8時過ぎ、表に出たらポッツリ、ポッツリと小さな雨が落ちている
「散歩は駄目か?」 と思案した
でも 「行ってみるか、降ってきたら帰ればいいや」 と妻を誘って家を出た
公園まで約3キロを走る
今日は道路も空いていたので助かった
私にとっては妻との散歩がその日のメインとなる仕事
そんな状態がもう9年も続いている
園内を歩きながら、あまり何も考えないのだが
花が咲いているとそれを興味深げに見る
そしてそれを撮るのが私の習性のようにもなっている
だが、この時期の園内は咲く花も少ない
まず目についたのがこのレンゲ
妻の好きだったタンポポは既に咲き終わり
その代わりに妻が興味を持っているのがレンゲ
見つけると必ず 「あっ、レンゲだ」 と私の手に力を込める
そのレンゲも日毎少しずつ数が減っている
私はあまり草花の名を知らない
知らないと 「名知らずの花」 と言うことにしている
だが、この 「名知らずの花」 たちは意外と可憐なのだ
この花は菊系統だろうが名を知らないから取りあえず 「野菊」 と呼んだ
黄色系の花は周りを明るくする
どんよりとした梅雨空の下でもこの花の艶やかさを見ると何故かホッとする
曇り空でのムクゲも鮮やか
この種類は千利休の孫、宗旦が愛したことから
ソウタンムクゲ (宗丹槿
この花は日の丸のようで、夏の時期でも清涼感を漂わせて咲いている
八重のムクゲにはまた違った風情
そっと花びらに触れてみたくなるように私を誘う
ムクゲは10月頃まで楽しめる
その頂点に花が咲き終わるともう寒さを心配する時期になる
早乙女草
でもこの花、下品な別名も持っています
今日園内で探したが、撮れそうなのはこの花だけでした
街中ではもう終わろうしている紫陽花
この公園ではまだ清楚さを失わずに咲いている
梅雨の時期、雨に似合うのはやはり紫陽花だった
この花も 「名知らずの花」 だ
花は小輪だが仲間が集まって多輪となって美を競う
小輪の 「名知らずの花」 はいつも私を惹きつける
花模様の終わりはこのコブシの実
この実はいつも私の愛すべき友達である
それが判るのかこの実だけは葉隠れせず下に向かって大きくなっている
「こんにちは、どうぞ撮ってください」 と私に語りかけてくる
「立派な実になったね」 と私、見る度に大きくなっている
コブシの実を見ると千昌夫さんの 「北国の春」 を想い出す
不粋
日課の妻との散歩、それをサポートしてくれるのは四季に咲く花たちでもある
今日は傘を持っての散歩になりましたが
「お前たちの散歩が終わるまで降らせないから」 との天の心遣いに感謝しました
思いで深き花ですが、残念ながら沖縄にはありません。
のぶまつさんの花の写真も素敵ですね。
キク科の黄色い花はアメリカハマグルマだと思います。
検索して見て下さいね。
本日同じ頃に、沖縄の写真と短い文章2さんが、アップ
されていた花があります。これもご覧くださいね。
同じお花ですよね?
http://blog.goo.ne.jp/fish7abasar?fm=follower
私のは押し付けが多くてごめんなさい。
最近雨が降らずに、植木が枯れかけています。
一雨欲しい所です。
黄色い花は「アメリカハマグルマ」と言うのですね
「写真と短い文章2さん」のHPを見ましたら
白い「名知らずの花」はアベリアのようです
花の名が判ると、その花に一段と親しみが湧いてきました
ブログ拝見しました。
写真と文章がとても素敵で、心が洗われるようでした。
今後とも宜しくお願いします。
これからもよろしくブログの世界でお付き合いください