蜂の巣の子供たち ☆☆
1948.08.24 東宝、白黒、普通サイズ
監督・脚本:清水宏
出演:島村修作、夏木雅子、子供たち
素朴で優美な自然を背景にしたロードムービーで、
飛び回る子供たちが主人公。
すべて清水宏が面倒を見ていた戦災孤児たちなのだそうだ。
サイレントな感じのショットが多いのが特徴で、
人物がスクリーンの枠に出たり入ったりする事で、
ショットを構成しているような印象。
意図的な逆光のショットを人物を撮る時に使っていて、
それがあたかも失敗のショットのように見える。
全体に素人っぽさを出しているのだろうか。
主役の2人も素人だそうで、
特に女性の夏木雅子が素人丸出し。
その素人っぽさと、戦災の中の優美でのんびりした風景が
この映画を特徴づけている。
山を1人の子供が熱を出した子供をおぶって登っている。
猛然とわき目も振らず、何も考えず、ただ、ただ、登って行く。
どんどん、どんどん登る。
長い登坂の姿をとらえたしつこいシーンで、
気迫と気合を感じる。
ちょっと、サウンドオブミュージックの、
一家が逃亡して登坂するシーンに似ていると思った。
09.04.19 神保町シアター
1948.08.24 東宝、白黒、普通サイズ
監督・脚本:清水宏
出演:島村修作、夏木雅子、子供たち
素朴で優美な自然を背景にしたロードムービーで、
飛び回る子供たちが主人公。
すべて清水宏が面倒を見ていた戦災孤児たちなのだそうだ。
サイレントな感じのショットが多いのが特徴で、
人物がスクリーンの枠に出たり入ったりする事で、
ショットを構成しているような印象。
意図的な逆光のショットを人物を撮る時に使っていて、
それがあたかも失敗のショットのように見える。
全体に素人っぽさを出しているのだろうか。
主役の2人も素人だそうで、
特に女性の夏木雅子が素人丸出し。
その素人っぽさと、戦災の中の優美でのんびりした風景が
この映画を特徴づけている。
山を1人の子供が熱を出した子供をおぶって登っている。
猛然とわき目も振らず、何も考えず、ただ、ただ、登って行く。
どんどん、どんどん登る。
長い登坂の姿をとらえたしつこいシーンで、
気迫と気合を感じる。
ちょっと、サウンドオブミュージックの、
一家が逃亡して登坂するシーンに似ていると思った。
09.04.19 神保町シアター
彼女は現在も健在で、往年の美貌は失われておりません。