たけくま＠赤坂 「坦々麺」

人は忘れて
生きていくものなの


だって
ツライ思い出が積もっていったら
重みに耐えられなくて
つぶれてしまいそうじゃない


だから私は
なんでもすぐ
忘れることにしているの


人の名前から
飲み会の予定
おまけに
昨日誰と飲んだかとか


そんなことまで
忘れることにしているのよ


携帯も
何度忘れてきたことかしら
かばんも
数えきれないぐらい
靴だって
無くしたことがあるくらいよ


そんな翌朝の脂汗も
忘れてきたから
ここにいるのよ


同じことを
繰り返すのよ



でもね
ゼッタイ忘れたくないこと
ゼッタイ忘れてはいけないことも
あるのよ


でもね
それでも
忘れてしまっていたことが
あるのよ



担々麺の超美味いお店

って
聞いていたのに


忘れてしまって
いいと思ってるのかしら
わたし




さいこ。さんに感謝しなくちゃ
いけないわ


なにも聞かずに
付き合ってくれて
サンキュ　って




オススメしてくれたお店は
なるべく行くようにしているのよ


もちろんオススメを
食べるようにしているのよ


でもね
スーラータンメンは
変な汗かくからダメなのよ
わたし




担々麺で
許してね


って





鬼ラー油ね


どの油で溺れるか聞かれたら
迷わずラー油な
わたしで
よかったわ


ホントのところは
脂少なめで




卓上の赤いのを
ピピッと


やがて
ドバッと


行きたかった
わけなのよ


辛さの好みも
オーダーできるみたいだけど
脂によるところなのかしら


そこだけが気になって
仕方がなかったのよ


でもね




やっぱり
美味しいじゃないの


濃度満点の
溶かし系ね


麺もご飯も柔らかめ
なんて聞いてたけど
ハリッとパラッと


堅いの大好きな
わたし好みの堅さ


堅の字が違うとか
うるさいこと言わないでね


どっちのかたさも
好き　なのよ




お肉がゴロゴロ出てくるのが
嬉しいわね


よく
沈んだお肉をすくうための
あみあみしたレンゲ
あるじゃない


なんだか
いっさい残さずって感じが
さもしくって
わたしにはツライわ


箸で
なんどもなんども
もうこれで止めようかなってときに
またゴロっときて

まだやめらんねぇ！！

とか


そっちの方がさもしいって
余計なこと言うのは
どのこかしらね



そうね
また来るわ


ライスお代わり放題も
最高よ


女子高で
モテたでしょうに
イケメンの女性店員さん


ものごし柔らかなサービスも
とてもステキだったのよ

てーげーBAR レキオス＠赤坂 「沖縄そば ランチセット」

始めから
言われてさえいなければ
問題なんて起こらない


始めから
何のおにぎりか
書かれていなければ




問題なんて起こらない


始めから
期待などなければ
問題なんて起こらない


始めから
期待などなかったから




その喜びは




ひと (゜∀゜) しお！！




一手間も
二手間も余計にかかった


これぞ！！
というソーキが


これでもか！！
と乗っていたなら




美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！

これぞ沖縄そば！！
という麺が


プリゴワっ！！
と踊っていたなら




かあさん
これは問題だ


いや大問題かも
しれないよ


六本木の交差点の店には
用が無くなるという


大問題かも
しれないじゃないか


これで￥700という




アイスコーヒーが
￥100という




かあさん


問題としては
まるで
解けてしまっているじゃないか



10分余計にあったら
小走りでも


5分しかなかったら
ダッシュを混ぜながら


3分しかなかったら
スプリント


交差点から
飛んで来る



アークヒルズの桜を
楽しんだのまで含めたら



かあさん
今日はなんて
得した気分に
踊れる日なんだろう

がってん＠田原町 「安達祐実づくし」

安達祐実のお気に入りで彼女が通ったとされるお店




安達祐実のお気に入りのお店で彼女も食べたと思われる煮込み




安達祐実のお気に入りのお店で彼女も食べたと思われるささみ



ああ
まどろっこしい


途中は省略の方向で
いくことに




安達祐実の砂肝




安達祐実のつくね




安達祐実のもも




安達祐実のレバ　　動




安達祐実のカシラ




安達祐実の軟骨




安達祐実の希少部位



安達祐実のシロは


食べずに払った
そんな気がする



脂の乗った安達祐実の
捕れなくなる
この季節


安達祐実のつくね鍋は
残念ながら休止とのこと


あと乗せしようと
たくらんでいた




安達祐実のキムチが
宙をさまよう



ちなみに


長い冬を
そして
春も夏も秋も
何度も越え


養殖のブリの如く
超成長魚


シャープに脂の乗りまくった
安達有里は


一年を通して
お求めやすくなってます

「一人焼鳥」＠自宅

僕の尊敬する
Web上の某作家が
熱く語っていた


自慰行為は決して
仕方のない
代償行為なんかではない　と


その行為には
哲学さえ
ロマンさえあると



生まれてこのかた


「仕方ねぇなあ……」 とか


「しのびねえなあ……」 とか


そんなマインドでいたしたことは
決してないと
彼は断言する


僕も
ハゲシク賛同
どころか


自分の胸中を
ここまでアキュパンクチュアルに語ってくれて
涙の一つを
流したものです




飲みに行きたくても
飲みにいけない




ソレ的にいうと
火照った夜


僕も
誇りと
矜持を持って




Wanna beに勤しんだ





仕方のない
代償行為などでは
決してなく


静謐なる時間
孤高の空間を


心行くまで楽しんで




心が行き過ぎた




ソレ的に言うと

むなしい

というやつです

ニューみかど＠上福岡 「カツカレーラーメン」

上福岡 三大らーめん
なるものがあるそうです



すべてを制覇すると
伝説の男達に仲間入りできる


という
都市伝説




「キンピラらーめん」
「大根おろしらーめん」


そして
珍味爆発
「カツカレーらーめん」


ご紹介を受けたからには
伝説の仲間入りをば




がんばりマッス



さて
ランチタイムにもかかわらず
誰も先客のいない店内


これから行う
目立つ行為（カツカレーラーメンオーダー）


僕だけが一人
ゆるくなかった




トップに
「焼肉ラーメン」という
低空高血圧


ノーマルな
「ラーメン」
実に注文しにくい位置に設定という


トロリとした
作為のようなもの



そして
僕は





伝説に





醤油ラーメンに
カレールーを流し込む
食い進めながら溶かし込む


というより
オートで溶けてまう
いわゆる大沢食堂タイプ



もとより
揚げ物を汁物の上に乗せる


その行為自体が
CGG
超激疑問





カツが泣いている
救ってくれと叫んでる






了 (゜∀゜) 解―



まあまて
まあ聞け
まあそこに座れ





乗せるガワを間違えたのではないか　と


ノーマルのラーメンと
半カツカレーライスだったら

どんなに嬉しかったかなんて


伝説の男たちは
そんなつまらないことは



声を大にして叫ぶ




伝説はそして





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