ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

泣く男 迷う女

2010-08-27 12:06:39 | Weblog


離婚して遠方から戻った友人に、久しぶりに会った。
私の方が、フケているかと思ったら、
彼女の方が、年相応に枯れていた。

確かに「女を感じない。」と言われても、
しかたないかもしれない。

昔は、ドライでクール、サバサバしていたのに、
まるで人が変わったように、覇気が無かった。
今でもオシャレだし、優しい感じにはなったが、華が無くなった。

話を聞くと、センチメンタルな元ダンナは、
すぐ泣いて、彼女を振り回す。
(コキンちゃんみたいだな。)

お互い、相手の反応に期待して、
答えを出さないまま、別れてしまった感じ。

いったい どうしたいの?

男っぽくて、カッコいいあの人とは、大違い。
私だったら、最初から付き合ってないタイプの男だ。

「別れて正解。」と言いたいところだが、
彼女が、まだ彼に、情や未練がある限り、
考えを押し付けるわけにはいかない。
本人の、したいように促す。

ショッピングモールをウロついて、
帰ろうというところで、立ち話になった。
彼女は気にして、佐世保バーガーをおごってくれた。

前から食べてみたかった。
高いだけあって、ちゃんとビーフの味がする。

「話したい事、話さないと、おごってくれてるのに、損しちゃうよ。」

昼間入ったスタバでは、人が近くて、
「離婚 離婚」なんて、繰り返すのもどうかと思い、
別な話をしていた。

夕方のフードコードの騒がしさが、
深刻な話を、かき消してくれた。

疲れの矛先

子供のサンダルが挟まって、有名なエスカレーター。
下りレーンを、2人で横に並んで立っていたら、
後ろから歩いて来る人に気づいた、斜め後ろに立っていたオバサンが、
「左に寄るのが礼儀でしょ。」だとか何とか、言ってきた。

普段から、この間違ったマナー、
いや、ただの習慣に、腹を立てていた私は、
ここぞとばかり、振り返って怒鳴った。

「エスカレーターは、歩くもんじゃないでしょっ!!」

それは、最近のイライラの、全てをぶつけるような勢いだった。
怒れる分、私は彼女より、元気がある。(笑)

歩いて下りて来た通行人は、
何も言わずに、私の横を通り過ぎた。
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職場の東京スカイツリー

2010-08-23 13:39:55 | Weblog


私を、人間不信に陥れたHさんが、
久しぶりに、メモをよこしてきた。

「今度、お茶でもしませんか?話す事もタマってるし。」

ずいぶん前に誘った時は、忙しそうにしていたくせに。
シフトが変わった今、私の方が忙しいんだよっ!

彼女は、マイペースで綺麗事も言わず、話しやすかったので、
かつては親しくしていたが、私の味方のつもりで、
ルール違反の事を、言うクセがあった。

「○○さんが、あなたの事を、こんなふうに言ってたよ。」

それを聞かされた私は、ムカついて、
言った本人と話せなくなり、その理由を言えるはずもなく、
そればかりか、別な人にも不信感を抱くようになり、
とうとう、誰とも話さなくなってしまった。

特に「あの人」との噂は、許し難いものだった。
その頃、職場ではもう、あの人に接近してもいないのに、
「しつこい」と、言われていたからだ。

詳しく聞こうとしたら、「よく覚えてない。」と言う。
何て、無責任な情報だ!(笑)

心あたりは、あの人しか知らないはずの、私のメール。
だから私は、あの人さえも疑ってしまった。

今だってそうだ。
男の家から出勤する彼女が、あの人と復活したのではないかと疑い、
あの人が、私の話を、元カノにしゃべっているのではないかと思ってしまう。

答えなど無いとわかっていても、メールで聞きまくりだ。
だから、よけい嫌われる。

こうやって、心無い情報は、人間関係を崩壊させていくのだ。

カツラ、 ラーメン屋、 たばこデブ

これが、三大ネットワークだ!
おしゃべりバカ女は、他にもいるが、
広めたい事があれば、このうちの1人に言っておけばいい。

東京スカイツリーより、電波飛ばすぞ!

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ビール目当てに工場見学

2010-08-19 15:03:20 | おでかけ


横浜の、キリンビアビレッジに行った。
予約して、所要時間70分。
見学した後の、20分間の試飲が目当てだった。(笑)

予約時に、
「(お盆だから?)メンテナンスで、工場のラインが休止中の為、
映像でのご案内になりますが、いいですか?」と聞かれたが、
「かまわない。」と答えた。

しかし、よく考えてみたら、
映像で見るなら、テレビで見るのと同じでは…。(汗)
ラインが停止している工場なんて、面白くない!(笑)

朝一の見学だったが、早く着き過ぎて、
掃除のオジサンに説明したが、中で待たせてもらえなかった。
暑い中、歩いて来たのに、外で待ってたら死ぬわっ!(笑)
駅近くまで戻り、コンビニで時間つぶした。

1タンク、1日1本、1人で飲んだら4000年

ガイドのお姉さんが説明してくれる、
映像で見た、稼動する工場の様子は、速い!多い!
ぜひ、生で見たかった。

試飲は2杯まで。
樽詰めで、サーバーから注がれるビールは、苦くなくて美味い!
空腹で、酔っ払った。

敷地内のレストランで、お食事。
元々、友人に「肉が食べたい。」と話したら、
ここに来る事を、提案されたのだ。

ステーキが良かったが、無いので、
ランチメニューの「カルビ丼」にした。
さっきの試飲のビールと一緒に、食べたかったよ。

ゲプッ!
外、暑っ!

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ゲゲゲという生き方

2010-08-19 12:37:12 | おでかけ


先週、銀座松屋の「ゲゲゲ展」に行って来た。
NHKのドラマの反響で、会場はオープンするなり混んでいた。

水木さんが語っている映像が流れていたが、
何だか、岡本太郎に似てきた感じ。

皮肉にも、片腕が無い事が、
妖怪漫画家としての神秘性を、際立たせている気がする。
本人も、「半分妖怪で半分人間。」って、トーク番組で言ってたし。(笑)

水木さんて、片腕が無くても、
本当に、それを意識させない、
(肉体的悲愴感も、戦争時の苦労も感じさせない)
ヒョウヒョウとした人なのだよね。

私が学生の頃、直に会った事あるんだけど、
講義の内容は、覚えてない。
「こんな小さな学校に、あの鬼太郎の作者が来るなんて!」と驚いたけど。

私が、「ぬりかべに会ったって、本当ですか?」って質問したら、
困ってたような気がする。(笑)
(戦争中、壁のような物に行く手を阻まれたって本人談)

終わった後、サインもらった記憶があるなぁ。
確か、ねずみ男を描いてくれた。(笑)
今度、探してみよう。

「ゲゲゲの鬼太郎」は、子供の頃、本放送を見ていたけど、
鬼太郎、カッコ良かったよね。
他の妖怪も、個性がハッキリしていて、
今にしてみれば、「X-MEN」みたいだなって思った。
それぞれの能力を生かして、戦うところなんか。

ゲゲゲ展のフロアには、深大寺の「鬼太郎茶屋」が出店していて、
目玉オヤジ入りの、あんみつを食べた。
店員のシマシマのサロンは、腰から下のギャルソンタイプなので、
チャンチャンコのイメージというより、みつばちハッチみたいだった。

グッズ売り場には、思っていた以上の種類の商品があり、
購買意欲を、そそられた。
一反もめんのマグカップや、鬼太郎Tシャツを買った。

敗走記

翡翠さんのブログで、紹介されていた自叙伝、
「ねぼけ人生」を、図書館で借りて読んだ。
大きな文字の上下巻。

戦時中の話は、興味深い。
水木さんの話は、壮絶の中にも面白さがあるが、
本当に、よく生きて戻れたと思う。

最前線から、中隊に逃げる時がすごい。
どうして、逃げる方向が分かるのか。
銀座でも迷う私は、まず方向音痴で死ぬだろう。(笑)

しかも、体力がある。
長時間泳いだり、夜間に移動したり。
この時に、腕を失っていたら、死んでいただろうが。

しかし、ここでも、片腕である事が、
水木さんにとって、マイナスに働いていないのだ。
片腕を失った事が、傷病兵としての帰国につながり、
楽園の土人達は、この腹を空かせた、片腕の日本兵が、
自分達の食べ物を、全部食べてしまっても、
何だか、放っておけなかったのではないか。

水木さんだって、病気や空腹で死にそうな時に、
パパイヤやバナナを持って来てくれた土人達の事は、
一生、忘れられないだろう。

「7年後に又来る。」と言って別れたが、
実際、再び訪れたのは、26年後だった。

楽園も近代化され、恩人のトペトロも忙しくなってしまった。
上巻で、「気の利く土人の美女」として書かれていたエプペが、
下巻では、「強欲ババア」になってしまうのが、おかしかった。

本音に愕然とする

中には、ハッとさせられる文があった。

「人間が生きているということには、
自分の力以外に、どんなものの力が作用しているか知れない。」

「とにかく長年の貧乏は、
あの半死半生の目にあった戦争よりも苦しいほどで…。」

「なにしろ四十すぎまで、ごらんの通りのドキドキ人生だったから、
外面は平気そうにみえても、内心生きた心地がしなかった。」

水木さんでさえ、これが本音なのだ。

戦争体験者は皆、現代には「恐いものなど無い。」と言うし、
私も、「そうだろうなぁ。」と、思い込んでいた。
だから、水木さんにとっては、
「貧乏なんて何でもない。」のかと思っていた。

しかし、現実を生きるという事は、
いつだって本当に大変なんだと、改めて思う。

それでも、「よく寝て、よく食べて、無為に過ごす」のが、
水木さんの、長寿の秘訣なんだろうな。

コメント (2)
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お疲れ様

2010-08-04 15:38:58 | Weblog


どう、思ってるんだろ。
私が、あの人の幸せを喜べない事を、あの人は。

忘れた頃に送るメール、
「今、側に女がいる?」なんて聞いて、
イラッとしてんだろうな。

私の事、しゃべってほしくないのよ、彼女には。
側にいても、いなくても。

私を嫌う、あの人の笑顔なんて、
信じられるはずないでしょ。

何でもない、仕事の話ならいいんでしょ。
だから、「お疲れ様。」って言いたい。

好きだから、憎いのよ。
悔しいから、しつこいのよ。

疲れてるのは、私の方よ。
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