雨降りの日に、
あ・マゾンから、荷物が届いた。
「誰からですか?」
「あ・マゾンからです。注文しませんでしたか?」
思わず、突っ返した。
「えーっと、〇〇さんからです。」
(最初から、そう言えよ。)
洋酒瓶ほどの、大きさの物を、
コンピューターが入るくらいのダンボールに入れて来る。
洋服のタグのような、ペラペラのカードに、
プリントされたメッセージ。
電報より、ヒドい。
しかも、明細書が入っていて、
メッセージや包みのカラー指定が、
記号のように表記され、事務的なこと極まりない。
相手が誰であろうと、これでは喜びは半減する。
その気の無い相手に送るには、いいかもしれない。
あぁ、そういう事か!!(笑)
お礼を書きながら、
本当の気持ちよりは、少々大袈裟かなと思う。
TVで、
「Lineやらない人とは、一緒に仕事できない。
(電話でやりとりしない。)」と、言ってた男がいたが、
私も、
「そういうアンタとは、仕事したくない。」と思った。
忙しい人は、ネットで手配するしかないんだろうけど、
カードの文字くらい手書きでないと、興ざめするよ。
でも、ネット注文だと、手書きなんかできないもんね。
改めて、手書きのすごさが分かる。
私は、手書きの持つパワーを、誰よりも知っている。
リキュールを少し飲んだら、胃にもたれた。
どうやって、飲めばいいのか。
何から何まで、私の事など考えていないのだろう。
心も体も、私はいつも消化不良だ。