昨日9時過ぎ、空堀川左岸を下流に向って独り散歩を始めた。
右手に曙橋を見ながら歩いていると、正面から女性が歩いて来る。すれ違うと思っていたが、私の前に来ると 「今日は何日でしょうか?」 と声を掛けられた。
突然の質問だから少し躊躇したが 「今日はじゅうがつのじゅうよっかです」 と、答えた。
その女性 (マスクをしているので良く判らないがどうも高齢女性のようだ) は私の答えを聞くと 「もうじゅうがつなんですね」 と、細々と言った。
突然の質問だから 「有り難うございます」 などのお礼を聞くのを期待したが、その女性は何も言わずに歩きだした。
だが私はその女性を見て、お礼も言わずに無礼だとは露程も思わなかった。
永年、空堀川沿いを歩いているが、何回かこのような質問を受けたことがある。即断して悪いが、そのような質問をするのはある程度の痴呆症の症状かもしれない。
だが独りで散歩しているので、私が痴呆症と思うのは失礼な判断だと後悔もした。
私は通り過ぎるその女性の後ろ姿を見ていたが、歩き方などは正常なようだが、何かと心配な気持になった。
見知らぬ人に何かを尋ねることは健常者でもなかなか勇気のいることだが、あえて私に質問してくれたことは、感謝すべきことだと思った。
Mを介護しながらいつも 「歳をとるのもいいが、元気であることが老後を過ごす第一条件」 と思っているが、私も最近は歩くことが少し億劫になったことがより気になっている。
この10月は高目な気温が続き、やがてやって来る冬の陽気も気になるが、今は 「味覚の秋」 、身近に感じるのは今年は柿の出来が良くないこと。
ある農園の柿も、都営住宅前庭の柿も実の数が少ない。最近では珍しいほどの不作だ。
このところは朝晩の気温が低めになった。日中は適度の気温なので、Mの衣装もそれなりに気を使っているが、「どんなに暑くても夏がいい」 との私の好みは変っていない。
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