でタンやツバを吐くヒトがいません」
 「地下鉄でウンコ・ブーブリは」
 「そんなことは ゼッタイ・ゼッタイにありません だから 安心してくださいね」

 青空教室というのは、校舎がないのだ。


伊勢志摩サミット異聞 中

2016-06-10 05:44:01 | 世界経済
     
 あらかじめ各国の主張がすりあわせられていて、妥協できるところに決定している、後は、トップが顔を合わせて、
 「シャン シャン シャン」

 それにしてもすごい警備だった、渋谷駅のプラットホームにまで警官を配備、どのくらいの予算が投じられたのか、まあ、なにも無かったので良かったが。     

 伊勢志摩のホテルでは、各国のトップが、
 「このアワビ おいしいね」
 「名物なんですよ このホテルには高橋シェフという名人がいたんです 彼は 晴れた日がつづくとサカナの味が変わるって言ってました」
 「なしてぞな もし」
 「海水の塩分濃度が変わるからです」
 「ビミョーな味覚の世界だすな ところでオバマしゃん」
 「なんだす」
 「ニューヨークでは 焼きサカナ定食が人気ちゅーのは ほんまかいな」
 「ええ ほんまだす 何十人もが列をつくるんだすな」

 「日本酒があいますね」
 「おばさん 日本酒 やるんですか」
 「な・な・なんですって」
 「おばはん」
 「ふん ダツゼイしてたくせに」
 「まあまあ ケンカはやめましょう」
 「あんたは あと数カ月なんでしょ」

 きっと、こんな楽しい会話がくりひろげられたんだろう、肉料理がメインの連中、このアワビの味がわかったんだろうか。

伊勢志摩サミット異聞 上

2016-06-08 02:31:57 | 世界経済
        
 メキシコから北アメリカに面していくつものタックスヘイブンの島々、これは Wall street を意識したもの、オランダから北へ、いくつかの国と都市がタックスヘイブン、これは、イギリスの Cityを意識しているようだ。

 イギリスはGDPの何十倍の金融資産を保持し運用している、今回のサミットでは、この問題を、どの程度、掘り下げたのか、世界をリードする主要7カ国の顔合わせ、その目的は、現状の肯定・再確認、だから、困った問題には突っこまないようだ。

 現代の不確定要素のひとつは、その巨額のカネの動向ではなかろうか、利益を得るために、とんでもないところに回っているかもしれない。

 ところで、これを運用するマネージャー、何千億も扱う者がおり、彼らの年収は何億にもなるらしい、もし失敗したらどうするのか、その保険システムはどのようになっているのか。

 さて、昨年末から、今年の1月2月3月のマーケットの乱高下、ニッポンでは、予測できた者がいたのか、新聞・テレビに登場する何十人もの評論家・エコノミスト・アナリスト、舌を噛みそうなストラチジスト、自信たっぷりに発言していたがどうだったんだろう、あるアナリスト、
 「そっちは 行かないよーにしてまーす」
 「なしてぞな もし」
 「去年 行ったかられーす」
 「なして 今年は行かれないんぞな もし」
 「なにを言われんか 分からないかられーす」

 大外れだったんだろう、と言うより、当たったことがあるのか。

宇宙慟哭 下

2016-06-06 04:17:04 | 世界経済
    
 突然、
 「ありがとう」   

 ちいさな顔が見上げている、5~6歳のおんなの子、もちろん知らない、しばらくして、
 「あのヒロシマの子と関係があるのかもしれないな」

 「宇宙慟哭」の7歳のおんなの子、あれは、書こうかどうか迷った、思い切って書いてみた。   

 ずいぶん前は、よく夢を見た、まだ元気だった秋山さんに、
 「夢は どうしてあんなに生き生きしているんだろう 現実よりも実感のあることがある」
 「emotion そのものだからでしょう」

 そんな時、大きなヘビの夢、私は空中に張りついていて、下をヘビが行く、幅が数百メートル・長さが数千メートル、圧倒的な迫力だ。

 戦慄的なシーン、美と恐怖・陶酔の体験、一瞬が永遠になる、ヘビは無意識のシンボルのようだが、これについては、
 「なにかが 変わるのかもしれませんよ」

 ヒロシマで亡くなった少女、通信してきたのかもしれない、きっとうれしかったんだろう、とってもうれしかったのにちがいない。

 この世界には、
 「分からないコトが ある」

宇宙慟哭 上

2016-06-03 10:03:58 | 世界経済

 オバマのヒロシマ訪問について、アラブの記者が、
 「謝罪してもよかったのではないか」
 淡々として語っていた。

 黒人としてのオバマには胸中に思うところがあったのだろうが、あの国には、軍需産業と軍産複合体の強烈な掣肘(せいちゅう)がある、その前では、大統領と言えども一個の puppet・人形にしかすぎないのかもしれない。
             
         宇宙慟哭   
 その日 たくさんの子供が 死にました  
 その日 ヒロシマで 
     たくさんの子供が 死にました

     いたいよー いたいよー     
     がまんだよ がまんだよ   
     ニッポンのこどもだろ がまんだよ
     うん
       
 その日 7才のいもうとと9才のおにいさんが 死にました  
 
 山が泣き 川が泣く   
     ちいさなふたつの手は 
     しっかりとにぎられていました
   
 空が泣き 海が泣く     
     ちいさなおんなの子の夢は およめさん    
     かわいいかわいいおよめさん       
     かわいいかわいいおよめさん
     でも      
     その夢は かないません   
     着せてやりたや 花嫁衣裳   
     着せてやりたや 花嫁衣裳    

     ちいさなちいさな おんなの子     
     ちいさなニホンの おんなの子  
     だから   
     だから        
     着せて 
     着せて やりたや
     桜の花の    
     その下で
  
     着せてやりたや   
     着でてやりたや 花嫁衣裳    

 きれいな声が、  
 「もうひとつの宇宙に   
  うつくしい青い星があり
  そのまん中の大樹の下に 
  おかあさんが待っています  
    おかあさん 
    おかあさん
    はい はい      
    待っていましたよ
    おかあさん
  
  ここで楽しくおすごしなさい   

  生きるとき 苦しければ  
  生きるとき 悲しければ   
  どうして     
  どうして  
  むくわれないことが 
  むくわれないことが  
  ありましょうか 
  ありましょうか    」    


B.Obama の一礼 下

2016-06-01 03:22:59 | 世界経済

In ancient China , the 高士 was better than the hero and the extraordinary person .
" 高士 " is the man who has an idea and dream , and he can die for it .
B.H.Obama looked him then .

 古代中国では。英雄や豪傑よりも高士が評価された、「高士」とは高い志を持ち、それに殉じることのできる実存者であり、「東洋の紳士」の別称。
 夕日を浴びて一礼、その時のオバマは、そう、高士のように見えた。

          
 オバマ大統領のヒロシマ訪問を日本人の98%が支持、おかげでアベ内閣の支持率は7ポイント・アップの53.5% ー 共同通信 5・30 - 、だから「リーマン危機前夜」、あんなことを言わなければよかったのにねえ、ところで、歌手の二葉あき子さんはヒロシマの出身で、その日は、列車に乘っており、列車がトンネルに入った時、
 「ピカッ ドーン」

 だから、まったくの無事、しかし、家族や親類・友人たちは死んでしまった、なにしろ7万人が即死、その年のうちに、もう7万人ほどが亡くなったのだ。

 戦後、野外でコンサートを開いたのだが、後ろの壁を見ると友人や家族が立っていて、ニコニコと笑っている、
 「ああ 会いに来てくれたんだなあー」   

 オバマのスピーチをヒロシマの人々は、静かに聞いていた、あのケンペルがいたら、
 「やっぱり ニッポンですね」
 「さすがに シュメール文明の後継者です」

 彼は、日本人の先祖は、先祖の一部は、
 「バビロニアから 来たのです」
 「人類初の祭政文明を継承しているのが 日本人なのです」
 「だまって見つめているヒロシマの人々の格調の高さは さすがです」

 「どうです わたしの言っていることに マチガイはなかったでしょう」

 ななめからさす夕日は、天上の神々の祝福か、はてまた、曼陀羅花(マンダラケ)の花びらの雨か。

 オバマの一礼、よかったね。