![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/99/5ac546d16f966e614babc6645fff110f.jpg)
登りきった尾根が「極楽平」です。
何が極楽か???って・・・・
それは、素晴らしい眺望かも・・・
千畳敷(伊那谷側)から上がって来ると、
ここで360度の素晴らしい景色に出会うことになるのです。
三角の峰は、三ノ沢岳です。
マップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/da/21b62ec3861dc6f30554333120773758.jpg)
尾根の反対側には、木曽御嶽山が浮かび上がります。
それにしても、何という素晴らしい天気でしょう!!
1年のうちでも、こんな穏やかな美しい日は滅多にないはず・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/55/def42883573895a8c0f00b201517fbc0.jpg)
標識の右手、宝剣岳方面へ稜線伝いに歩き始めます。
宝剣岳の頂上には、ここから険しい登りに入るという地点、
三ノ沢分岐点と呼ばれるところ、ここが目的地です。
ここまで、約1時間近く。
山をやっている人なら、30分程で着くかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/d7/41adc98957cd6fd377dd89999f577bfc.jpg)
左側の尖った峰が、宝剣岳の頂上です。
あと20分ほど上がればいいのですが、最後にクサリ場があります。
もちろん、今回は、ここが最終地点です。
風さんを発見されたIさんが、場所やその時の状況を説明してくださいました。
Iさんは、若い時から山をやってこられた方。
その上、山岳写真家でもあります。
ろみさん(風さんの奥様)が、カメラに残されていた画像をプリントして、
持ってきていました。
Iさんは、その写真を見ながら、立っていた場所、方角などを
次々に説明して下さいます。
その中に、墨色に沈んでいく空に、血のような色の夕焼けが、
細い雲間から帯のようにたなびく数枚の写真がありました。
それは、余りにも美しく、
それと同時に、これから起こる嵐の不吉な前触れとも思えました。
Iさんには、風さんの心境も理解できるようです。
私には、ぞっとする凄みのある写真。
でも、その時の風さんは、魅入られ、ワクワクしていたのかもしれない・・・
とサラリと話します。
***** 続く *****