ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

越境シンデレラ

2009-06-24 14:04:05 | Weblog


駅前のロータリーに、白いMR2をみつけた。
こちらに向かって、ゆっくり歩いて来た、21年ぶりの彼は、
1.25倍くらい、エアーを入れた感じの体型になっていて、
学生時代の美貌の少年はどこへ、という感じだったが、
私は、自分がガッカリするよりも、
彼に、ガッカリされる事を恐れていた。

彼は、素足にサンダル、Tシャツに短パンで、
完全な休日スタイル。
私は、少しでも顔映りがいいように、
わざわざ黄色いカットソーと、花柄のストールを買い、
年をごまかそうとしたが、寝不足でかえってギャップが出た。(笑)

私は、彼のしゃべり方が変わってしまった事に、
とても違和感を覚えていた。
「本当に、気を遣わないでいられるんだよ。」と、彼は強調したが、
日々のストレスによる、病的なものではないかと思うほど、
表情が無くなっていた。

国道を走り、ファミレスで卒業アルバムを見て、
写真を撮り、私を送れば、
自宅には、予定していた時間に戻れないはずだったが、
「今、着いた。」という、彼からのメールは、
日付が変わる前だった。

どうしても、妻が戻る前に帰りたかったのだろう。

彼が去った後、その空気だけが残り、
私は久しぶりに、私を真に知る人に会い、
とても、落ち着いていた。

孤高の日々に、1000人の味方を得たような気がした。
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隠された死

2009-06-24 13:05:04 | Weblog


40才になれなかったAちゃんへ

ロッカールームの狭い隙間に、脚を折り曲げ、
雑誌を読んでいたあなたに、
「そんな所で何してるの?」と、笑いながら尋ねたら、
「休憩室は、人が多くて嫌だから。」と、あなたは答えましたね。

思えば、誰にでも優しくて、いい子だという評判が、
かえって、あなたを苦しめていたのだとしたら、
その時から、あなたの体は、蝕まれていたのかもしれません。

Aちゃん、トマトは食べなきゃダメだよ。

あなたが、カラオケでよく歌っていた、
少年隊の「デカメロン」。
その投げやりな歌い方は、とても面白かったけど、
それももう、聴く事はありません。

忘れられ人

検査入院したまま、戻って来なかったAちゃんが、
先日、がんで亡くなった。

ふくよかな顔は、どれほど痩せてしまっていただろう。
想像したくない。

「カワリニ、シネバイイノニ。」と思う人は、
他に、いくらでもいるのにね。

職場から彼女がいなくなって、2年近くもたてば、
みんなの記憶からも薄れ、
本当にいなくなったと、聞かされても、
予想されていた結末に、人々は淡々としている。
こうやって、人は忘れられていくのだと、改めて思う。

4月に異動したあの人の事も、データに残る名前で、
かろうじて、その存在を確認するだけで、顔も浮かばなくなった。
それさえも無かったら、まるで死人のようだ。

「負の思いやり」も無く

おしゃべりなMは、人から頼まれて、香典を集めているが、
親友さえも、葬儀に出る事を許されないほど、
巨大組織に、その死を隠そうとした家族の意向は、
ここで全く無視され、

彼女と親しくなかった人にまで、くまなく声をかけ、
自分のネットワークを駆使して、集金するMにとっては、
「彼女の死」も、「飲み会」も、同レベルなのかと思うと、
本当に、ウンザリする。

あげく、以前仲良くしていたMだからこそ、
「せめて、いつ持って行ったか教えて。」と頼んでいるのに、
「誰が、いつ行くのか、わからないし、
何を話したか知りたいなら、
○○ちゃん(親友)に聞いた方が…。」などと言う。

バカか、Mは!
事後報告でいいって事が、わからないのか?
私は、情報屋じゃないっ!
あなたと一緒にするな!

生きていく私

今は「アラフォー」と言って、青春は長い。
Aちゃんが生きられなかった分まで、
私はこれからも、図々しく生きていきます。

Aちゃん、お疲れさま。
さようなら。
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鼻血ブーッ!

2009-06-24 12:26:58 | Weblog


顔を洗っていたら、
鼻の穴に指を突っ込んでしまい、鼻血が出てきた。
外傷なので、サラサラ流れる血が、
白い洗面台に飛び散って恐い。

着替える途中だったので、上半身は裸。
コンタクトを洗う途中だった。

鼻をつまみながら、友人に電話し、
「あのれ~。ハラのアラに、指突っ込んれ、ハラ血が出ちゃったろぉ~。
どめる為の最適な方法なんらっけ~?」

最初友人は、「つまんじゃいけない。」などと、適当な事を言ったが、
意見が食い違った為、ネットで調べ直してくれて、
「ちり紙を詰めると、取る時に傷口が開くから良くない。
鼻をつまんで、下を向く。20分以上止まらなかったら、医者へ行く。」
と教えてくれた。

20分過ぎても、まだサラサラした血が出ていたので、
不安になり、近所の外科に電話した。

「すみましぇ~ん。ハラ血が出て、止まらないんれすがぁ。」
「鼻血はやってない。」
「外科らのにぃ~???」
「血が止まらなくなるような薬を飲んでない限り、つまんでれば止まるから。」
「そうれすか~。わかりばしたぁ~。」

「鼻血はやってない。」には笑えたが、
これじゃあ、救急車がタライ回しにされるはずだ。

でも言われた通り、しばらくすると、
私の血小板は、私の鼻血を止めてくれた。
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ワイン婚

2009-06-24 12:10:48 | 気になる


川島なお美は、もう少し早く結婚していれば良かったのに、と思う。
ドレスは綺麗で良いのだが、
さすがに48才にもなると、フケた感じ。
特に、ここ2、3年で、顔が変わったように思う。
昔が可愛いだけに残念。

鎧塚さんの創作ケーキは、飴細工のモチーフに、こだわり過ぎたか。
ブドウと愛犬はいいにしても、
天辺のジャングルみたいなのが、よくわからない。
あれじゃ、ただのオブジェだ。
もっと、ケーキっぽい華やかな感じの方が、素人目には楽しい。

お互いに、ケーキを食べさせ合った後、
川島さんが、鎧塚さんにキスしたのは、自然で良かった。

お金がかかっているにも関わらず、
落ち着いた披露宴だったと思う。

引き出物の「女優ミラー」欲しいっ!

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思い出を語る気力が無い

2009-06-11 14:11:42 | Weblog


Mと会う事になった。

でも、本当に会いたかったのは、
懐かしくて泣いたのは、
メールを止めて、1週間くらいだったか。

親しかったはずなのに、「なぜ教えない。」
そんな疑問が積み重なり、
私の中の彼のランクと、彼の中の私のランクに、
違いを感じてしまった。

あんなに、しゃべりたかった事も、
だんだん頭から離れてしまった。

私の要求に答えてくれないと、イライラする。
メールだから、なおさら悪い。

あの人も、そうだった。
私を拒絶した。

いつから、こんな女王様になってしまったのだろう。
私は、所有したいだけなのか。
いいなりになるような、優しい男は趣味じゃないのに。

会えるというのに、楽しくない。

新しい服を買った。
顔映りがいいように、明るい色のカットソー。
所要時間も調べた。
彼の車をみつける、駅前のロータリー。

私は、Mの前で笑えるのだろうか。

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今頃「ホームレス中学生」

2009-06-10 13:25:35 | 


図書館で予約していた本が、1年以上たって、
ようやく回ってきた。

とっくにドラマも見てしまったし、
今更読まなくていいかと思っていたが、
読みやすいので読んでいる。

ドラマが、忠実に描かれていた事がわかる。
田村はこれで、億万長者かっ!
いいなぁ~。

同じように自叙伝を書いても、売れるとは限らない。
田村の場合、ネタで話していたのが良かったのかなぁ。
シリアスでも重くなく、
ヒューマンなのが、良いのだろう。

エッセイとか、ドキュメンタリーって、
書けそうで書けない。
このぐらいの文章なら書ける、そう思っても、

他人の不幸を面白がりながら、何かを得ようとする―

こういう図々しい連中(私も含む)に、
ウケなければならないのだから。(笑)
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紀香がスッピンになりまして

2009-06-10 12:33:00 | ドラマ


NHKのドラマ「ツレがうつになりまして。」を見ている。
紀香が、ほとんどスッピンで、
しゃべり方も、他の出演ドラマと違い、
独特なキャラを演じているのが珍しい。

うつ病になったツレさんを見ていると、
他人事ではないと感じる。
何もかもうまくいかない、やる気が出ない、
同僚が、自分の悪口を言ってるのを聞いてしまう…。

抑揚のある高い声は聞きたくない、というのも同じだ。
私も最近、子供の声や、
オバさん達のオシャベリが耐えられない。

テンさん手作りのマトリョーシカは可愛い。

あの人が異動してから、2ケ月たった。
いない事には慣れたが、
原動力が無くなった影響が出始めた。

あの人に会えば、辛くてピリピリしていたが、
テンションは上がっていた。
今は、落ち着いていても、周りに対する恨みだけが残り、
ますます私は口を閉ざし、無表情でフケた気がする。

軽いうつだと思う。

でも私は、許すつもりなどない。
原因が除かれないうつなど、治るのだろうか。
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ハモンセラーノサンド

2009-06-10 12:10:02 | Weblog


フレッシュネスバーガーは、久しぶり。
今日から発売の、「ハモンセラーノサンド」を雑誌で見て、
美味しそうだったので、食べに行った。

クリームチーズと、生ハムにトマト、青菜、
かぼちゃを練り込んでいる、黄色いバンズ。

美しい!←「美味しい」の間違いじゃないよ。
一瞬、食べるのをためらうほど。

ここのハンバーガーって、みんなこうだっけ?
見た目は、ファストフードの域を超えている。

味は、1つ1つが独立している感じ。
クリームチーズのコク、
生ハムに、しょっ辛さを感じたかと思うと、
バンズに、甘みを感じる。

単品380円で高いが、
上品な味なので、価値あるかも。
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クリストを救えるか

2009-06-03 17:58:23 | 映画


ディカプリオの「ザ・ビーチ」って、こういう映画だったんだ。
ただの、ラブ・ロマンスだと思ってた。

私は、ああいう集団生活はできない。
ビーチは綺麗でも、不衛生じゃないの。(笑)
鮫に食われても治療できない所なんか、住みたくない。

でも、クリストみたいな、死にぞこないがいたら、どうする?
助けてあげるのは、優しい人だと思われたいから?
放っておくのは、みんなと違う事したくないから?

こういう事が、職場で起こったらどうなるか。
あの人、カッコいいとこ見せたがるかな。
黙って、遠巻きに気にしてるとか?
ああ、若くて可愛い子なら助けて、私だったら声もかけないでしょう。

私は、どうだろう。
ケガした人によるか。
嫌いなヤツだったら、放っておくかも。
今、助けたい人なんか、職場にいないよ。(笑)

楽園なんて無い。
楽園に住む資格のある人間なんて、いないんだよ。
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男の美容師 女の美容師

2009-06-03 12:53:53 | Weblog


3ケ月に一度、髪を切っている。
もっとマメに行きたいが、お金が無い。
上手い美容師をみつけるのは、本当に大変だ。

先日、指名していた美容師に、予約を入れようとしたら、
「妊娠して辞めました。」と言われた。
まだ、4回しか切ってもらってないのに、辞めちゃうなんて。
しかも店の人、いきなり個人情報、言い過ぎ。(笑)

テクニックがあるのは、もちろんだが、
私はいつも、女の美容師を探す。
それは、女同士だと、
「こうしてほしい。」というニュアンスが、伝わりやすいからだ。

それに比べて、男の美容師は、
私が希望を言うと、たいてい反発し、
自分のこだわりを、説明し始める。

自分好みの女に、仕立てあげようとする。

そんなのは、自分の好きな女に対して、やってくれ!(笑)

妊娠して辞めたMさんの代わりに、男の店長を指名した。
2人とも、雑誌に載るくらいの腕がある。

私が、「3cmくらい切りたい。」と言うと、
彼はまず、その数字にこだわった。
あげく、今までの経過を話していたら、
「Mよりは、上手く切れる。」と言い放った。(笑)

「下向いて。こっち向いて。」と頭を押され、
雑誌を読む事さえ許されなかったのは、小学生以来だ。(笑)

店長は、世間話もせず、
すごく丁寧に、私の髪をカットした。

ただ、「前髪を厚くして。」と言ったのにもかかわらず、
出来上がりの前髪は、透かれていた。

確かに、店長のカットは上手いのだが、
やっぱり、Mさんの方が斬新で、
オシャレな感じにしてくれていたように思う。

肝心の前髪が気に入らず、
自分で手を加えたら、よけいおかしくなった。
さて、今後どうしたものか…。

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