2リットルの下剤を飲むのは、キツかった。
しかし、溜まっていたモノを、この機会に出せて良かった。
先生が来る前に、看護師が言った。
「腸に空気を入れるので、我慢できなかったら、出していいですから。」
「えっ、それって、屁をこいてもいいって事ですか?」
「そうです。でも、出してしまうと、又、空気を入れなくてはならないので、
検査に時間がかかります。」
じゃあ、こかない方がいいだろ。
それに、先生に向かって、屁をこくのもなぁ。
腸が空だと、臭くないのかなぁ。
腸がポコポコする。
空気を入れているようだ。
しばらくして、
「全然、痛くないんですが、もうカメラ入ってるんですか?」
「入ってるよ。空気を入れ過ぎると痛いんだよねー。」
先生は、さりげなく、自分の腕を自慢したのかもしれない。
大腸内視鏡検査をした人は皆、
「痛かった。」と言うから、覚悟していたのに。
後日、周りの人達に話すと、口をそろえて、
「その先生が、上手いんだよ。」と言った。
結果、良性のポリープが1つあり、がん化するリスクは低い。
「取るなら、紹介状を書く。」と言われた。(検討中)
「憩室(けいしつ)」という腸壁のクボミがあり、
そこに、ウンコがハマると、炎症を起こして、
潜血反応が出たりするそうだ。
この穴は、気にしなくていいらしい。
「ポリープは1つだから、取ったらスッキリするよね。」
「1つだから?」
「たくさんある人は、取らない。キリがないから。」
どういうこっちゃ。
そっちの方が、がん化のリスク、高いだろ。(笑)
「がん、みつかっても治るよ。」
「じゃあ、何でみんな…。(死ぬのか?)」
「検査しないからだよ。」
え、そういうもんなの?
放ったらかしたら、いかんのね。
食事は、その日の夕方から可能で、
内容に制限は無かった。
言われた時間を待って、
COCO壱番屋のカレーを、食べる事にした。
「酒のツマミになる話」で、ダイアンの津田が、
「ココイチのカレー、いつも、唐揚げにナスの素揚げ、2辛を食べる。」
と言っていたので、マネしたくなった。
しかし、実際メニューを見たら、
すげー、カスタマイズできるので迷った。
「ダイアンの津田が、唐揚げにナスの素揚げが美味しいって、言ってたんだよね…。」
とつぶやいたら、
スタッフの若い娘は、それをスルーし、
「ご注文は、お決まりですか?」と、ロボットのように言った。
決まってるわけねーだろ。
辛さ「普通」は、いわゆる「中辛」だと言うが、
人によって、物によって、基準が違う。
私は、世間話が苦手そうな彼女に、
「あなたなら、どーする?」
「私は、辛いのが苦手なので…。」だとさ。
カレー屋で、辛いのが苦手と言われると、テンション下がるなぁ。
しかし、ココイチには、金さえ出せば、
「甘々」もあるのだ。
私は結局、フライドチキン(と書いてある。)カレーに、
ナスのハーフ(3切れ)をトッピング。
他は全て、普通のままにした。
ご飯は、減らしてもよかった。
味は、中辛より、やや辛い気がする。
メニューの写真の、無機質なトッピングのせいで、
今まで入る気にならなかったココイチだが、
インド人に評判がいいのと、
店の前を通る時の、スパイシーな匂いと、
ダイアンの津田の一言で、
「美味かった。」
後から、若い兄ちゃん達が、続けて入って来て、
ガッツリ系のメニューを頼んでいた。
カレーは、あまり失敗が無いから、みんな好きだよね。
ベースのカレーも種類があるので、他のも試してみたい。
しかし、何を食べるにしても、
胃腸が丈夫でなければ!!