今日の朝刊一面 「東京五輪 1年延期」 の大見出しは、コロナ感染拡大に苦慮する世界中の苦悩を現わしているような驚きの文字だった。
延期により日本経済に及ぼす影響は計り知れない巨額の損失を招くことにもなるだろう。
私は 「五輪よりも東北復興優先」 と唱えてきたが、今となっては延期のスケジュールに合わせるしかなくなった。
26日からは聖火リレーも始まる予定だったが、リレーは行わず、聖火は福島に留まることが決まったらしい。
あの聖火用トーチは日本人に最もなじみ深い花である桜をモチーフとしているが、ランタンを車で運ぶ案もあったが、やはり最初から出直して選ばれた人たちのリレーによって聖火が日本中を通ることに意義があると思う。
昨日は強風、それも北風で寒さを感じたが、その陽気の中で咲く桜を撮ってきた。
いつも、毎年桜を見ているとやはり 「桜は日本を代表する花」 と、実感する。このようなコロナ騒動で揺れている世の中だが、桜がいつもと同じように咲く様は正に 「百花繚乱」 の花姿だった。
昨日は 「秋津小学校の桜」 をご紹介したが、今日は 「空堀川沿いの桜」 をご紹介します。
空堀川沿いで一番の桜名所は、野行橋と下堀橋間の右岸にある桜並木だろう。
桜の木数はあまり多い訳ではないが、桜咲き乱れるトンネルの中を通る快感を体感し、身近に触れることも出来る枝が川に向って枝垂れている光景は撮りながらも花の勢いに圧倒されるような雰囲気に酔ってしまう。
かつて転居先を探していた時、不動産屋さんから紹介されたのがこの桜名所の反対側右岸沿いの建物だった。
実際に私はここに決めようと屋内を見学したが、二階にトイレが無いことに不便さを感じて契約しなかった。
もし二階にトイレがあったら、今頃は真向かいで満開の桜並木を眺めていたはずだと想った。
隠れた桜名所のこの場所は格好のお花見スポットでもある。
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写真説明: 空堀川沿いの桜
撮影場所: 野行橋と下堀橋間の右岸にて (2020.3.24)
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