映画「LIFE!」を観た。
いきなり妄想が始まって、いきなり現実に戻るので、
シーンとすると、心臓が止まりそうになる。
この時の脳波を調べたら、すごい事になってたと思う。
主人公目線で、画面に入り込むと、
外国人キャストが、日本人に思えてくる。
自分が、その国に住んでいる気になると、
外国って、改めて野蛮だと思う。(笑)
ベタな笑いが、妙にウケる。
デカいブーツ型のグラスに入ったビールを飲みながら、
ヘロヘロになったオッサンが、
「これから、ヘリで、無線の部品を届けるから、おまえも乗っていけ。」とか言う。
「それで、操縦するんかい!」と、ツッコミ入れたくなる。
主人公は、もちろん断るのだが、
妄想の彼女が出てきて、
突然、アコースティックで歌い始め、彼を勇気づける。
この時に、彼女が歌っていた「トム少佐」っていう歌が、すごく良い!
でも、どういう歌だったかは、覚えていない。(笑)
妄想の彼女の歌のせいで、
ヘリに乗ってしまった主人公が、部品と共に海に落とされて、
サメに襲われるのも、ありえへん。
だが、アイスランドのロケーションは素晴らしく、
臨場感があって良い。
カメラマンを探しに、登る雪山で、
途中シェルパと別れ、1人進むのだが、
私はここで、劇的な孤独に、さいなまれた。
ああ、植村直己は、よく耐えられたな、と思った。
ガガーリンは、よく1人で宇宙に行ったな、と思った。
すっごく淋しい。
主人公は、へっちゃらで登って行ったけど。
彼に乗り移った私は、
とにかく、「ワッ!」と思う事の連続だった。
♪トム少佐♪のアレです。
あそこであの使われ方は意外でしたが、
結構ハマっていたと思います。
彼は、ビジュアル系なので、もっとキザで、カッコイイ内容を歌っているのかと思っていました。
妄想の彼女が歌うと、フォークソングのようだったけど、すごくインパクトありましたよね。