私は、イジワルな人が嫌いだ。
だから、嫌な事をされても、
根には持つけど、仕返しはしない。
だが、年を取ってから、
少しは、気づいてもらいたくなった。
親しい友人だって、完璧じゃない。
「えっ?」って思う事もある。
たぶん、お互い、そうだろう。
それでも嫌いにならないから、友人なんじゃないか。
つくづく、私は、
バカにされるのが、嫌いなんだと思う。
だから、自分も、他人に対し、
無礼にならないか、平等であるか、
意識するようにしている。
メールは、Re:をつけて返さない。
(そもそも、返信機能は使わない。)
返事であっても、タイトルは変える。
返事してやってる感が、嫌だからである。
綺麗事は嫌いなので、定型文の挨拶はしない。
丁寧に挨拶していれば、
良好な関係だと思ってるなら、大間違いだからな。
しかし、返信機能がある限り、
Re:を気にする人は、少ないだろう。
切手
頭が良くて、おおらかで、
一流企業に永年勤務している、自慢の幼なじみが、
以前、ハガキに、
50円切手と、2円切手6枚を、貼ってきた事があり、
それが、2回続いた。
(1円足りない事に、今気づいた。)
料金改定があり、端数を足すのはしかたないにしても、
絵ハガキを使い、反面に、宛名と文が書いてあるのに、
紙面の4分の1を埋める切手は、見苦しかった。
正直、私は、少し不快だったのである。
合理的なのは分かるが、
仕事でも、こういう事をしているのか?
いくら友人でも、ちょっと失礼じゃないか。
ネットで、切手を貼る枚数について、調べてみた。
★会社では、よくない。
★会社なら、ムダにせず使うべき。
★友人や身内ならよい。
★貼ってある枚数など気にしない。
様々だった。
しかし、思っていた以上に、
「気にしない」人の方が多いのが、意外だった。
記念切手ならよい、というのもあったが、
私も、記念切手は好きだが、
ここでは、枚数の問題について言及する。
会社であれ、個人であれ、
細かい端数を何枚も貼るのは、どうかと思うのだ。
ただ、その後は、
綺麗な記念切手1枚で、届くようになった。
しかし、この事は、頭の中に、ずっと残った。
身だしなみ
大人になってから、知り合った友人に会う為、
夜行バスに乗り、その人の行きつけのBarで、
待ち合せした事があった。
近所にも関わらず、遅れて来た彼女は、
誰のお下がりかと思うような服で、
後ろの髪の毛が、ものすごくハネていた。
近所だからか?
夜だったからか?
「初めて会うのに。」と、がっかりした。
ちなみに、彼女は美人で、
オシャレなカフェでランチする時は、
和服を着こなす人である。
好意的に接して来る人からも、
「私は、ナメられてるんだな。」と思う。
「気を遣わない相手だからだよ。」とか、
「近所だったからじゃないか。」とか、
「単に、面倒くさがり。」とか、言う人もいるだろう。
確かに、そうかもしれないが、
相手が、自分より上の人だったら、
そういう事しないでしょう?
カナダの友人が、帰国する時、
私は、「〇〇は、オシャレだから、会う時は服に気を遣う。」って、
本人に言うよ。
彼女も、「他の人も、言ってくれる。」って、
自慢じゃなく喜んでくれる。
それって、一目置いてるって事だからね。
お世辞じゃなく、実際、小物とか参考にするしね。
「親しき仲にも礼儀あり。」は、古いのかなぁ。
でも、私、そんなに怒ってはいないんだよね。
「油断してると、私は見てるよ。」って、言いたいのよ。
だから、切手に関しては、
ちょっと、仕返しをしてみた。
美術館勤務に、異動した彼女が、
招待券を送ってくれたので、行ったんだけど。
久しぶりだから、ドラマみたいに、呼び出した。
どこにいるのか、分からないけど、
大御所だから、平気かと思って。(笑)
ヘラヘラしながら、
「忙しいのに、ごめん。」と言った。
彼女に会えた事は、嬉しかった。
その時、彼女は、
残り2日しかない、別な美術館の招待券をくれた。←これは、どうよ?
私、行ったんだよ、次の日。(笑)
余り物で、どうせ行かないと思われるのが悔しいから。
行った事は、彼女に伝えた。
一緒に写真を撮ったから、手紙に入れて送った。
家にあった50円切手と、
郵便局で、30円切手1枚と2円切手2枚を、
わざわざ買って、4枚貼り付けた。
「彼女は、どう思うだろう。」
ちょっと、ワクワクした。
ところが、50円切手は、花嫁の絵柄の記念切手で、
30円切手は、キツネの絵柄。
まるで、キツネの嫁入りみたいで、
ストーリー性が出て、かえっていい感じ。
それに、たかが4枚。
仕返しになってないか。
7枚貼ってきた人が、気にするはずないよね。
もし、彼女が、イラッとしたら、
それはそれで恐ろしい。
私を、見下していたという事になる。
全部2円切手にするとか、極端な事ができない私は、
見苦しいのが嫌いなだけなんだ。
オシャレにしても。
もしかしたら、私は、
ずっと騙されていたのかもしれない、友人達に。
職場の人が、聞いてもいない他人の悪口を言う時、
言う方も言われる方も、どちらも嫌な人だなと思う。
親しい人は、思ったより、
あなたの事をナメてるよ!! (笑)