ボエーム/オーチャードホール(日本オペラ振興会)2014
作曲:プッチーニ、指揮:沼尻竜典
演出:岩田達宗、演奏:東フィル
出演:ミミ:バルバラ・フリットリ
ロドルフォ:ジュゼッペ・フィリィアノーティ
ムゼッタ:小川里美、マルチェッロ:堀内康雄
ショナール:森口賢二、コッリーネ:久保田真澄
フィリィアノーティは良く通る綺麗なイタリア風テノール。イタリアオペラに良く似合う。誠実な感じ。フリットリは演劇的な歌唱。抑制的に声をコントロールして情感を良く表現していた。「私の名はミミ」はややゆっくりめ。芝居もいい。抑えた表現で渋い。端正。フィリィアノーティもフリットリも控えめな感じがして日本人的だと思った。「蝶々さん」が似合うかも知れない。
小川はしっかりとした元気のいいソプラノ。堀内は深みのあるバリトンで、森口はキレが良く、久保田は優しい感じ。
演奏は美しく厚みが感じられた。最上級の美しさ。
また、聞きたい。
美術は大振りな作りで舞台一杯に広がるデザインだった。ややぼやけたり歪んだりした感じのデフォルメ。衣裳も含めて地味な暗い色合いだった。
10月31日ゲネプロ
ミミ:砂川涼子、ロドルフォ:村上敏明、ムゼッタ:伊藤晴
マルチェッロ:須藤慎吾、ショナール:柴山昌宣
コッリーネ:伊藤 貴之
砂川の声はホール全体に良く響いて美しかった。ラストの声は抑制されて、控えめなオーケストラとのアンサンブルが美しく、ミミの可哀相さがジンワリ伝わって、最後の劇的な演奏に繋がっていた。村上のロドルフォには演劇的な苦悩が良く表現されていた。伊藤は高い声が良く出て元気のいいムゼッタだった。
14.11.03 オーチャードホール
作曲:プッチーニ、指揮:沼尻竜典
演出:岩田達宗、演奏:東フィル
出演:ミミ:バルバラ・フリットリ
ロドルフォ:ジュゼッペ・フィリィアノーティ
ムゼッタ:小川里美、マルチェッロ:堀内康雄
ショナール:森口賢二、コッリーネ:久保田真澄
フィリィアノーティは良く通る綺麗なイタリア風テノール。イタリアオペラに良く似合う。誠実な感じ。フリットリは演劇的な歌唱。抑制的に声をコントロールして情感を良く表現していた。「私の名はミミ」はややゆっくりめ。芝居もいい。抑えた表現で渋い。端正。フィリィアノーティもフリットリも控えめな感じがして日本人的だと思った。「蝶々さん」が似合うかも知れない。
小川はしっかりとした元気のいいソプラノ。堀内は深みのあるバリトンで、森口はキレが良く、久保田は優しい感じ。
演奏は美しく厚みが感じられた。最上級の美しさ。
また、聞きたい。
美術は大振りな作りで舞台一杯に広がるデザインだった。ややぼやけたり歪んだりした感じのデフォルメ。衣裳も含めて地味な暗い色合いだった。
10月31日ゲネプロ
ミミ:砂川涼子、ロドルフォ:村上敏明、ムゼッタ:伊藤晴
マルチェッロ:須藤慎吾、ショナール:柴山昌宣
コッリーネ:伊藤 貴之
砂川の声はホール全体に良く響いて美しかった。ラストの声は抑制されて、控えめなオーケストラとのアンサンブルが美しく、ミミの可哀相さがジンワリ伝わって、最後の劇的な演奏に繋がっていた。村上のロドルフォには演劇的な苦悩が良く表現されていた。伊藤は高い声が良く出て元気のいいムゼッタだった。
14.11.03 オーチャードホール