ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

ミュータントも普通の人

2017-06-21 11:51:06 | 映画

ユリ・ゲラーが、イスラエルの人だとは、知らなかったよ。

彼は、ある意味、ミュータントだな。
あんなに有名になって、あの年になっても、
あんなにキラキラした目で、スプーンを曲げているのだから。

私は、ウルヴァリンが好きで、
ヒュー・ジャックマンの映画を観るようになった。

もうこの役は、最後だって言うから、
あわてて、「ローガン」を観に行った。

考えてみると、チャールズは、元々車イスなのだが、
今回は、老人だから、車イスに乗ってるみたいに見える。

少しボケているので、発作が起きると、
超能力も、ヘンテコリンになってしまう。

「X-MEN」のストーリーは、
だんだんスケールが、デカくなっていくようだったが、
今回は、リアルなアクションとヒューマンだ。

ローガンは、どんなに急いでいても、
必ず、チャールズの車イスを折りたたんで、
車のトランクに入れる。

「ローガン」は、観ていてちょっと寂しくなる、
究極の介護映画だ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宣伝がいいわけ

2016-11-16 10:01:41 | 映画

本木雅弘本人の宣伝が良かったので、
観に行った、「永い言い訳」。

もう、「もっくん」のイメージではない、大人になった彼の、
芸能人と個人の差を感じさせない発言が、
映画の出来より気になった。

腰の動きも、生々しい。
見ている方が、恥ずかしい。

夫婦、親子の関係が、
リアルに描かれているので、身につまされる。
泣いている人がいたのは、そのせいだろう。

ユルい絶望を持って、私達は生きていく。

人は変われない。
反省もしない。
ただ、淋しく受け止める。

観た後に、それを誰かに伝えたくなる。
しょせん、人間はこんなもんだと。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムチとムチ

2016-05-18 09:41:10 | 映画

TSUTAYAを更新すると、何か1つレンタルできるのだが、
特に見たいものが無かったので、迷った。

目に留まったのが、「セッション」。
スキンヘッドの指導者が、ドラマーを育てる音楽物だった。

原題は「WHIPLASH」で、
調べたら、「ムチのひも」という意味らしい。

「これ、どうですか?」と、店長に聞いたら、
「いいと思いますよ。アクション映画です。」
借りてみて、「なるほど。」と思った。

名門音楽学校の指導者、フレッチャーは、
期待しているそぶりを見せておいて、実に厳しい。
口は悪いし、演奏が気に入らないと、パイプイスをぶん投げる。

かつての教え子は、自殺に追い込まれ、
育てていた青年とはトラぶり、
再会して和解したかと思ったら、
ゾクッとするようなイジワルをする。

ようするに、芸術家は、
自分を強く主張しなきゃならない、負けてちゃダメだという話だ。

すごく良かった。 借りて正解。 これ、買うかも。

「店長、ありがとう。」
私は、わざわざ礼に行った。

それに比べて、同じ音楽物でも、
1100円も出して見た、「グランドフィナーレ」は、
映像美だけで、クソ面白くもなかった。

なのに、雑誌のコラムでは
評論家の点数が高いのが、全く分からん!!

金、返せ!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私はスキーに行かれない

2014-05-21 09:45:28 | 映画

久しぶりに、「私をスキーに連れてって」が観たくなり、
レンタル屋に、入会し直した。

なんせ、私が借りていたのは、
まだ、ビデオが置いてあった頃だ。

「私を―」は、唯一、
劇場に2回、足を運んだ作品だった。

当時は、ワクワクした。
ユーミンの歌もハマる、と思っていたら、
この作品は、「まずユーミンの歌ありき」で作られたらしい。

しかし、今観ると、それは、あまりに昭和だった。
アイテムだけでなく、会話そのものが。

三上博史、美し過ぎる。

この作品の沖田浩之は、すごく良いキャラだった。
今後、役者として期待できると思っていたのに、死んじゃった。
もったいない。

原田知世は、美人じゃないが、
それがいいんだろうね。

今、リメイクするとしたら、石原さとみかなと思ったが、
ちょっと違うんだなー。

三上博史の吹き替えで、
進入禁止コースを滑って行く人、
後ろ姿が、カッコイイ!!
ホレそう!

スキーは、スノボより、美しいと思う。

過去、10回未満のスキー歴だが、
もう一度、スキーに行きたいと、チラと思った。

しかし、今時のウェアも持ってないし、
行くまでの体力も、お金も無い。

だから、

私はスキーに行かれない。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありえへんLIFE!

2014-04-16 09:32:32 | 映画

映画「LIFE!」を観た。

いきなり妄想が始まって、いきなり現実に戻るので、
シーンとすると、心臓が止まりそうになる。
この時の脳波を調べたら、すごい事になってたと思う。

主人公目線で、画面に入り込むと、
外国人キャストが、日本人に思えてくる。
自分が、その国に住んでいる気になると、
外国って、改めて野蛮だと思う。(笑)

ベタな笑いが、妙にウケる。

デカいブーツ型のグラスに入ったビールを飲みながら、
ヘロヘロになったオッサンが、
「これから、ヘリで、無線の部品を届けるから、おまえも乗っていけ。」とか言う。
「それで、操縦するんかい!」と、ツッコミ入れたくなる。

主人公は、もちろん断るのだが、
妄想の彼女が出てきて、
突然、アコースティックで歌い始め、彼を勇気づける。

この時に、彼女が歌っていた「トム少佐」っていう歌が、すごく良い!
でも、どういう歌だったかは、覚えていない。(笑)

妄想の彼女の歌のせいで、
ヘリに乗ってしまった主人公が、部品と共に海に落とされて、
サメに襲われるのも、ありえへん。

だが、アイスランドのロケーションは素晴らしく、
臨場感があって良い。

カメラマンを探しに、登る雪山で、
途中シェルパと別れ、1人進むのだが、
私はここで、劇的な孤独に、さいなまれた。

ああ、植村直己は、よく耐えられたな、と思った。
ガガーリンは、よく1人で宇宙に行ったな、と思った。

すっごく淋しい。
主人公は、へっちゃらで登って行ったけど。

彼に乗り移った私は、
とにかく、「ワッ!」と思う事の連続だった。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ 愛情

2013-02-07 10:43:06 | 映画

ジャン・バルジャンを演じるのが、
ヒュー・ジャックマンだと知った時、
ピッタリジャンと思った。
デカイし。 強そうだし。

ウルヴァリンが好きだから、
彼の出演作品は、なるべく観ているのだけれど、
子供の頃、「ああ無情」は、読んで知っているし、
今回、ミュージカル映画なので、観る気はしなかった。

でも、誘われて行ったら、泣けた。
今更、内容にではなく、
ヒューの歌が、上手かったから。
さすが、トニー賞!

全ては銀の燭台から始まった

司教が、彼をかばったのは、
それが、司教の役目だったにすぎない。
だが、善意は、「ペイフォワード」のように連鎖し、
彼は、シャバで生きるチャンスを与えられた。

彼が、8年で市長になったのも謎だし、
過去がバレて、コゼットを連れて、逃亡した後も、
裕福になっていたのが、不思議だが…。

かつて、彼に助けられた男が、
「市長!」と呼んで、かくまったのには泣けた。
まさに、情けは人の為ならず。

歌えば愛もキザではない

エポニーヌが、愛するマリウスを、コゼットに会わせたり、
ジャン・バルジャンが、コゼットと恋仲の、マリウスを助けたりして、
自分の大切なものを、奪おうとする相手に協力する。
それほど、愛する人の幸せを願う。
そんな事、普通はできない。

この話は、無情ではなく、
愛情に、満ちあふれている。

リアルに「レ・ミゼラブル」

面談で、思わず担当者に、
「あなたが死神に見える。」と言ってしまった。

職場の人間を増やして、
又、働く条件を変えようとしている。
永い間、真面目にやってきた人間が、
一瞬にして、いらなくなる。

やる気、無くすよ。

どうせ、あいつらは、上からの命令で、
自分の仕事だけ、やってりゃいいんだろう。
だから、誰も優しくなんかない。

私まで、解雇されたら、どうしよう。
考えただけで、不安で死にそうになる。

今更、他へ、面接に行く気力も無い。
だって、今の仕事が好きなんだから。
あの人にも、二度と会えなくなってしまう。

語っても解決しない世の中

男やもめに、ムキになって語っただけで、
「可愛い~。」と言われたり、
親しくもない近所の人に、中立な意見を言っただけで、
「人柄がよく分かって…。」と褒められても、重いだけだ。

いくら、客観的な私でも、本当に、本当に、
人のセッカチさと、自分勝手さに、ウンザリしているんだよ。

だけどね。
福島から、家族がバラけて、生きているデータを見たり、
遺影写真を撮らされて、戦争に行った人を思うと、
何で私は、こんなにビビリなの、って思う。

日本でダメなら、ゴリラの群れに入ると言う、
武井壮には、ほど遠いメンタルだ。

食欲も無い。
TV見て、笑ってる家族が、うらめしい。

先日、見たドラマ。
太った三浦友和に、胃がんで死ぬ役は、おかしいだろう。(笑)
「海猿」で鍛えた体で、伊藤英明が、
ちょっと悪い役をやるのは、カッコイイ。

でも今、雇用の問題は、
ドラマ見て逃げられる程度の、不安じゃ済まされない。
私は、TV見てても、うわの空だ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

段取リズム

2012-06-06 11:08:42 | 映画

ドキュメンタリー映画「エンディングノート」で、
自身の死を、段取ろうとするお父さんは、
面白いが、勝手な人である。

仕事一筋で生きてきて、リタイアしたと思ったら、
別居して一人暮らし、週末婚を始めた。
又もや勝手に、死にゆく夫に、
イラッとする奥さんが、気の毒だ。

母親は、一人暮らしの94才。
69才の息子から、死に際に、
携帯でお別れを言われ、戸惑っただろう。

そもそも、段取りばかりしてきたから、
ストレスで、ガンになったんじゃないのか?

1年ごとの定期健診で、いきなり末期だなんて、
定期健診のイミあんのか?(笑)

なぜ、胃ガンで、アワビのフルコースが食べられるのか。
同じ病で死んだ人は、ウイダーインゼリーを、
30分かけて食べていたと、聞いたが。

諸葛孔明じゃあるまいし、
死後の事まで段取るのは、よろしくない。
残された者が、プレッシャーになるだけだ。

私だって、「もしも」の時の指示や、
物のありかは、書いてある。
でも、このお父さんのような、エンディングノートではない。

写真は好きだが、動画は生々しいので、残したくない。
後から見て、辛いだけだ。

段取ると、よけい悲しくなる。

やはり、前向きな死など無く、
夫婦の最期の会話には、段取れないほど、涙が出た。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生トワイライト

2012-03-19 10:41:39 | 映画

ヴァンパイア映画「トワイライト」シリーズ、
やっぱり、今回も観てしまった。

心地良い、レトロなサウンドが流れ、
「守る」、「殺す」、という言葉が、くり返される。

ベラのメイクが、アカ抜けてきちゃった。
彼女は、少しどん臭い方がいいのに。

ジェイコブは、ベラつながりなら、
相手が赤ん坊でも、一目ボレか?
「刻印」って、「運命の人」みたいな意味だよね?

母性って、本当に、女ならではの本能だ。
男どもに、「ソレ」呼ばわりされると、
ベラの子供と言えども、腹立つ。

そうは言っても、子供嫌いな私は、
隣のガキが走り回ると、
うるさくて、本当にイライラする。

育児放棄で、2人の子供を餓死させた、若い母親が、
懲役30年の、実刑判決を受けたが、
逃げてもいいから、
「せめて人の多い場所に、置き去りにしていたら…。」と思った。

母性のある、女の方がむしろ、
子供の死よりも、彼女の精神を、哀れむ。

「好き」とか「嫌い」は、頭で考えていても、
「守る」、「殺す」は、誰もが持つ本能ではないか。

本能は、揺れている。
守るべきものを、殺したいと思う瞬間もある。

ベラとエドワードのハネムーンなんて、絵空事だと思っていても、
恋していたかった、あの人を信じていたかった、という気持ちを、
忘れたくないから、観に行ったのかもしれない。

今はもう、「守る」ものが、思い出せない。
毎日、何かに、腹を立てている。
心の中でだけ、「殺す」と思ったりする。

ドラマを見て笑っても、周りを見て笑う事は無い。
私自身を、哀れむ。(泣)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメディ映画「リアル・スティール」

2011-12-19 10:06:47 | 映画

X-MENでファンになった、ヒュー・ジャックマンが出てるから、
楽しみにしていた「リアル・スティール」。
中山ひでちゃんが、泣いてコメントしてたから、騙された!

何がだ!? どこが感動だ!?

出来の悪い父親と、
11才のくせに、異常にメカニックで、でしゃばりな息子が、
ロボットゲームを、楽しんだだけじゃんか。

全体的に、メンタル描写が雑。
埋もれたアトムの腕に、引っかかって、助かったマックスが、
「恩人だ。」と、持ち帰ろうとするところは、良かったが。

やたら、日本的要素を入れた事で、
作品が、チープになっている気がする。
日本人を、ナメてんのか?

ロボットが、暴力的なんじゃない。
観客の狂喜が、恐ろしい。
やっぱり、アメリカ人は野蛮だ!!(笑)

チャーリーが、最後に、
シャドウ・システムで戦うのは、目に見えていたし、
ゼウスまで、マニュアルで戦い出したのは、とんだ茶番だ。(笑)

ただし、この作品の裏テーマが、

オートマチックより マニュアル、
ロボットより 人間の方が、面白い!

と言う、コメディ映画であるなら、成功していると言えよう。

映像とサウンドは、エキサイティングだったが、
感動には、ほど遠い。

しかし、ゼウスのオーナーのファラが、
フィギュア的美人だったので、許す。(笑)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冷めたポテトが1本

2011-05-18 10:43:19 | 映画



レディースデイに、映画を、2本観た。
チケットに、ポイントがついてきた。
ポイントの利用方法は、料金はそのままで、
劇場で飲食する商品の、サイズを大きくできる、というもの。

私は、キャラメルポップコーンのRサイズを、Lサイズにした。
そうしたら、バケツのような容器に、山盛りのポップコーンが!
恥ずかしい。 持ちづらい。

結局、観ている間に、全部食べたが。
あまりに容器が大きいせいで、飛び込んでしまったのか、
冷めたポテトが1本、混じっていた。(笑)

「八日目の蝉」、「阪急電車」を観た。

前者は、ドラマで見て、内容を知っていた。
井上真央は、複雑なキャラを、魅力的に演じていた。

後者は、可もなく、不可もなし。
ただ、中谷美紀が、イジメられても毅然としている少女に、
「あなたを見て、カッコいいと思う人は、必ずいる。」と言った事に、涙した。

中谷美紀も、私も、その少女に、孤高の自分を見ていた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする