Mの入浴介護担当のヘルパーさんが 『空堀川の桜も満開過ぎて散っていますね、でもまだ見頃です』 と教えてくれた。
その場所とは空堀川右岸の下堀橋 (しもほりばし) と達磨坂橋 (だるまさかばし) の間にある広場だった。空堀川沿いで遊歩道と直結したこのようにお花見できる広場はここだけではないだろうか?
その広場には樹齢をかなり重ねた桜がたくさんあり、毎年見事な桜繚乱の景色を作り出してくれる格好の場所だった。
早速、その広場に行き、満開の桜を撮ってきたが、毎年見る桜咲く風景は日本人の心意気にマッチングする見事な百科繚乱の景色だった。
だがその日は少し曇り気味の天気、青空に咲き乱れる桜を撮る構図はまたお預けになってしまった。
先日テレビで桜特集の番組を見たが、桜の増やし方には 「挿し木」 と 「接ぎ木」 のいずれかの方法があり、どちらの方法も成木の枝などを元にして増やしていくので、比較的失敗が少ないそうだ。
現代風な言い方をすれば桜はクローン技術により種が保存されているようだ。
ところでこの広場の名前は無いのか? と東村山市から配布された 「ウォーキングマップ」 で調べたら 「空堀川下堀公苑」 とのことだった。
幸いなことに今年も 「空堀川下堀公苑」 の満開の桜を見ることができた。マイナス志向的に考えると来年もまた桜を見ることが出来るだろうか?
「空堀川下堀公苑」 の桜で私が好むのは遊歩道の上を越えて河川道内に枝垂れて咲く光景で、このような咲き方はなかなかお目に掛かれない貴重な場所でもある。
今日も三人で空堀川沿いを散歩していると、都営住宅の敷地内にある桜から花ビラが飛び舞っていた。もう満開過ぎたが桜はもう来年の花準備をしているに違いない。
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