ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

ハロウィンパレード

2008-10-30 16:08:25 | Weblog


ハロウィンパレードを、初めて見に行った。
やっぱり日本人には、ハロウィンは馴染まない気がした。

イカれた外人は、どんな変な格好しても、楽しんでいる様子だったが、
日本人は、よくわからないまま、他国の習慣を受け入れているだけって感じ。
仮装も、コミケのコスプレの方が、バリエーション多いし。

ケルト人の収穫感謝祭、万聖節の前の晩、精霊や魔女が出てくる…。

魔除けだったり、何かを祝ったりするのなら、
地方でやっている、日本独自の祭の方が迫力がある。

「やらされてる感」がいい

ただ、その中途半端な中にも、面白さはある。

自分は、何の仮装もしていないのに、
バッチリ着飾ったハロウィン猫を、肩に乗せていたオバサン。
従順な犬と違って、丸く目を見開いた猫の表情は、
「ニャンで私が、こんニャ格好しニャきゃニャらニャいの?」と、言ってるみたい。

「駅前で、ジャック・スパロウそっくりの人がいた。」と、連れが言うので、
広場で探したら、それらしい人がいて、写メを撮らせてもらった。
単に無愛想なのか、クールになりきっているのか、
笑いもせず、一言も話さない中年男性。

後から連れが、
「もっと痩せてたし、ドレッドヘアもすごかった。やっぱり違う。」とか言うし。(笑)
(でも、その男性もすごく似てたし、それほど太ってなかったからいいけど。)

パレードが始まったので、よく見える通りに先回りした。

ガンガン流れる音が近づいてきて、楽しみにしていたら、
先導車の近くにいる人達だけが、盛り上がっていて、
後ろに続く人達は、ダラダラ歩いているだけだった。(笑)

その中に、カブト虫の子供がいたのだが、
背負わされている物が重いのか、
うつろな目で、前かがみに歩いていた。(笑)

不気味な顔のアンパンマンは、もう1つの頭を抱えていて、
アニメでも、顔をちぎったり、すげ替えたりするアンパンマンの特徴を、
うまく、ブラックジョークにしていた。(笑)

ジャック・スパロウのミニチュア版(幼児)は、可愛かった。
日本でも、子供だけはハロウィンが似合うと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユキヤマ

2008-10-30 15:20:10 | 

解けない ユキのように

かたくて もろい 恋


雪山を 見上げるように

近寄せず 近寄れない 心


その美しさだけを 見て

その冷たさを 知らない



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドキンちゃんになりたい

2008-10-25 16:00:40 | Weblog


ドキンちゃんはいいな。
あの人に「好き」って言われて、「可愛い」って思われて。
ドキンちゃんになりたいな。
でも、ドキンちゃんも、しょくぱんまんに片想いなんだよね。

マスコット買って、あの人の前で、チラつかせてみる。
笑っているあの人は、少し引いているかもしれない。
こんな事しかできない、自分がくやしい。

Mちゃん、私はあなたが嫌いになりました。
あなたの企てに、彼を誘わないでよ!
イライラするんだよ、はしゃいで話してる声を聞くと。

あなたは彼を、好きでも何でもないでしょう?
彼女達より、ムカつくの!

Mちゃん、もう彼に 近づかないで!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイスミドルの黄昏

2008-10-25 15:32:14 | 音楽


職場の関係者が、バンドのベーシストで、
素人音楽祭の決勝大会に残ったと言うので、見に行った。

ナイスミドルと冠しているだけに、
その演奏は、昔の焼き直しのサウンドや、ファッションだったりもするが、
そのユルさを、年配者の誰もが楽しんでいるようだった。

私には、それが少し不満だったが、
もっとも彼らの今の感性で、
オリジナリティのあるものを作る事じたい難しいだろう。

各賞とも、場慣れしたバンドではなく、
素人としてうまい、という基準で選考されたように思う。
受賞したあるバンドでは、、次の日の仕事に差し支えるからと、
発表時には、すでに帰ってしまったメンバーがいた、というから笑えた。

いかにも本業の片手間にバンドやってる、という抜け感が、
オヤジ達には心地良いのだろう。
もはや、ムキになる体力など無いのだ。

もうこれ以上、戦えない

三浦和義氏が、留置所で自殺したのには驚いた。
事件の真相はどうだったかと言うよりも、単純に暗い気持ちになった。

夏目雅子の病死と、時期を重ねて報道された、逮捕時は30代、
十数年拘置された後、無罪判決。

見た目やパフォーマンスが、派手で強気な三浦氏ではあっても、
60代ともなると、今更な逮捕で、しんどかったはずである。
帽子のロゴが「バイバイ」の意味であったかどうかはともかく、
もう一度、良枝さんを待たせたり、
裁判で争ったりする気力は、実際、残っていなかったのではないか。

ミドルに残された時間は、わずかなのだ。
やり直しはできない。

取材に訪れたカメラに写し出された、
「フルハムロード ヨシエ アゲイン」の窓の、
「ミラクルジーンズ」の文字に、なぜか興味を引かれた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オトコ」は上越にはいない

2008-10-25 14:49:20 | おでかけ


先日、上越のT駅近くにある、Bar「Z」に行って来た。
誕生日だからと、久しぶりに連休を取ったので、
遠出しようと思い、ペンフレンドの女性に会いに行った。

実は、彼女に会う為というよりも、
彼女の手紙に頻繁に出てくる、そのBarに行ってみたかったのだ。

30分遅れでやってきた彼女は、薄いメイクと、娘のお下がりのチュニック、
ボブの後ろ髪をはねさせている、油断した主婦だったが、(笑)
しっかりした話し方の、知的美人。
写真で顔はわかっていたし、4年間の文通で、初めて会う気はしなかった。

店は、思っていたより内装もオシャレで、料理は見た目も美しく美味しかった。
お互い、手紙の内容のほとんどを占める、
それぞれの「オトコ」の事で、5時間話し込んだが、
カクテルに酔えなかったせいもあって、
私が、日常から持ち込んだストレスも、
彼女の前では、笑い話になってしまう気がした。

自由人の私は、彼女に会うのはBarでだけ、と決めていたので、
次の日は、見つからないお土産を探して、
閑散とした城下町を1人歩き回り、昼過ぎには高速バスに乗り込んだ。

お酒の情報をくれた人と、勤務代行してくれたYさんにだけは、
お土産を買っていこうと思ったのだが、
日持ちする適当な良い物が、現地では無くて、
SAでの、わずかな休憩時間で選んだ。

職場でYさんに渡すと、喜んではくれたが、驚く事を言われた。

「たくさん友達がいるのねぇ。」

その怪訝そうな表情は明らかに、
私には「上越にオトコがいる」と思ったようだった。

私は親しくない人に、プライベートな事を知られたくない。
1人で遠出した事さえ、彼女に口止めしたから、
かえって怪しまれたのかもしれない。
でも、何がキッカケで知り合ったペンフレンドだと、
正直に言っているのに、疑うなんて…。

正直、ウザイ。

しかたなく後日、Barで撮った写真を見せて、相手は女性だと証明した。
親しいYさんでさえ、そんなふうに思うのだから、
他の人だったら、何を言われるか…。
職場の人間の噂好きに、改めてウンザリした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れのアイスクリーム

2008-10-09 14:14:39 | Weblog


荒川静香の事が好きだった私が、彼女が食べていた、
「コールドストーンクリーマリーのアイスを食べてみたい。」と思っていた頃は、
その長蛇の列と値段の高さで、並ぶ気にもなれなかった。

最近は、以前ほど行列ができていないので、
少し贅沢と思いつつも、食べる事にした。

メニューを見て、決めかねた。
ベースのアイスの種類や、混ぜてクラッシュさせたい物に迷ってしまい、
初めて食べるというのに、スタッフに相談して、全てチョイスにしてしまった。

ショーケースの中に、メニューには無い「アールグレイ」のアイスがあったのだ。
それをベースに、ストロベリー、アーモンド、シナモンを入れて、
ストーンの上でクラッシュし、ワッフルボールに入れる。

だが、思ったよりアイスは少ないし、ストロベリーは1粒だけ、
スタッフの勧めのシナモンなんて、しょせんタダの粉じゃないかっ!
それらと、ワッフルボールを合わせて590円、高っっ!
お弁当が買えてしまう…。

うーん、おいしいけど、
これなら「サーティーワンでもいいかな。」という感じ。
でも食べたいと思ってから、数年たった今、
やっと口にした事に、とりあえず満足した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーゼは生きている

2008-10-04 13:52:08 | Weblog


職場に向かう途中、オフィス街の高速道路の下、
モーゼ(劇団ひとりの「陰日向に咲く」より)は、
いつも同じ時間、同じ場所で、
毛布をかぶって、小刻みに歩いている。

「衣食住」足りる人が、先日死んだというのに、
年寄りのモーゼは、何て長生きなんだろう。
時がユックリ流れているのかな。

最近、下肢静脈瘤とホルモンバランスの悪さから、脚がむくんで、
お酒飲んでも、食べ過ぎても、お腹がすぐに張って、だるくなる。
ヤバイなー。

口きかない人が増えて、ストレスは溜まるし、
好きなあの人に会える日は苦しい。
体調は、ますます悪くなるばかりだ。

嫉妬もすごい。
どんな女も、あの人に近づいてほしくない。
可愛い子は、いいな。
あの人の好みになれたらな。

でも、よく考えると、私にも容姿の好みがあって、
目が細すぎる人には興味持てない、って事がわかった。
しん坊さん、カンペイ、波田陽区、職場のS村さん、とか。
ごめんなさい。
私、勝手だね。

「…我、○十にして心を動かさず。」
確かにそうなんだけど、そうでもなくて、イライラするよ。
ただの嫌なヤツだと、思われてるんだろうな。

それでも、ポーカーフェイスの私は、
今日も、モーゼのそばを、避ける事なく通り過ぎる。
何て、嫌なヤツなんだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NO USE FOR リビングニーズ

2008-10-02 13:11:00 | Weblog


ホスピスに入った父親は、肝臓がんで、
その娘は、6月に挙式を控えていた。

「医学的にも厳しい。」と説明する医師の言葉は、優しくも辛らつで、
うなずく父親は、朦朧として痩せた顔とは不釣合いにも、
腹には腹水、脚は象のように腫らしていた。
肝臓に腫瘍があると、リンパの流れが悪くなるそうだ。

介護士は家族に、「写真だけ先に撮ったらどうか。」とアドバイスする。
でも、それを告げる事は、
「あなたはその日まで生きられない。」と宣言するに等しい。

曖昧な笑顔のその人は、
「挙式にも出られたらいいんだけど…。」と付け加えながらも、
残酷な提案を、家族の代わりにサポートする。
そして父親はただ、無表情に涙を流して、静かに言った。

「がんばります…。」

私が、TVを見ていて泣いたのは、
彼の命が、挙式までもたないからではない。
彼は「写真を撮る事」さえ、
「がんばる」と言わねばならない状態だったという事だ。
父親はせめて、「写真を撮る日」まで生きなければ、と思ったのだ。

先日、「保険料が高くなるわけじゃないから。」って、外交員が来て、
リビングニーズ特約つけたんだけど、あまり意味ない気もする。

先日、亡くなった知人もそうだけど、
闘病する間もなく、死んでしまう人もいるし、
余命半年なんて診断された時に、本当にお金を有効に使えるのかな。
結局、治療や介護の為の何かに充てるのが、
関の山なんじゃないのか。

体が動くうちに、お金を使おう。

私は、上越行きを決意した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする