コジ・ファン・トゥッテ/ヴィッラ・ディ・ムジカ2011
作曲:モーツァルト、演出:飯塚励生
指揮:矢澤定明、演奏:ヴィッラ・ディ・ムジカ
出演:
フィオルディリージ:黒澤明子、ドラベッラ:鈴木涼子
フェルランド:与儀巧、グリエルモ:星野淳
デスピーナ:前川依子、アルフォンゾ:細岡雅哉
ホールオペラで美術は特になし。衣裳は多分、米国の大学と思われるような設定のもの。演奏は室内楽の構成でチェンバロ付き。チェンバロは小埜寺美樹。演奏は、弦楽器がよく歌にアンサンブルしていたように思った。歌手はそれぞれ個性的で、特に後半の4人の独唱が続く部分では、それぞれの個性が際立っていた。アンサンブルではフィオルディリージとフェルランドのものが良かった。
黒澤明子は前半はややぎこちない感じだったが、中盤以降は強さが出て良いソプラノになった。終盤に歌われる25番ロンドは強弱のメリハリが良く出て、気合の入った歌唱だった。フィオルディリージの引き裂かれた気持ち、苦悩が良く表現されたいた。鈴木涼子は安定したメゾで、最初から最後まで安定していた。与儀巧(よぎ・たくみ)は安定した強いテノールで、真面目な声の感じ。星野淳は大胆なバリトンでフィガロっぽい特徴。前川依子は仕草も歌も可愛らしく、大学に紛れ込んだ高校生のアルバイトっていう雰囲気だった。細岡雅哉は本当に大学の先生っぽい感じ。信頼感のあるバスだった。
歌手の皆さんの気迫が強く感じられた。
11.08.28 第一生命ホール
作曲:モーツァルト、演出:飯塚励生
指揮:矢澤定明、演奏:ヴィッラ・ディ・ムジカ
出演:
フィオルディリージ:黒澤明子、ドラベッラ:鈴木涼子
フェルランド:与儀巧、グリエルモ:星野淳
デスピーナ:前川依子、アルフォンゾ:細岡雅哉
ホールオペラで美術は特になし。衣裳は多分、米国の大学と思われるような設定のもの。演奏は室内楽の構成でチェンバロ付き。チェンバロは小埜寺美樹。演奏は、弦楽器がよく歌にアンサンブルしていたように思った。歌手はそれぞれ個性的で、特に後半の4人の独唱が続く部分では、それぞれの個性が際立っていた。アンサンブルではフィオルディリージとフェルランドのものが良かった。
黒澤明子は前半はややぎこちない感じだったが、中盤以降は強さが出て良いソプラノになった。終盤に歌われる25番ロンドは強弱のメリハリが良く出て、気合の入った歌唱だった。フィオルディリージの引き裂かれた気持ち、苦悩が良く表現されたいた。鈴木涼子は安定したメゾで、最初から最後まで安定していた。与儀巧(よぎ・たくみ)は安定した強いテノールで、真面目な声の感じ。星野淳は大胆なバリトンでフィガロっぽい特徴。前川依子は仕草も歌も可愛らしく、大学に紛れ込んだ高校生のアルバイトっていう雰囲気だった。細岡雅哉は本当に大学の先生っぽい感じ。信頼感のあるバスだった。
歌手の皆さんの気迫が強く感じられた。
11.08.28 第一生命ホール