NHKでやっている、
イギリス貴族の相続のドラマ、
「ダウントン・アビー」に、ハマっている。
このドラマは、1つ1つのセリフが、とても感慨深い。
時代もあるが、日本人じゃ、
とても、こういうセリフにはならない。
タイタニック事故で、
後継者が変わってしまった事から、物語は始まる。
伯爵には、3人の娘がいる。
長女にも、財産を継がせたいが、うまくいかない。
それでも彼は、
「私は、管理者であり、所有者ではない。
私は、私の仕事をしているだけだ。」と、長女に諭す。
館を手放し、財産を分散させる事なく、
次へ引き継ぐ事だけを、第一に考えているのだ。
客人に対する、使用人のミスも、
日本のドラマなら、厳しくとがめそうだが、
逆に、かばっている。
何て、育ちが良い!
従事する者達も、イエスマンではなく、
それぞれがプライドを持ち、上下関係なく、
自分の考えをハッキリ言う。
第一下僕のトーマスは、イジワルだが、
個々が、お互いをよく理解している為、
真実が追究される。
だから、見ていてスッキリするのだ。
時代物の衣装も、仕立てが良く、
特に、長女のメアリーが着ているドレスが、ステキ!
それにしても、いつからアンナは、
メタボで、杖をついたオッサンのベイツを、
愛するようになったのだ?
ブラックと正義は裏表
最近の日本のドラマは、人を落とし入れる事や、
復しゅうを、題材にしているものが多い。
目的の為には、手段を選ばない。
だが結局、仕返しは、自爆でしかない。
東京女子医大の、幼児死亡事件。
まるで、「アリスの棘」みたいじゃないか。
ますます、人間不信になりそうだ。
「BORDER」の小栗旬は、可愛かったのに、
なぜ、9回で終わってしまったのか。
しかも、あの終わり方は何だ!
「ブラック・プレジデント」は、
ブラックを扱いながらも、楽しめる。
それは、ブラック企業を、否定も肯定もせず、
考えを、個人にゆだねているからだ。
学生が中心になって、話が進むのも、明るい。
その学生と、ブラックでも大人である社長との、
ギャップが面白い。
「若いっていいねー。」家族は言う。
10代、20代は、元気がある。
流されながらも、もがいてる感がある。
年を取ると、流されっぱなしか、
イライラして、ぶん投げるか、どっちかだ。(笑)
若者は、浅はかでも純粋だ。
昔の自分を、思い出す。
思い出しても、取り戻せない。
やっぱり私は、人が嫌いだ。
白い顔をしたブラック人間が、たくさんいるからだ。
トキメキ・システム停止
先日、久しぶりに、あの人に会った。
二度としゃべる事は無いと思っていたが、
貧血で、ヨレヨレのあまり、誰かとしゃべりたくなり、
「おはようございます。」と、後ろから声をかけた。
タメ口で、2、3質問をしたが、
あの人も、タメ口で答え、
やがて、箱の中へ消えた。
周りに、おしゃべりバカが、いなくてよかった。
なぜ、話しかける事ができたか。
しかも、タメ口で。
単純に時間がたち、忘れたからではない。
私の体が、「トキメキ」というシステムを、失ったからだ。
つまり、全て、どーでもよくなっているのだ。
ああ、何て事!
良いドラマを見て、
どうにか心だけでも、活性化させたい。
今の私は、それだけで精一杯だ。