中国四川省大地震が起こったその日、
出勤途中の電車の中で、警告音が鳴った。
それと同時に、ほとんどホームに到着していた電車は、
定位置の少し手前で停止した。
今まで聞いた事もない音だったので、緊張していたら、
まもなく、車内アナウンスが流れた。
しかも、とても淡々とした声で…。
「ただいまから地震が発生いたします。
つり革、手すりにおつかまり下さい。」
「へっ?」
すでに地震が起きたから停止したのではなく、
「これから」と言ってるのだ。
「こわっ!!」
しかも、この電車は、地震予知装置と連携されていたのか?
知らなかった。
地震が起きるなら、ドアを開けておいてほしいと思ったが、
いろんな意味で、危険だから開けないのだろう。
まもなく、
「安全が確認されましたので、ただいまから○○駅を、
3分遅れで発車いたします。」
何事もなかったように、運転は再開された。
地震警報は誤報だったらしい。
これは、午前10時過ぎくらいの事だったが、
この日の午後、四川省で大地震が起こったのだ。
日本では揺れなくても、この時、地震予知装置は、
地中の奥深い何かに、反応していたのではないか?
不思議な事に、1ヶ月くらい前から、うちのテレビは、
「いったん消して、何時間かたってから又つけると、チャンネルが変わっている」
という現象が起きていた。
今までテレビが壊れても、こういう現象はなかった。
最近、小さな地震が続いていたし、
磁場か何かの変化で、そうなってるんじゃないかと思って恐かったのだが、
なぜか四川省の大地震の後、その現象が直ったのだ。
うーん。
これって、うちのテレビは予知してたって事じゃないのか?(笑)
本当の因果関係はわからないが、恐い。
大地震が起こる前は、必ず何らかの変化が起こっているに違いない。
以前、泊りがけの避難訓練に参加した時に、アドバイザーの講演で、
「ボランティアは、むやみに来られても困る」というような話を聴いた。
外部から人が流れ込む事によって起こる、混乱や迷惑だってあるのだ。
中国が最初、他国の救援を断っていたのは、
「道路が寸断されている為」だと言っていたが、
確かに、いきなり来られても、どこに詰めてもらうかとか、いろいろあると思うし、
決して、救援じたいを拒んでいるわけではなかったと思う。
日本に対して、一番最初に「来てほしい。」と依頼があったのは、
誇らしい事だと思うよ。
急いで救出したい、でも段取りは難しい。
大勢の人間を動かすのは、大変な事だよね。
ただ、中国旅行した時に体験したけど、
場所によっては、順番に並ぶマナーが無かったから、
物資を配る時に、混乱するとは思うけど…。